このページでは、リーフレット等を紹介しています。ダウンロードして研修等にご活用ください。
このリーフレットは、「子どもとのつながり」「子ども間・教職員間のつながり」「居心地のよい環境づくり」の三つの共通テーマに基づいて、学校園所における様々な場面から、自身の教育活動を振り返ることができるようにしました。チェック項目に関する補足説明や指導上の留意点、そして関係性を築く上で注意すべき言動について触れています。これにより、教職員は自身の言動を深く振り返り、より良い教育環境を作るための具体的なアクションを考えることができます。また、教職員間の交流と意見交換を促進するためのワークとしても活用できるため、現場での教育活動に関する不安や悩みを共有し、解決策を見出すことが期待できます。さらに、詳細なA4版チェックシートが二次元コードでダウンロードができますので、教職員研修にご活用ください。
令和5年4月に「こども基本法」が施行され、子どもの権利擁護や意見を表明する機会の確保等が法律上位置付けられました。子どもたちは自分たちの声を聴き入れられ、意見が尊重されることで、「自分が大切にされている」や「自分にはできることがある」、「自分は頼りにされている」と繰り返し感じ、その繰り返しが自尊感情の育成につながっていきます。また、いろいろな意見を出し合うことから、「自分とは違う考え方を持った人」の存在に気づき、その違いを認め合うことや、協働していくことの大切さを実感すること、学級、学校・園への所属感を高めることにもつながります。
行動の背景や要因について周りの人に理解されることなく、しんどい思いや生きづらさを抱えた子どもがいます。子どもが学校で見せる姿だけではなく、学校外や家庭などの生活背景に目を向けると、子どものしんどい思いや生きづらさに気づき、保護者も含めて見方が変わり、より適切な声かけや支援につながるのではないでしょうか。子どもがなぜそういう状況なのか想像力をはたらかせ、子どもの背景について考えることは、子どもの人権を保障することにつながります。