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滋賀ぐらしインタビュー~Uターン編~

Case1 嶺山 真歩(みねやま まほ) さん・東京都→滋賀県近江八幡市(Uターン)
Case2 田中 雄真(たなか ゆうま) さん・兵庫県→滋賀県東近江市(Uターン)

Case1 都会への憧れが強かった嶺山さん

__Uターンすることになった経緯を教えてください

中学生の頃から「田舎出たいな」とずっと思っていて、高校生になっても「東京に住みたい」、「原宿だったらいっぱい遊べるのに」と言っていました。自分で自立もしたくて滋賀県を出ました。
最初の2年ぐらいは、関東の居酒屋さんで主にフロアスタッフとして働いていました。首都圏だとスーパーへ買い物に行ってもすごい人で、コロナの影響もすごくて生活していく維持費も大変だったので、両親に相談したところ、「戻ってきた方がいいんじゃないの」と言われて、昨年(2020年)の9月末ぐらいに戻ってきました。
今は「休暇村近江八幡」という宿泊施設でレストランスタッフとして働いています。


 


__滋賀に帰ってきて今はどんな暮らしをしていますか?

どこか行きたいなと思ったら、ちょっと車に乗って、音楽をかけて鼻歌交じりに走ればすごくリフレッシュできます。そのときに「滋賀県いいとこだな」って思います。
湖岸道路を走ると「気持ちいいな!」ってなります。


 

学生の頃は「遊ぶとことかない」と思っていたんですけど、今は目の前に沖島があり、観光地の八幡堀も滋賀県民ですけど結構行くんですね。「楽しいやん!」ってなります。
ご飯に行こうと思えば、市街に出たらいっぱいお店もあるので、「滋賀県いいやん!近江八幡いいやん!」と思います。楽しいですね。


 

休暇村近江八幡は、空気が澄んでいて余計な光に邪魔されないので、すごく星がきれいに見えます。
お気に入りはここから見る風景です。沖島も見えますし、やっぱり琵琶湖があるってすごいいいなって思います。
景色も四季折々だし、すごく面白いなって思いますね。


 


__Uターンしてみて改めて思うことは?

関東とか都会に出て戻ってくるとなると周りの目を気にしたり、このままでいいのかなって思ったりします。また、県外に出た手前、簡単に戻ってもいいのかなというのも私の場合はすごくありました。そういう風に考えている人もいると思います。
でも、自分が戻りたいと思ったタイミングで戻っていいんだよと。すごく落ち着くし、家族も安心してくれるし、周りの目とか気にせずに戻ってきて、ゆっくりして元気になったらいいかなと私は思います。戻ってきてよかったです!


 

Case2 家族ができてUターンを決めた田中さん

__Uターンすることになった経緯を教えてください

僕の場合は、結婚して子どもが出来たのが一つのきっかけでUターンを考えるようになりました。出身は東近江市で大学進学先を決めていくと県外になり、そのまま県外で就職しました。


 

就職して4年目ぐらいの時に子どもが生まれて、子育てを地元の東近江市でのんびりできたらいいなと思ったのが最初のきっかけですね。
以前は電機メーカーに勤めていたんですけど、同じ業種の仕事をするのか、違う仕事をするのか悩んだところはありました。でも、全く違うことにチャレンジしてみるのも面白いかなと思い、今は東近江市役所で公務員として勤めています。


 


__滋賀に帰ってきて今はどんな暮らしをしていますか?

毎日、非常に楽しく満足しています。県外でも出会いがありましたので、一度県外に出たことは、私にとって非常によかったのかなと思います。
妻も、今は私より東近江市に馴染んでいる感じで、ママさんバレーや永源寺の味噌作りに参加して楽しんでくれています。


 

私の地元、永源寺ですと、もみじが綺麗だったり、雪がよく降ったりします。子どもも季節が変わるごとに自然と触れ合い、のびのびと自然の中を駆け回りながら育っているので、そういう姿を見ていると戻ってきてよかったなと感じています。


 


__Uターンしてみて改めて思うことは?

帰って来たいけど、もやもやしてずっとそのままでいるよりも、戻って来られるタイミングやきっかけがあるのなら、チャレンジしてみるのも一つかなと思いました。
思い悩んだりすることもたくさんあると思いますが、何もしないと始まりません。まずはできるところから、例えば転職先に応募してみるとか、地元の市役所に行って調べてみるとか、動いてみるのが一つかなと思います。たまたま私は公務員の試験を受け、縁があり今の仕事をしていますが、市内にはたくさん企業もありますので、仕事に困ることはあまりないのかなとUターンを考えているときにも感じていました。