滋賀県では、「幻の安土城」復元プロジェクトを構成する三つの柱の一つとして、謎に包まれた安土城の実像を目に見える形に復元する、安土城の見える化を進めています。令和8年の安土城築城450年を目標に、見える化の実現に取り組んでいますが、令和3年度、見える化の全体計画をまとめた『デジタル技術を活用した「幻の安土城」見える化基本計画』を策定しました。令和4年度にはそれをさらに具体的に検討し、『デジタル技術を活用した「幻の安土城」見える化基本設計をまとめました。次世代を担う子どもたち(親子)向けの親しみやすく楽しめるものと、地域住民や歴史ファン・国内外の観光客向けの汎用性のある一般向けのものの2本立てで構成されるアプリを制作し、復元CGや発掘調査の様子、出土遺物、関連史料、音声解説や解説文などの多様な情報を提供することとしています。
今後は、令和5年度にアプリの実施設計、令和6年度にアプリの制作を行い、令和7年の公開を目指します。