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令和5年12月26日県政経営会議の概要

  1. 開催日時:令和5年12月226日(火曜日)8時45分~9時28分
  2. 開催場所:WEB開催(各執務室)
  3. 出席者:知事・江島副知事・大杉副知事・知事公室長・総合企画部長・総務部長・文化スポーツ部長・琵琶湖環境部長・健康医療福祉部長・商工観光労働部長・農政水産部長・土木交通部長・会計管理者・防災危機管理監・東京本部長・企業庁長・病院事業庁長・議会事務局長・監査委員事務局長・警察本部長・教育長
  4. 議事概要:下記のとおり

協議事項

1.滋賀県地域防災計画の修正について

<山下防災危機管理監>

 ・資料に基づき説明

<質疑・意見等>

(大杉副知事)

 いずれの修正項目も重要だが、(3)が非常に大事。意思疎通に係る政策を推進するのであれば、体制や仕組みの整備を推進するというのみに留まらず、何をするのかもう少し整理した方がよい。

(山下防災危機管理監)

 個々の計画で具体的にしてまいりたい。例えば、防災分野では、情報発信の観点で防災情報システムの再構築を検討中だが、障害者の方でも利用しやすく情報を取得しやすい仕組みづくりを念頭に置いて取り組みたいと考えている。個々の施策でも十分考慮いただきたい。改めて調整させていただきたい。

(知事)

 現時点の案に賛同し、次の手続きに進めることは了。

1.修正項目(1)~(3)は、いずれも個人にどう寄り添うのかという修正項目。地域防災計画に記載すると同時に、分野別計画への落とし込みや市町、関係団体との連携も重要。3月の防災会議の際には、具体的に何をするのか、どう変わるのか共有できるとよい。

2.修正項目(4)で災害時応援協定の追加について触れられているが、これまでに結んだ協定についても今日的な見直しが必要ではないか。

(山下防災危機管理監)

1.防災会議の際にどういった取組をすべきか具体的なイメージを各機関、市町に示したい。

2.現在200超の応援協定があり、早いものはH8年度に締結し、修正・改定を行っていないものもある。協定先企業との連絡体制や手段など、改めて確認したい。一部形骸化している協定もあるので今年度中をめどにチェックしたい。

 

2.“滋賀県職員の志(パーパス)” について

<東総務部長>

 ・資料に基づき説明

<質疑・意見等>

(中田会計管理者)

 P10 県民共感度調査で、性別を設問項目にしている事情を伺いたい。庁内アンケートでも特に性別は問われなかったが、必要性があるのか。

(東総務部長)

 属性を考慮する必要性は乏しいので、性別は削除する方向で対応したい。

(福永教育長)

 P8 滋賀県は琵琶湖だけではないという意見をどうくみ取っていくか気になっている。琵琶湖以外もあるというフレーズも入れられるとよいのではないか。

(東総務部長)

 同様の意見が多数寄せられているが、シンプルさも大事であり悩ましい。「琵琶湖と生きる」などのフレーズには、森・川・里・湖のつながりもあり、琵琶湖とともに培われてきた文化などの要素も含めてとらえられる。フレーズの中の思いを志と併せて示していくこともひとつの手法と考えている。

(松田知事公室長)

 パーパスはどういうフレーズに決まるかも大事だが、自分たちのものとして考えるプロセスが最も大事。これがよいと選び、投票まで行ったものに修正が入ることに違和感がある。

 また県民にアンケートをとると、わかりやすいか、かっこいいかという違う要素が入ってきて、少しぶれないのか気になる。自分たちでつくったものだと思えるようにするために工夫が必要かと思う。

(浅見総合企画部長)

 これまでの検討を重ね、アンケートもしてきたことを大事にしたい。候補案2,5,4に絞って検討することを提案したい。琵琶湖以外をどう表現するかは少し考えながら、大きな修正にならないよう反映できるとよいと考えている。

(東総務部長)

 検討の過程に多くの職員が関わり、考える時間を持ったところが非常に良かったとの意見も寄せられている。これまで積み上げてきたものをベースに、県民の反応も見ながら最終的には県政経営会議の場で決めたいと考えている。

(大杉副知事)

 修正案はバランスが取れている一方リズムが失われており難しい。引き続きプロセスを大事に議論したい。

(江島副知事)

 8月のサマーセミナーから議論が始まり、10月の経営会議、アンケートと丁寧に進めてきた。意見を参考にしながら最終的には知事が決定することとなる。来年の組織目標に落とし込み、個人目標にも落とし込めれば浸透が図れると思うので検討を。

(知事)

 今年の年初に問題提起して以降、よいプロセスを経て今日に至っている。関わった職員、調査にご協力いただいた方の取組に感謝。

 候補案2,5,4を中心に県民共感度調査にかけることに異論はない。琵琶湖周辺に住んでいない方の共感が得られるのかどうかという点も調査結果を見たい。約20万人のLINE会員の中には滋賀県に住んでいない人も含まれるとのことだが、広い意味での県民からどういう反応が出てくるのか楽しみにしている。多くの方にご参加いただけるよう、ナッジの考え方を活かした仕組みがあってもよいのではないか。自由記述や今後の取扱い方の中にもパーパスを活かしていく知恵があると思う。今後のプロセスも大事にしたい。

 基本構想の基本理念との整合性も考えながら取りまとめて、発信し、具体的な取組に活かしていきたい。

(福永教育長)

 先ほどの自身の発言について補足したい。琵琶湖と生きるというのは、滋賀県のすべての子どもが小学校5年生でフローティングスクールで琵琶湖について学ぶことや、山に住んでいる子どもたちも琵琶湖の大切さを感じて自分の住む地域の水や森について考えることとつながっていると思う。そういう思いを理解していただけるように調査ができるとよい。案のフレーズに言葉を加えるなどして変えてほしいという意図ではない。言葉の並びがすごくよいので、リズム感を失わせない方がよい。

(知事)

 候補案の説明書きに加えるなどすれば、多くの方の理解を得られるのかと思う。

(浅見総合企画部長)

 候補案に込めた思いも一緒に示しながら調査するようにしたい。

 

その他

(林商工観光労働部長)

 ご承知のとおりダイハツ工業(株)の問題の影響が非常に広範に及ぼうとしている。急遽明日、総合経済・雇用対策本部を開催するのでご参集をお願いする。

(江島副知事)

 現在、予算編成に向けて様々な調整に取り組んでおり、年明けには会派にもオープンにしていく。国の予算112兆円が決定。内容を十分確認の上、修正や追加、削除が必要な場合は、財政課と相談を。国の予算を念頭に置いて説明できるように十分に内容を理解しておいてほしい。

(知事)

 予算をいよいよとりまとめ、年明け以降に会派に説明し、最終局面を迎える。国の状況を見て修正すべきは修正して取りまとめたい。存念や悩みのある部局長は早めにご相談いただきたい。

 琵琶湖の水位はマイナス75cmを下回りそうな状況。土木交通部長とも相談し、すぐには渇水対策本部を設置せずに、年末年始の状況を見た上で1/4に改めて判断することとした。

 新型コロナの対策の振り返りを本日公表する。多くの部局で多大な労力をかけていただいた。多くの皆さんのこれからの暮らしに活かしていきたい。

 総合経済・雇用対策本部に向けて、各部局で影響を広めに調べておいてほしい。例えばバイオマスや作業所での関連受注のストップなど、本県に広範で甚大な影響が及ぶ可能性がある。軽挙妄動は慎みつつも、備えを万全にしたい。

 

お問い合わせ
滋賀県総合企画部企画調整課
電話番号:077-528-3311
FAX番号:077-528-4830
メールアドレス:[email protected]
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