サイバー空間の利活用の急速な拡大に伴い、サイバー空間の脅威はますます深刻化しており、各事業者・団体が有する個人情報に加え、機密情報や先端技術情報が窃取される危険性が増大しています。
日々変化するサイバー空間の情勢において、サイバーセキュリティ対策は「一人」では難しくなっています。
効果的なセキュリティ対策を行うためには、脅威情報やセキュリティ対策情報を活用することが重要です。
そこで、滋賀県警察では、令和4年度から、県内の多くの人や会社、団体、教育・学術機関、行政機関と連携(コネクト)を強化し、情報発信、情報共有を一層推進していきます。
消費者保護及び経済安全保障の観点から県民の皆様に対して速やかな情報発信を行うとともに、関係機関・団体等と連携した情報共有ネットワークを構築し、滋賀県全体のサイバーセキュリティを強化していくことで、サイバー空間の脅威に立ち向います。
ウェブサイトやSNSを利用して、消費者や一般のインターネット利用者向けの「サイバーセキュリティ情報SHIG@」により、犯行手口や被害防止対策等を情報発信します。
様々な広報媒体を活用した効果的な広報啓発活動を展開します。
学校における児童・生徒・保護者・教職員を対象とした参加体験型「サイバーセキュリティ教室」を実施します。
児童・生徒・保護者向けの教育・広報啓発用コンテンツを充実化させていきます。
サイバー攻撃の対象となりやすい事業者や学術研究機関等とのネットワーク「サイバーコネクトSHIG@」を構築し情報共有の促進します。
〈主な活動内容〉
・サイバーセキュリティ情報や経済安全保障関連情報のメール一斉配信
・ネットワーク登録事業者からの被害関連情報の受理及び情報共有
・参加体験型サイバーセキュリティセミナーの実施
・重要インフラ事業者等から構成される滋賀県サイバーテロ対策協議会との連携
教育研究機関との連携による人材育成と技術協力による捜査手法・解析技術等の高度化を推進します。
通信事業者等との連携による脅威情報等に関する情報収集を強化します。
関係行政機関相互のホットライン構築によって、さらに連携を強化します。