林業振興係では管内(大津市、栗東市、野洲市、守山市、草津市)において、各市や森林組合の方々と連携を図りながら、地域の森林整備や、林業の振興、木材の利用に関する業務等を実施しています。以下に取り組み事例の一部をご紹介させていただきます。
滋賀県では60年生以上のスギやヒノキの人工林が増加し、木材として本格的な利用期を迎えつつあります。これらの資源を有効に活用しつつ森林を健全な状態に保つために、主伐とその後の再造林の取り組みを進めています。
主伐・再造林(伐採)↑
立ち木が伐採され、作業用道路沿いに丸太が並べられています。丸太は作業用道路から運び出し、その後林地に苗木を植栽します。
主伐・再造林(植栽、獣害防護柵設置)↑
伐採後の林地には苗木が植栽されています。奥にフェンスのように見えるのは獣害防護柵で、苗木をシカの食害から守ります。
造林地に植栽した苗木はニホンジカの好物です。植栽した樹木を守るためには獣害防護柵を設置し適切に管理することが大切です。森林所有者や森林組合と連携して研修を行ったりしながら、獣害防護柵の点検管理や補修を推進しています。
獣害防護柵研修↑
森林所有者の方々に対し獣害防護柵の点検管理の方法を研修しています。点検管理をすることで中に植栽した苗木を獣害から確実に守ります。
箱罠の設置↑
苗木を植栽した周辺にはニホンジカが多く生息しています。市の担当者の方や、猟友会の方に協力いただき、植栽地の周辺に箱罠を設置しました。
滋賀県で生産された「びわ湖材」の利用推進に取り組んでいます。保育園やこども園等にびわ湖材を用いた木製品(棚や遊具など)を導入したり、公共性の高い施設で構造材や内装材にびわ湖材を利用することを支援しています。
木製の遊具↑
保育園やこども園などが、びわ湖材を利用した木製の遊具を導入されるのを支援しました。子供たちも木製遊具を気に入ってくれているようです。
木製の耐力壁↑
公共の施設でびわ湖材を利用されています。木材を利用することにより、一層温かい雰囲気になっているようです。