滋賀の風景
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万葉の森船岡山 まんようのもりふなおかやま
万葉の有名な恋の舞台
 東近江市(旧・八日市市)の西にある船岡山を中心とする一帯は、古くから蒲生野と呼ばれ、大和朝廷の狩猟の場でした。この地を舞台に詠まれたのが、万葉集でも有名な以下の相聞歌です。
「茜さす/紫野行き標野行き/野守りは見ずや/君が袖ふる」(額田王)
「紫草の/にほへる妹を憎くあらば/人妻故に/われ恋ひめやも」(大海人皇子)
 額田王(ぬかたのおおきみ)は、もとは大海人皇子(おおあまのおうじ)の妻でしたが、この当時は大海人皇子の兄の天智天皇の後宮に入っていました。この3人をめぐる人間模様は、絵や小説などの題材として多く取り上げられています。
 このような万葉文化を記念するために整備されたのがこの公園で、船岡山山頂には、相聞歌の歌碑があります。ふもとには蒲生野の遊猟シーンを描いた巨大なレリーフがあるほか、古代、蒲生野に咲き乱れていたとされる「紫草(むらさき)」をはじめ、万葉集に詠まれた歌碑と植物約100種が植えられた万葉植物園もあります。
 毎年秋には、万葉の歴史にあやかったイベントを盛り込んだ「蒲生野万葉まつり」も開催されます。
地域名:東近江
所在地:東近江市(旧・八日市市)
万葉の森船岡山
万葉の森船岡山(2003年11月28日撮影)
万葉植物の紫草
万葉植物の紫草(撮影年不明)