第24回全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く障スポ」の閉会式が27日、彦根市の平和堂HATOスタジアムで行われた。
フィールドには、都道府県・政令指定都市の計67選手団の選手や役員が色とりどりに整列した。
閉会式直前には、虹のアーチがスタジアムの空に架かった。
式典には高円宮妃久子さまが出席され開式。
大会会長の三日月知事は、挨拶で、「この大会で得られた出会いや交流、経験を糧・励みに共に生きる『健康しが』をつくっていく」と力を込め、「このあと、大会旗は青森県へと引き継がれる。皆さんの新しい物語の始まりです。青のきらめき青森障スポの成功を願い、また皆さんのこれからの挑戦に心からのエールをお送りする」と話し、最後に「みなさん、また会いましょう!」と締めくくった。
その後、大会旗が青森県の宮下知事に手渡された。
9月の会期前競技からはじまった『わたSHIGA輝く国スポ・障スポ』はこの日で終幕となった。
国スポでは、滋賀県選手団が男女総合優勝・女子総合優勝ともに1位となり、天皇杯・皇后杯を44年ぶりに獲得した。
障スポでは、個人競技で金87個、銀53個、銅33個を獲得し、団体競技でも銅メダルを1個獲得、過去最多のメダル獲得となった。
わたSHIGA輝く国スポ・障スポの主会場(開・閉会式と陸上競技の会場)となった施設。
昭和14年(1939年)に整備された滋賀県立彦根総合運動場が、彦根城をはじめとする歴史ある景観との調和にも配慮しながら、第1種陸上競技場を備えた施設に再整備したもの。
構造:鉄筋コンクリート造(一部S造)5階建
観客席数:約15,000人(うちメインスタンド約7,000人)