琵琶湖は、近畿1450万人の貴重な水源であり、この琵琶湖の水を、滋賀県の森林が生み出しています。しかし近年、様々な社会経済情勢やライフスタイルの変化によって、所有者や境界が不明な森林が増加し、手入れの行き届かない森林がみられるようになりました。
滋賀県では、「琵琶湖森林づくりパートナー協定」をはじめとして、森林空間利用や木材利用など、ニーズに合わせた様々な森林との関わり方をご提案し、企業とともに滋賀県の森林づくりを進めてきたところです。
そうした中で、「何か森林に関わることがしたいが、イメージが湧かない。何から始めたら良いか分からない。」「他の企業がどんな取組をしているのか知りたい。」という声をいただき、滋賀県の森林に関心を持っていただいている企業(※1)同士の情報交換やつながりづくりのきっかけとなるような場の必要性を感じました。
また、8月27日の「世界湖沼の日」制定を契機として、琵琶湖を育む水源である森林・「やま」(※2)と多様な主体との関わりを、より密接にし森林を保全・活用する取組を加速していく必要があると考えます。
そこでこのたび、滋賀県の「やま」に関心をもっていただいているより多くの方に、「やま」との関わりを通じた気づきを得ていただくとともに、多様な企業の交流によって始まる新たなつながりを契機として、みなさんとの協働による森林づくりを一層推進するため、「琵琶湖企業の森コンソーシアム」を発足しました。
どんな形でも森林、「やま」に関わることが、森・川・里・湖・海をめぐる循環の一助となります。みなさまのご参画をお待ちしています。
(※1)「企業」とは、あらゆる法人を含みます(学校法人、公益財団法人、社会福祉法人等。)。
(※2)「やま」…広く「森林・林業・農山村」を一体的に捉えて「やま」と呼びます。滋賀県では、森林の適正管理、林業の成長産業化、農山村の活性化を一体的に進める「やまの健康」推進プロジェクトを推進しています。
この取組の趣旨に賛同し、滋賀県の「森づくり」に参画していただける企業や、「やま」側の団体等の皆さまを募集します。
ご参画いただける場合は、「琵琶湖森林づくり宣言書」および誓約書にご記入いただき、下記問合せ先へ郵送またはメールで提出してください。