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教育目標・カリキュラム

【教育目標】

  1. 人々の多様な価値観を認識し、専門職業人としての共感的態度を育成し、生命の尊厳と人間を尊重できる豊かな心を育成する。
  2. 看護の対象である人間を身体的・精神的・社会的に統合された存在として幅広く理解できる能力を養う。
  3. 人々の健康と生活について、自然・社会・文化的環境とのダイナミックな相互作用および心身相関等の観点から理解する能力を養う。
  4. 人間の健康上の課題に対応するため、科学的根拠に基づいた看護を実践できる基礎的能力を養う。
  5. 健康の保持増進、疾病予防、治療、リハビリテーション、終末期など、人々のあらゆる健康や生活の状態に応じた看護を実践できる基礎的能力を養う。
  6. 保健・医療・福祉における看護職の役割を認識し、チーム医療を実践し、他職種と協働する中で、調整できる基礎的能力を養う。
  7. 看護に携わる専門職をめざす者として、最新の知識・技術を常に追求し、自己研鑽する基礎的態度を養う。

カリキュラム

看護は人間を対象としているため、人間を全人的にとらえることができる能力と確実な看護技術の提供ができる能力を育成します。

カリキュラムは、基礎分野、専門基礎分野、専門分野に分かれており、専門分野では病院等に出かけていって行う臨地実習も実施します。

◇基礎分野◇

専門分野、専門基礎分野の基礎として位置づけ、幅広いものの見方、考え方、そして、看護職に必要な人間を全人的に理解するための知識を学習する。

◇専門基礎分野◇

看護学を学ぶ上で基礎となる人間の健康状態について学び、専門的に援助するために必要な保健・医療・福祉の関係機関の職種での連携・協働について学習する。

◇専門分野◇

1)基礎看護学

看護学の基盤となる概念『人間・健康・環境(社会)・看護』や看護倫理、歴史など看護に共通する概念や基礎的理論を学ぶ。それぞれの領域における看護の対象や目的をとらえ、対象の状況に応じた看護の方法を学ぶ。また、保健・医療・福祉チームの一員としての役割を理解し、看護実践の基本となる知識・技術・態度を学ぶ。

2)地域・在宅看護論

地域で暮らす人々の様々な健康状態に応じた健康支援の方法について学ぶ。また在宅で生活しながら療養する人とその家族を理解し、生活の場に応じた看護を実践する方法を学ぶ。地域包括ケアシステムにおいて多職種が連携・協働する意義と看護師の役割について学ぶ。

3)成人看護学

成人期にある対象の特徴を理解し、成人看護の特性や、看護の役割と機能を学び、疾病の予防、健康の回復・保持・増進あるいは、疾病・障害を有する人々に対する健康状態の経過に基づく看護の方法を学ぶ。

4)老年看護学

老年期にある対象の特徴を理解し、加齢性変化と健康の状態に応じた高齢者と家族への看護を学ぶ。

5)小児看護学

小児期にある対象の特徴を理解し、成長・発達段階および健康状態に応じた子どもと家族への看護を学ぶ。

6)母性看護学

母性看護の対象の特徴を理解し、母性各期の健康の保持・増進及び新生児の看護について学ぶ。

7)精神看護学

精神の健康の保持増進や心のバランスを崩している人・精神に障害をもつ人と家族への看護について学ぶ。

8)看護の統合と実践

看護をマネジメントできる基礎的能力を養い、組織における看護師の役割を理解する。既習の知識・技術、および態度を統合させ、対象の状況を判断し看護実践できる基礎的能力を養う。また、医療安全や災害時の看護について学ぶ。

お問い合わせ
滋賀県立看護専門学校 
電話番号:0749-63-4646
FAX番号:0749-64-0017
メールアドレス:[email protected]
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