「この子らを世の光に」と人々に語りかけた糸賀一雄、池田太郎、田村一二によって創設された近江学園では、創設から現在に至るまで、地域の方々をはじめ、多くの方々に支えていただきながら、障害のある子どもたちが生活する場として支援を続けてきました。
この度、施設の老朽化や多様化する子どもたちの支援ニーズに対応するべく、新園舎が整備され、新しい近江学園としてスタートを切りました。
職員一同、これからも研鑽を重ね、支援技術の向上を図りながら、学園の子どもたちの生活だけでなく、障害のある子どもたちの地域生活がより豊かなものになるように、努めていく所存です。
今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
園長・髙橋勝守
近江学園は、昭和21年(1946年)11月、大津市南郷に障害者福祉の父・糸賀一雄氏らによって創設され、
昭和23年(1948年)4月の児童福祉法の施行に伴い県立の児童福祉施設となりました。
昭和46年(1971年)に石部町(現湖南市)に移転整備され、施設の老朽化により、学園の旧グラウンドに
新園舎が建設されました。
県立近江学園の建て替えにあたっては「障害のある子どもの地域生活の実現」を基本方針とし、
1. 一人ひとりの確かな成長を支える施設
2. 地域での育ちを支える施設
3. 県の障害児支援に関する中核拠点としての機能を担うべく、家庭的な環境を実現できるユニットが
整備されるとともに、児童一人ひとりの状況に合わせた個別対応を行いやすいよう全室を個室とする
など、必要な施設・設備整備を行いました。
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