政治的に安定しているベトナムは、安価で勤勉な労働力を有する生産拠点として、また、約9,300万人の人口を有する消費市場として、「チャイナ+1」の有力候補の一つとされています。
ホーチミン市はベトナム南部に位置し、人口約845万人(2017年現在JETROなど調べ)を擁する同国最大の商業都市です。滋賀県は、平成26年(2014年)11月にベトナム・ホーチミン市人民委員会との間で、双方の経済・産業分野を中心として協力・交流することを確認し、覚書を締結しています。
平成26年(2014年)11月13日、ベトナム社会主義共和国ホーチミン市において、滋賀県はホーチミン市人民委員会との間で、双方の経済・産業分野を中心として協力・交流することを確認し、協力文書を締結しました。本覚書にもとづき、県内企業のホーチミン市における事業展開を支援しています。
上記のホーチミン市との覚書締結に先立ち、平成26年(2014年)9月5日には、本県商工観光労働部とホーチミン市のサイゴン・ハイテク・パーク(Saigon High-Tech Park)との間で、連携と協力に関する覚書を締結しています。サイゴン・ハイテク・パークは、ベトナム三大ハイテクパークの一つで、総面積913haの敷地に、工業団地、研究開発センター、人材教育センターを有します。
現在、サイゴン・ハイテク・パークでは、レンタル工場「BLUE OCEAN PARK」を整備しています。概要は次のパンフレットをご覧ください。
日本語版
英語版
平成30年(2018年)12月14日、滋賀県商工観光労働部商工政策課は、サイゴン・ハイテク・パーク研究所と「研究開発に関する覚書」を締結しました。この覚書では、特に共同研究の推進や高度人材の交流を目的としています。
令和元年(2019年)10月16日、滋賀県商工観光労働部商工政策課は、サイゴン・ハイテク・パーク・トレーニングセンターと「ベトナム人高度人材の育成と供給に関する覚書」を締結しました。この覚書では、特にベトナム高度人材の育成や滋賀県への供給を目的としています。