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滋賀ぐらしインタビュー~地域の魅力編~

Case1 篠原 希(しのはら のぞむ) さん・大阪府→滋賀県甲賀市信楽町(Iターン)
Case2 アンドラス・リー さん・アメリカ シアトル→滋賀県彦根市(Iターン)

Case1 信楽の土に魅せられた篠原さん

__移住の経緯を教えてください

僕の決め手になったのは、ここ(信楽)にしかない土ですね。世界中で見ても信楽みたいな面白い土はないと確信を持っているので、その土を知り尽くすまではとてもじゃないけど離れられないというのが決め手になりました。
もともと、もの作りは小さい頃から好きでしたから、陶芸というものがどんなものか見ようと思って信楽に来たのがきっかけです。


 

僕からすると信楽は焼き物のメッカみたいな場所ですし、信楽という陶芸の町に僕は普通の気持ちで来ている。「移住する」のではなく「仕事をする」ために来て、その結果住むことになっている。不安も多かったですけど、逆に知らないことだけの世界というのはすごく面白かったです。

 


 

うちの奥さんは栄養の専門家でお料理もすごい上手にしてくれるんですけど、月に数回カフェを開いて、ここでご飯を食べていただき、陶芸の工房も見たい方は見ていただくイベントをやっています。


 


__滋賀ぐらしの中で感じた地域の魅力とは?

操業していた登り窯の風景を思い浮かべながら、あの辺りの土を掘って木を燃やしていたのかなとか感じながら制作できるのがすごく嬉しく、それが信楽で制作している意味そのものでもあります。


 

この場所は子どもと建てた秘密基地というのが最初の目的で、息子が窓枠をはめ、白い色は娘たち3人が一生懸命塗ってくれました。この本棚も処分するものをもらってきて、みんなで白く塗って作りました。

僕はずっとここに座りながら向こう側を見てコーヒーを飲んでいるんですけど、すぐそこの土手の土はこういう性質でとか、冬になったらこういう風に土が凍ってとか感じる感覚は、800年前や400年前の陶工も同じ体験をしていたと思うんです。それを感じながら作ることで、お客さんにもそうした思いが伝わっていくと思う。そのことが信楽で制作でき、暮らせることの一番大事なことだと思います。

 


 


__移住を考えている人へメッセージをお願いします!

信楽に住めて良かったことは、陶芸の世界ではもちろんたくさんあります。この寒さも自分にとっては何百年も昔の陶工がやっていた体験ができるため、とても大事な要素です。
自分がなりたいと思う仕事や自分がやりたいことをやっている方がおられたら、その人に聞いてごらんっていつも言うんですね。僕自身、「どうしたら陶芸家になれるのか」に答えはないですが、こういう方と出会ったから陶芸家になれたのかもしれないという話はできるので、人に聞いてみるのが一番いいです。信楽にはそういう方がたくさんおられるので、聞くということも信楽の面白さにしてもらえたらいいなと思います。


 

Case2 彦根の歴史に魅了されたアンドラス・リーさん

__移住の経緯を教えてください

私の名前はアンドラス・リーと申します。アメリカ人で、6年間日本に住んでいます。彦根の好きなところは地方ですが賑わっており、非常に便利な点です。また、彦根城や博物館にも気軽に行くことができます。


 

彦根はとても歴史深いところです。また、彦根は安全で大都市へのアクセスも便利で住みやすく、子どもを育てるにもとても良い場所です。

 


 


__滋賀ぐらしの中で感じた地域の魅力とは?

私が彦根に移住した理由はいくつかあります。一つは妻が彦根出身であったことですが、移住してから彦根の1600年代の素晴らしい歴史に魅せられました。彦根藩主の井伊家は徳川幕府からこの地を与えられ、彼らの子孫は今もなお彦根に住んでいます。


 

実際に私の息子は井伊家の子孫と同じクラスでした。その子は彦根藩の次の当主になります。
彦根の人々は今もなお彼らを誇りに思っており、井伊家の伝統はこの地で大変重要なものです。彦根は本当に興味深いところです。

 


 


__移住を考えている人へメッセージをお願いします!

彦根には素晴らしい自然の風景がたくさんあり、なかでも琵琶湖の周辺は特に美しいです。彦根城ではひこにゃんに会うこともできます。
彦根城の桜も素晴らしいです。この辺りは全て桜の木で、満開の時期は本当に美しいです。
滋賀県いいところ!おもしろい!楽しい!どうぞ!滋賀県にきてね!