<大岡健康医療福祉部長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(林商工観光労働部長)
今回挙げられた計画の計画期間は、令和6年から令和11年か。
(大岡健康医療福祉部長)
令和11年までの6年間の計画でそれぞれ進めていく予定をしている。
(福永教育長)
3ページの二次保健医療圏のあり方について、甲賀・湖北・湖西に関しては、厚生労働省の見直しの基準である3つの基準にすべてあてはまっているのか。
(大岡健康医療福祉部長)
それぞれすべての基準にあてはまっている。
(大杉副知事)
基本理念など共通のものとしてわかりやすく整理いただいている。今議論されている長浜の病院の件なども、この計画に基づいてどのような方向性が理想的なのかということを紐づけながら議論していただければと思う。子どもについても、方向性にもう少し紐づけながら議論していただければと思う。
(大岡健康医療福祉部長)
それぞれの点について、十分踏まえて盛り込んでいきたい。
(江島副知事)
11計画のうち法定義務の計画が多いが、個別に作らないといけないのか。まとめて策定するなどの議論は国でもなかったか。
(大岡健康医療福祉部長)
まとめさせていただいた方向性を皆さんにお示しした方がわかりやすいということで我々も考えていたが、基本的にはそれぞれの計画を策定するというのが国の方針であり、それを集約するというような情報は無いので、保健医療計画を中心として、それに紐づける形での体系としてお示しさせていただいた。
(江島副知事)
政府の骨太の方針第4章の4に「国と地方の新たな役割分担等」という項目があり、各省庁は計画以外の形式を検討する、また、既存計画については、統廃合や事務負担の軽減を行うとともに、という表現がある。健康医療福祉部だけではなく全庁的な話なので総務部の方かもしれないが、事務の軽減の観点から、例えば、政策提案や知事会からの要望に加えるなど、そういった検討もしていただければと思う。
(知事)
今回の策定からまとめて3つの計画にしてはどうか。
(大岡健康医療福祉部長)
一度組み立ても含めて考えてみたい。
(知事)
全体を束ねて統一感を持って示すというのはわかりやすく、子どもについては育みやすい社会ということでメニューを出そうとしているところもよかったと思う。
保健医療計画で二次保健医療圏のあり方など、特に顕在化しているのは湖北の病院再編であるが、しっかりと記載して実行できるように。
がん対策のところは、検診受診率の向上が大事になると思うので、向上させるために誰が何をどのようにするのかということを記載していくことにしよう。
健康づくりについては、先般も湖南省に行って、これから快楽老人ということで、多くの方がツアーも兼ねて来られる。せっかくの機会なので、食・文化など滋賀県がつくる健康づくりを他県にはないようなことも含めて書いていってはどうか。
歯科口腔保健については、検診が重要。小中学校までは歯の検診があるが、高校、大学、社会人になったときに歯の検診がなくなることに対する手当を滋賀県らしく独自に入れてみてはどうか。
子どもについては、最後もう少し何か踏み込んで打ち出しができればと思う。
<森本琵琶湖環境部長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(大杉副知事)
自然保育について、表の中では自然を活用した幼児教育・保育と丁寧に書いているので、本文の方も少し詳しく書いてはどうか。
(森本琵琶湖環境部長)
対応させていただく。
(知事)
今回、この計画の中にグリーン・リスキリングも入れていくのか。
(森本琵琶湖環境部長)
計画の文言上は記載のとおりで、具体的には、もりづくりアカデミーをメインにして、グリーン・リスキリングに取り組む企業を支援できるプログラムなどを組んで支援していきたいと考えている。
(知事)
今度、グリーン・リスキリングの全国シンポジウムに滋賀県知事として参加する。森林づくりでもやるし、ものづくりでもやるし、社会課題克服についてもやるし、という広い意味でのグリーン・リスキリングの捉え直しというのは、意欲的に取り組もうとしていることも含めていいことだと思う。
ぜひこの具体の内容をご理解いただいて、進めていけるように。
<中村警察本部長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(江島副知事)
コロナの影響で令和2年から令和4年は人の流れが少なかったかもしれないが、全体の交通量に比較して令和5年はどうか。
(中村警察本部長)
コロナの影響で人流が少なかったというのは全国的にも交通事故の減少に寄与していると思う。そういった意味では、人流が戻ってきており、今年は事故が増えてしまうところもあるが、総じて交通事故については車の性能や道路が良くなっていることも含めて、だんだんと減少している傾向にはある。そこにここ数年、コロナの影響で通常の傾向以上に減ったというところがあり、元々の減少傾向を考えると、今年は、令和元年の発生状況まで戻るということは多分ないだろうとの思いではある。交通量については、今手元にデータはないが、まだ戻りきってはいなかったと思う。
(江島副知事)
増える可能性もあるので、今後、周知啓発、取り締まり、特に自転車が増えているのは気になるので、よろしくお願いしたい。
(林商工観光労働部長)
びわ湖大花火大会が予定通り開催される予定。全部局に協力いただいており、事故の無いようにお願いしたい。
(知事)
びわ湖大花火大会については、事故のないよう無事に完遂できるように、みんなで協力して取り組んでいこう。久しぶりの開催でいろいろとわかることもあると思うので、次年度以降の対応等に活かしていきたいと思う。
共有事項で報告いただいたが、交通事故の発生を減らしていくというのは私が県民の皆さんと約束した大変重要な政策テーマでもあるので、年齢、状況、時期、時間、場所に応じた注意喚起を含めたソフト、交通標識、取り締まりを含めたハードの両面の対策を全部局で取り組んでいこう。
とりわけ、公用車で移動する際の後部座席のシートベルトなど、今一度徹底して事故の無いように努めていきたいと思う。
その他、3点申し上げる。
1. 記者会見でも申し上げたが、先般中国出張してきた。明後日からは米国出張させていただく。秋からベトナム、江島副知事が欧州のハンガリー、オーストリアへの出張を予定していただいており、9月にはミシガン州知事が、11月には湖南省の幹部が来県される予定もある。それらの行事を準備すると同時に、国際課だけでなく4つの観点でどのような関わりができるのかを考えてほしい。
一つ目は、琵琶湖。琵琶湖で繋がっており、さらにどういった発展ができるのか。
二つ目は、市町。例えば姉妹提携をどうしているのか、さらに広げられるのか広げられないのか。
三つめは、企業。多くの企業が関係を持たれており、進出や取引をされていたりという関係の中でさらにできることがないのか。
四つ目は、次世代。次の世代にこの交流を引き継いでいくためにどういうことできるのか。さらに広げられることがないのか考えていきたい。
2.生成AIについて、積極的に活用していく。活用方針バージョン1は既に出て、県庁内でも試行が始まっているが、一部容量がパンクして、8月は使えないことになっている。これは早急に業者とも協議をして、8月中に使えるように再開を検討してほしい。全体として活用はポジティブなので、ぜひ、それぞれの部局で、もちろん注意事項をやらないことは当然であるが、どのような活用の方法があるのかを模索、検討していきたい。
3. 県の附属機関における女性の登用状況の4月1日現在の内容が出た。多くの機関で女性委員の割合が増加しているが、今なお30%未満の附属機関がある。
国民保護協議会、都市計画審議会、銃砲刀剣類登録審査委員、メディカルコントロール協議会、交通安全対策会議、総合企画部建設工事等総合評価審査委員会、琵琶湖環境部建設工事等総合評価審査委員会、水防協議会。
関係する部局は、早急に40%以上にするためにどのような対策を講じるのか。それができないとするならばどのような課題があるのかを今月中に報告し、どうすれば改善できるのか一緒に考えていきたいと思うので、よろしくお願いする。