4月2日~8日は「発達障害啓発週間」です
滋賀県では、「滋賀県障害者差別のない共生社会づくり条例」を制定し、障害のある人もない人も誰もがその人らしさを認め合いながら共に生きる社会の実現を目指しています。
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しかし、障害に対する理解不足や偏見から、障害のある人に不適切な対応が行われるケースは少なくありません。障害の特性によっては、下のイラストのような行動をとることもあります。また、本人の意思とは関係なく突発的な体の動きや発声を繰り返すこともあります。
外見からはわかりにくい障害のために、誤解を受けたり生きづらさを感じている… そんな人があなたのそばにもいるかもしれません。
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一人ひとりが違うということを知り、違いを認め合うことがその人らしく生きられる社会へとつながります。
障害の有無にかかわらず、誰もが暮らしやすい社会を築いていきましょう。
発達障害には様々な特性があり、一人ひとりあらわれ方が違います。
そのひとつに、その場の雰囲気に合わない行動をとることがあります。例えば、講演会など大勢の人が集まって話を聞いている時に、突然、飛び跳ねたり、大声を出したりします。ただそれには、不安や緊張の高まりなど、本人なりの理由があり、そのような行動をとっているのだと知っていただきたいです。
また、抽象的なことが苦手です。「ちょっと待って」ではなく、「5分待って」など具体的に伝えたり、予定は口頭ではなく、紙に書いて伝えたりするなど、一人ひとりに合わせた少しの配慮でお互いにストレスなく物事がスムーズに進みます。
発達障害の人が自分の特性を知り「自分自身で配慮することができるようになる」ことも大切だと考えていますが、苦手なことは誰にでもあります。その苦手な部分をほかの誰かに補ってもらって生きているはずです。障害のあるなしにかかわらず、できないことは「助けてください」と言える社会であってほしいと願っています。
みんなとうまくいかないなど悩んでいる人は、適切な助言をもらって情報を整理できるようになることで周囲との関係がうまくいく、その人の持っている強みを発揮しやすくなることもあります。まずは身近な相談窓口で相談されてはいかがでしょう。
外見ではわからない困難を抱えた方(内部障害、人工関節、妊娠初期、知的障害、発達障害など)が、援助を得られやすくするためのマークです。困っているようであれば声をかける、席をゆずるなど、思いやりのある行動をお願いいたします。