県では、児童虐待をはじめ、子育て、いじめ、不登校、友達関係、家族間の問題などの悩みを持っている子どもや保護者が相談できる電話相談窓口「こころんだいやる」を開設しています。平成30年度の相談状況の概要を滋賀県のホームページに公表しましたので、ご案内します。
(http://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kosodatekyouiku/kosodate/15586.html)
なお、平成30年度の相談状況の要旨を下記に記します。
◆子ども・子育て応援センター(愛称こころんだいやる)の案内
電話番号:077-524-2030 および 0120-0-78310 (なやみいおう)
開設時間:毎日午前9時から午後9時まで(12/29~1/3を除く)
【平成30年度の相談状況要旨】
○相談件数は、4,495件(H29年度 3,745件)と、前年度に比べ、750件増(20%増)となりました。(表1)
○相談の内訳は次のとおりです。
(1)相談者の内訳(表2)
相談者別に見ると、「母親」からの相談が3,217件(71.6%)と最も多く、次いで、「本人」からの相談が921件(20.5%)で、「本人」と「母親」を合計すると、4,138件と全体の92%を占めています。
(2)相談の対象者別(表3)
相談対象者を男女別で見ると、男性が1,744件(38.7%)、女性が2,476件(55.0%)となっています。相談対象者で最も多いのは、男が「幼・保園児」で、609件(34.9%)、女が「その他」(「その他」には、専門・大学生および在宅、就労青年を含む。)で、1,568件(63.3%)となっています。
(3)相談内容別(表4)
相談内容で最も多いのは「親自身の問題」に関する相談で、2,041件あり、全体の45.4%(H29年度42.6%)を占めています。次いで、「性格・行動」に関する相談で1,207件、全体の26.8%(H28年度27.8%)となっています。
(4)「児童虐待」と「いじめ」に関する相談(表5)
「児童虐待」に関する相談は102件、「いじめ」に関する相談は152件となっています。「いじめ」については、「小学生高学年」が57件(37.5%)と最も多く、次いで、「中学生」が28件(18.4%)、「小学生低学年」が26件(17.1%)の順となっています。
(5)専門的な機関への紹介件数(表6)
相談者に専門的な機関を紹介したケースは389件で、相談件数全体の約8.6%を占めています。主な紹介先は、市町家庭児童相談室、子ども家庭相談センター、精神保健福祉センターなどです。