住み慣れた地域社会でいきいきと生活できるユニバーサルデザイン社会を実現させるためには、必要な情報がいつでも、どこでも、簡単に手に入るとともに、だれでもサービスを利用できることが大切です。特に、日常生活に密着した行政情報については、だれにでもわかりやすい表現や方法により提供されることが望まれます。
これまでの主な取組
(1)障害当事者による県内施設のバリアフリー調査を実施し、調査結果をとりまとめたホームページを開設(R2)
[実績]調査施設数:公共交通機関122駅、宿泊施設70施設
(2)手話通訳者、要約筆記者、盲ろう者向け通訳・介助員派遣
[実績]派遣回数:H28 10,928回、H29 8,406回、H30 8,542回、R1 8,810回、R2 6,290回、R3 7,540回
(3)点字版・音声版発行など、県広報のユニバーサルデザイン化
[実績]滋賀プラスワン※1回の発行部数。年6回発行、音声版広報誌発行部数: R1 271部、R2 268部、R3 264部、点字版広報誌発行部数:R1 165部、R2 163部、R3 155部
[実績]滋賀県議会だより※1回の発行部数。年5回発行、音声版発行部数:R1 235部、R2 233部、R3 227部、点字版発行部数:R1 159部、R2 157部、R3 153部
現状と課題
質の高い県民サービスを行う県庁の確立を目指し、引き続き県庁を挙げて率先行動に取り組むことが求められています。
民間においても、ユニバーサルデザインに対する理解を深め、すべての人の利用に配慮したサービス提供を行うことが求められています。
身近な地域の文化施設・スポーツ施設等においてだれもが一緒に参加するためのサービスの充実を図ることが必要です。
目指す方向
利用者の特性や違いに対応したコミュニケーション手段を取り、また、他の部署や機関と連携しながら、多様できめ細かなサービスの提供に努めます。
行政、事業者側における積極的な情報公開、情報提供を進めます。
だれもが等しく文化芸術やスポーツ等に親しめるよう、環境の整備等に取り組みます。
イベントや会議等のユニバーサルデザイン化を図ることで当事者参画を推進します。
現状と課題
障害特性や言語に配慮した手段での提供がされないことにより、社会制度や行政に関する情報などの取得がしにくい状況があります。
高齢者や障害者、外国人など様々な利用者にとって、必要な情報をわかる形で提供することが必要です。
目指す方向
情報保障の確保のため、情報発信や申請手続き等について、よりわかりやすく、だれもが利用できるよう、アクセシビリティ(利用しやすさ)を高めます。
利用者から求められている情報の把握に努め、ニーズに合った情報を、正確に、わかりやすく、様々な媒体を活用して提供するよう努めます。
公共空間における表示等について、よりわかりやすく、だれにとってもやさしいデザインの導入を進めます。
ICTを活用した情報発信を進めるなど、様々な利用者が迅速かつ的確に情報を得られる環境整備を進めます。
非常災害時に、高齢者や障害者、外国人など、だれもが的確に行動し、安全を確保できるように配慮した防災情報の提供、防災訓練の実施や参加の促進をはじめとした防災体制の整備に努めます。