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滋賀に気づいた人INTERVIEW#40 木村加奈絵さん

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木村加奈絵さん

琵琶湖大橋病院 看護師
大阪府→滋賀県


 

私の“推し”は滋賀!
大好きなこの場所で
ずーっとずーっと生きていく!

暮らす場所を選ぶことは、生き方を選ぶこと。「ここで生きていきたい」と思う場所に、滋賀を選んだ人たちがいます。

今回ご紹介するのは、大阪府出身の木村さん。滋賀を愛するあまり移住したという、筋金入りの滋賀好き。木村さんをメロメロにする滋賀の魅力、看護師としての仕事への向き合い方、大好きなご家族のこと、溢れる滋賀への愛を伺いました。


 

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子どもたちの姿にキュン!
豊かな自然と人のぬくもりの中で
“滋賀の子ども”を育てたい

大津市にある琵琶湖大橋病院の看護師として働く木村さん。若い頃は大阪のレーシングチームに所属していたというほど、車やバイクが大好きだといいます。夫婦の共通の趣味でもあり、結婚するまでの3年間、休日のデートは決まって滋賀へのドライブやツーリングでした。

「自然の中を走っていると気持ちいいじゃないですか。大阪に住んでいると渋滞も多いし自然も少ないので、自然をゆったりと感じたくて滋賀に頻繁に来ていたんです。高島市に主人の実家の別荘があったので、休日になると二人でバイクで高島市まで行って、バーベキューをしたり自然の中で過ごしたりするのが習慣になっていました。『結婚したら絶対滋賀に住もうね!』って二人でずっと話していたんです」

ある休日、いつものように滋賀にドライブに来た木村さん。信号のない道を走っているときに、横断歩道を渡る子どもたちのために停止した時のことです。

「子どもたちに向かって手で『どうぞ』ってジェスチャーをしたら、子どもたちも同じように『どうぞどうぞ』ってしてくれて。また私も『どうぞどうぞ』って身振りをして、ちょっとお互いキャッキャってなって。横断歩道を渡ったあと、子どもたちが全員こちらに振り返って大きな声で『ありがとうございました!』ってお辞儀してくれたんです。もうその瞬間、キュン!ですよっ。滋賀の人にこのことを話すと、当たり前すぎるのか、「へー」と言われて終わってしまうんですが、外から来た人間にとって滋賀の子どもたちの礼儀正しさや思いやりは本当に驚くばかりです」

琵琶湖があって山があって自然いっぱいで、滋賀に来るたびに本当にほっとする気持ちになるこの場所で、自分の子どもを“滋賀の子ども”として育てたい、と強く思ったといいます。


 

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転職は、『琵琶湖大橋病院』一本勝負

結婚が決まり、滋賀移住計画が本格始動。「いよいよ滋賀に住める!」と、転職先を探します。

一般的に、転職をするときは転職サイトに登録したり希望するエリアにある職場をリサーチしたりした上で、条件に合ったいくつかの職場に見学や面接に行くもの。しかし、ただの滋賀好きとは一線を画す木村さんは、転職活動で溢れんばかりの滋賀愛を爆発させます。

「転職活動は、琵琶湖大橋病院一本でした。なぜかというと、琵琶湖から近いから。『琵琶湖大橋病院』って名前のとおり琵琶湖のすぐそばに病院があるんですよ。毎日琵琶湖の近くに行けるってすごいやんって。そもそも、名前に『琵琶湖』って入ってるのがもう最高やん!って(笑)」

給料形態や勤務条件を確認しないまま、一切の迷いなく面接に訪れた木村さん。そこで、直感が確信に変わります。

「スーツを着て面接に行ったので部外者であることはすぐにわかるはずなんですが、すれ違う人がみんな笑顔で『おはようございます!』『お疲れ様です!』って声をかけてくださって。私が好きな滋賀は、やっぱり人もすごくあったかい、私の居場所はここやなって確信しました。家に帰って病院のホームページを調べたら、『心ある医療』ってコンセプトが書かれていたので、ほらほらやっぱりね〜って(笑)面接では、『私ここで生涯永久就職するつもりです、他は一切考えてないんでよろしくお願いします!!』って言ったんですが、面接を担当した当時の看護部長には『あなたほどおかしな面接はなかった』といまだに言われます」

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大阪に住んでいた頃も、今と同じ急性期の病院で働いていた木村さん。当時も全力で仕事に向き合っていましたが、滋賀に移住をしたことで、仕事への考え方や向き合い方が大きく変わったそうです。

「今の職場では当たり前のように『地域密着』や『地域医療』を大切にしていますが、ここに来るまでそんな考え方は全くなかったんです。入院すると筋力が落ちる方もいるので、病気や怪我が治っても入院前と全く同じ生活に戻れるとは限らない。本来なら『この方は誰と住んでるんだっけ』『家に帰ったらどんな生活になるんだっけ』と退院後の生活まで考え、それに沿った入院生活を送ってもらうべきなのですが、大阪の病院では人口が多いぶん、患者様が入院してきて、治療して、退院したらまた次の方が入院してきて……。毎日が目まぐるしくて、患者様一人ひとりと深く関わることをどこかで諦めていたかもしれません」

患者様の退院後の生活まで、長期的な目線で看護をするという視点は、滋賀に来て得た新たな学びだったといいます。

「大阪にいた頃はだいぶツンケンしていました。若かったし忙しかったし、人が多くて街もせわしなくて、人とのつながりも深く持てていなかったように思います。滋賀に来て、職場の人も患者さんも近所の人も、今はもう会う人誰でもみんな仲間!みたいな感じ。周りがあったかくて丸いんで、私もだいぶ丸くなりました。これも滋賀のおかげです」


 

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木村さんご家族

朝、琵琶湖を見ながら飲む1杯のコーヒー
毎日新鮮に感じる幸せな時間

滋賀に住むときは、絶対に琵琶湖が見えるところに、と強く決めていた木村さん。現在の住まいは、リビングの窓から琵琶湖を眺めることができるそう。そんな木村さんの1日は、琵琶湖を眺めながら夫婦一緒にコーヒーを飲むことから始まります。

「朝起きて、カーテンを開けたらピカーン!と朝日が登ってくる。何年住んでもこの瞬間は感動するし、窓から琵琶湖を眺めていると『自分のいるべき場所に帰ってきた』と思えます。子どもたちより少し早く起きて、主人とリビングからの景色を見ながらコーヒーを飲んでエネルギーをチャージするのが日課。『飽きないよね〜』って夫婦で毎日言ってます。そして子どもたちが起きてきてバタバタとした日常が始まる。そんな毎日が幸せで愛おしいです」

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「子どもたちにも、私と同じように自然から元気を吸収してほしいから、休日はたとえ雨でも絶対に外に出るようにしています。今の子たちってゲームやテレビが身近すぎますよね。もちろん平日の夜は、うちの子どももそういうものに触れていますが、休日はスマホの電波もなにもない場所でできるだけ過ごします。だからかな、うちの子たちは外で遊ぶのが上手。何も遊ぶものがなくても、なにかしら見つけてきて工夫して遊んでいます。自然の中にいると虫にたくさん出会いますが、『うわっ虫だ!』ってなるんじゃなくて、『ごめんね、驚かせて』『ちょっとお邪魔するね』という感じで、自然のものに対する優しさも教えてないのに身についています。親戚の子どもたちと遊ばせると『田舎育ちって強いね』と言われますが、最高の褒め言葉ですよ」

家族と過ごす時間をとても大切にしている木村さんですが、結婚前から車やバイクであちこちを巡っていた木村さんにとって、一人の時間もとても大切。シフトで平日が休みになるとバイクに乗って琵琶湖をぐるっと一周。自然のパワーをしっかりもらってくるのだそうです。

「一人で家にいると、仕事のこと考えて『あのときミスしたな』とか『明日これをしないといけない』と色々考えてしまいますよね。そんなときこそバイクです!バイクに乗っているときは、滋賀が好きだな〜、家族好きだな〜、あぁ幸せだなぁ〜って、ポジティブなことをたくさん考えています。気分が前向きになったら、『明日はこう頑張ろう』とか『子どもにあんまり怒らないでおこう』とか考えも前向きになります」


 

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滋賀の空気が、きっとあなたを変えてくれる
直感を信じて進む、木村さんのこれから

移住して10年。木村さんの滋賀愛は、今なお増すばかりだといいます。
滋賀への移住を検討している人に言いたいことは?と聞いてみたところ、「まずは一回来てみて、ゆっくり過ごしてみて、この自然のパワーをもらってみて!大丈夫、全部上手くいくから!」という答えが返ってきました。

「地元の友達にもめちゃめちゃ滋賀を勧めているんですが、『田舎で住みにくそう』って言われてしまいます。それは多分、交通の便や、コンビニやスーパーが徒歩圏内にないといった現代的な不便さを指していて、それは確かにそう。でも滋賀には、都会の人の想像を超える、豊かで素晴らしいものがあります。自然のパワー、琵琶湖のパワー、人があったかくて、滋賀に通い詰めていた時ですら感じることのできなかった、住んでいるからこそ感じるこの余裕のある空気感が素晴らしいです」

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滋賀からパワーをもらい、いつも元気に過ごしている木村さんを見て、同僚からときどき『辛くなったりすることはないんですか』と聞かれることもあるそう。そのたびに、木村さんは、『ない!』と即答し、熱い滋賀愛をぶつけています。

「『外に出て滋賀の自然のパワーもらってきてみ!休みの日にゴロゴロしてるだけやったらいつまでも人生の充電はできへんよ!』って言うと、『え〜』って嫌な顔をされるんです。も〜、滋賀出身の人ってほんと贅沢!生まれ育った場所がこんなに素敵な場所ってこと、全然わかってないんです!(笑)」

移住後も変わらず、「こんなに気持ちが安らぐ場所はここしかない」と思える場所で、幸せを噛み締めている木村さん。「移住前の自分に『あなたの直感は何も間違っていないよ』って言いたいですね」と木村さんは語ります。

「これまでキリキリ仕事していた私が今は仕事に行くことにすら元気をもらえている。思い描いていた以上の理想の生活が叶っています。看護師としてしっかり働ける職場もあり、子育てと仕事のバランスを取りながら家族との時間も大切にできています。何より、大好きな琵琶湖があります!この生き方を選んで、本当に正解でした。私の”推し”は滋賀。大好きなこの場所で、大好きな家族とずーっと生きていきます!」


 

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