<前川総合企画部次長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(中田会計管理者)
会計管理局では業務見直しの一つの柱として、電子契約やキャッシュレス化、収入証紙の廃止、また庁内全体の会計事務の見直しに取り組み始めているというところ。コロナ禍の経験や、現金を使わない流れ、DX化は両輪と考えており、キャッシュレスやペーパーレス、そしてDX・システム化を進めて、業務の効率化そして県民サービスの向上に繋げていきたいと考えている。点だけではなく、面的に県庁がこのように変わります・便利になりますということをパッケージで見せられないかと考えている。DX化により、幸せや豊かさに繋げるという視点についても、ご検討いただければ。
(浅見総合企画部長)
ご意見を踏まえて検討させていただきたい。
(松田知事公室長)
現状認識の部分について、いわゆる2024年問題とか、2025年問題が言われてるが、「人づくり」のところに絡めるなどして、令和6年度というのがどういった年なのかというところを、例えば基本構想実施計画や、CО2ネットゼロの計画でいうとどの辺りに位置するのかといったことを書くと、位置づけが明確に見えてくるのではないかと思う。
もう一点は、施策の柱の前に、何か大きな方針のようなもの、例えば現状や今後の見通しを踏まえ滋賀県としてはどういう方向性で進めるのかがあるとわかりやすいのではと考える。
また子ども施策の扱い方について、柱とするのか、部局横断的な横串と捉えるのか。柱に分類すると、「子ども・子ども・子ども」というのが1分野のような形になってしまわないか。個人的な認識でいうと、全ての施策を子どもの視点、あるいは子どもを対象と捉えて、どのように組み立てていくのかと捉えると、広がりが出るのではないかと思うので、そういった構成のあり方についても、検討いただければ。
(浅見総合企画部長)
現状認識については、2024年2025年問題は大事な視点と考えるので、どういう形で落とし込めるか、考えていきたい。また令和6年度がどういった年になるのかについても、しっかりと考えていきたい。
2つ目の施策の柱の前に方針のようなもの、子ども施策の位置づけについては、部内でも様々な形について議論してきたところであるが、またご意見をいただく中でいろいろと検討してまいりたい。
(福永教育長)
今回のテーマについて、昨年度の「みんなでつくる」から「自分らしく一歩進める」と変えた意図や考え方、メッセージ性をどこかに入れるべきではないか。先ほど松田公室長がおっしゃられた基本的な考え方という部分になるのかもしれないが、なぜ「みんなでつくる」から「自分らしく一歩進める」に変えるのか、そして施策の中でそれをどう工夫して打ち出そうとするのか。「みんなでつくる」というのはおそらく協働の視点、「自分らしく一歩進める」というと県民一人一人がという意味だと思うが、その辺を、県民にとってわかりやすくしていただければと考える。
もう一点、文章の中に「平時の」という言葉があるが、この表現が適切かどうか。おそらく過去には「戦時」に対して「平時」という言葉が使われていた。「平時に移行し」という言葉が本当に表現としてよいのか、一度お考えいただければと思う。
(浅見総合企画部長)
「自分らしく一歩進める」というテーマについては、その想いのようなものをしっかり書かなければならないと考えるところであるが、現状認識の最後にあるとおり、現在は行動に移す重要な分岐点にいると捉えている。こういった認識を踏まえて議論していきたい。
また、言葉の使い方についてはもう少し丁寧に見ていきたいと考えている。
(三和土木交通部長)
「平時」という言葉に関して参考までに、土木や危機管理の分野では、比較的使っている表現であり、例えば重要物流道路が指定されたが、そこでも「平時・有事」という表現が出てきている。緊急時に対して通常時のような意味合いで使っているところ。
また子ども施策の位置づけについては、例えばDXやGXといった横断的な取組が広がっており、様々な施策が横でも繋がり、縦でも繋がっていると認識している。どこを柱として打ち出すかという視点で考えたら良いのではと感じた。
(浅見総合企画部長)
ご意見を参考にまた皆さんと議論してまいりたい。
(林商工観光労働部長)
現状認識について、「自分らしく」という表現が出てくるが、不登校や自殺の増加という課題と「自分らしく」がどういった文脈で繋がるのかわかりにくい。学校に行かなくても自分らしく生きてる子もいると思うので、何かを解消することが「自分らしく」になるのか、もう少しわかりやすい記述になればと思う。
(浅見総合企画部長)
みんながみんな大きく一歩を踏み出せるわけではないので、それぞれの使途に応じた自分らしくということで入れさせていただいた。ご指摘の通り、少し言葉足らずな部分もあるので、表現方法について検討してまいりたい。
(岡田農政水産部長)
今回新設の「集中的な取組」について、柱をまたがって取り組む重点的なテーマということであるが、先ほどからもあったように、DXやGX、子ども施策といった施策も他にもまたがるような部分があり、集中的に取り組むというのがこの2項目だけで良いのか、他にもそういったものがあるのではと気になった。
(浅見総合企画部長)
ご指摘の通り、横断的な取組であるとか、ここ数年で注力すべきもの等はいろいろとあるかと思うので、改めて整理させていただきたい。
(大杉副知事)
現状認識について、少し危機感を煽るような表現になりがちであるが、できれば変化をフラットに捉えて今アクションを起こせばそれがプラスに転じる。だけども、何もしないと危険な状態になるというような、もう少し明るい捉え方ができればと思う。
(浅見総合企画部長)
ご意見を踏まえて検討させていただきたい。
(江島副知事)
3点について伺う。
1.施策の柱を組み替えた意図について。
・「こころとからだの健康づくり」と「安全・安心の滋賀づくり」をまとめて、「安全・安心の社会基盤と健康づくり」とされた点。
・「グリーン・デジタルによる経済・社会づくり」を、「持続可能な経済・社会づくり」と「自然環境や生物多様性の保全・再生」にされた点。
2.コロナ禍からの反転攻勢という要素について。
コロナ禍からの反転攻勢という文言が昨年の方にはあったが、柱あるいは基本的考え方のどちらでもよいが、コロナ禍が明けてこれから加速化していくというような、変えていくというイメージをどこかに入れていただければ。
3.世界との繋がりについて。
この要素をどこかに入れていただければ。もし入っていれば教えてほしい。
(犬井企画調整課長)
1.資料2が昨年度との新旧対照表になっている。
・昨年度、「こころと体の健康づくり」、「安全・安心の滋賀づくり」としていたが、「安全・安心の滋賀づくり」においても「健康しが」を基盤とした社会づくり、としており、こちら社会基盤づくりおよび健康づくり、このどちらも安全・安心に繋がるということで今回組み替えをさせていただいた。
・環境についても、本県は琵琶湖というものを持ち、環境政策の重要性に鑑み、柱として、挙げさせていただいた。
・また、先ほどから子ども施策の位置づけについてご意見いただいたところであるが、私どもも議論する中でやはり「こどもまん中」、子ども施策は引き続き県政の大きな柱であるということを踏まえながら、子ども施策・人づくりというのも全ての基礎にありつつも、引き続き大切な項目ということで、5本の柱として挙げさせていただいているところ。
2.コロナからの反転攻勢については、昨年度から反転攻勢が始まり、既にその動きはある中で、令和6年度に臨みたいと考えているところ。いただいたご意見も踏まえながら考えてまいりたい。
3.世界との繋がりについては、今回私どもとしても、現状認識の中で国内および世界での変化も踏まえた中で考えていくべきということを十分認識をしている。柱においても、「持続可能な経済・社会づくり」の中で国際交流の推進を挙げている。ただ、幹事会議においても、もう少し大きな枠組みでといったご意見をいただいているところであるので、ご意見を踏まえながら、検討してまいりたいと考えている。
(浅見総合企画部長)
柱の中では、やはり生物多様性についても、来年度重要なテーマになってくると認識しており、グリーンに加えて生物多様性を一本追加させていただいたころ。3点目の世界との繋がりについても、議論する中で、もう少し要素として強めてもいいかと考えているところ。また検討してまいりたい。
(知事)
今日は、来年度に向け、まず一歩目ということで、ここからさらに議論を深めていくものと思う。
重点、柱立ても含めて、大きく次の三つが問われてくると考える。
そのうえで、
・琵琶湖をはじめとする自然の健康(生物多様性も含めて)
・その上にある人と人との繋がり、関わりである社会と経済の健康
・そしてそのまた上にある、私達人間の心と体の健康
この三つの視点で、様々なことを語ったり、考えたりするようにしている。
そういうときに、コロナ禍が明けつつあるという状況の中で起きている変化を捉えると、皆さんの身の回りもそうだと思うが、「老いる」や「病める」ということに対する不安、こういうものに対してどのように向き合うのかというのが、最近特に強く意識している。
子ども施策を横串にするのか柱にするのか、もう少し議論する必要がある。
この子どもを取り巻く大人の「老いる・病める」ということに対する漠然とした不安。
こういうことに、広域自治体である県がどのような方向性を持てばいいのかについても課題と考えている。
今日もいくつか意見があった中で、最初に会計管理者から発言のあったキャッシュレス等の動きについては、単なる業務の見直しではなく、利便性などをあわせて示していくといった、表現の仕方は大いにあると思う。
どういったことを横串、重点で取り組むのか、ここにこそ県政の知恵が問われるというか、県民に共感が広げられるかが試されるので、もう少し議論していく必要がある。教育長から質問のあったテーマの意図についても、大変重要な投げかけだと思うので、もう少し議論して組み立てていこう。
ぜひそれぞれの部局の中でも関わり合いのあること等々あると思うので、積極的に議論してほしい。
(浅見総合企画部長)
いただいたご意見等を踏まえて、今後検討してまいりたいので、よろしくお願いしたい。
<大岡健康医療福祉部長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(知事)
なぜ今なのか。
(大岡健康医療福祉部長)
4点のうち1点目の青少年の年齢規定については、民法の改正に伴うものであり、このタイミングで必ず改正が必要なものである。
その他3点の規定については、従前から県としても非常に課題認識を持っており、他府県においてこういった条例改正がそれぞれ行われているという状況も鑑み、この期に条例として規制を行うというものである。
(福永教育長)
年齢規定の改正について、0歳の乳児から青少年の健全育成の対象ということに違和感がある。青少年の健全育成に0歳1歳の子が含まれるということを、多くの方が認識するか。
この部分について、何か議論になったか。
(大岡健康医療福祉部長)
この点については、あくまで規制の部分がこの年齢にということである。実はこの条例の前半部分は、総則や、あるいは本当に青少年の健全育成に資する取り組みの表彰規定等もある。そこは一定押さえつつ、青少年に悪影響を及ぼす行為もしっかりと規制しようという建付になっているので、この条例の趣旨そのものは、今教育長がおっしゃったような内容をしっかりと踏まえつつ、今回の規制もしていこうというものである。
(大杉副知事)
事務的な話で、2段ロケット方式にする意味を教えていただきたい。また、新しく0歳から6歳未満も対象にするということであれば、あくまで保護のためだとは言いつつも、やはり規制の対象になるので、他法令との関係や保護者の監護の関係等をもう少し丁寧に議論や説明いただく必要があると思う。
(大岡健康医療福祉部長)
その分もう少し議論しながら必要な規定を膨らましていきたいと考えている。
(浅見総合企画部長)
これは協議事項なので、パブコメはこのスケジュールでかけていかれるということでよろしかったか。
(大岡健康医療福祉部長)
はい。このスケジュールにおいて、パブコメを得た中で今いただいたご意見も踏まえて、どのような修正ができるのか考えていきたい。
(浅見総合企画部長)
それでは本日の意見そしてまたパブコメでの御意見を踏まえて今後のご検討をお願いしたい。
<中村警察本部長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(知事)
本部長からの情報共有を受けて、この増え方はやはり異常なので、安全なまちづくり・広報・レイカディア大学等で周知を図るべき。定例の広報や警察の広報だけではなく、県の広報でもアウトリーチでお知らせし、注意喚起することとしたいので、早急に考えるようお願いしたい。
(浅見総合企画部長)
関係機関で連携して進めたい。
(箕浦議会事務局長))
今週6月22日から6月定例会議が始まるので、ご対応方よろしくお願いしたい。
先週、1週間前議運が開催されたので、2点情報の共有をさせていただきたい。
まず一点目に、一般質問における議員の発言時間について、2月定例会議から1回25分として、試行が行われたところ。この試行を今年度も継続ということで取り組んでいくこととなった。
2点に、コロナ禍の対応として代表あるいは一般質問日、質疑質問に関する必要最小限の説明員に、出席いただいていたところであるが、コロナ禍前の体制ということで全員出席に戻すことが決まったので、ご承知おきいただきたい。
<質疑・意見等>
なし