滋賀の風景
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三井寺(園城寺) みいでら(おんじょうじ)
歴史と伝説に彩られた「三井の晩鐘」の寺
 天台寺門宗の総本山。正式には園城寺(おんじょうじ)といいますが、天智、天武、持統の3帝の産湯に用いた井戸があったことから「御井の寺」と呼ばれ、いつしか「三井寺」と通称されるようになりました。広大な境内には、国宝の金堂を中心に、釈迦堂、三重塔、唐院などが立ち並び、国宝や重要文化財は100余点にも及びます。近江八景の「三井の晩鐘」で有名な鐘は、平等院、神護寺と並ぶ日本三大名鐘の一つ。この鐘の他に弁慶が三井寺から奪ったという「弁慶の引きずり鐘」もあります。また、狂女物の謡曲で有名な『三井寺』の舞台にもなりました。
 境内の南にある観音堂は西国三十三所観音霊場の第14札所。本尊の木造如意輪観音菩薩坐像は国の重要文化財。高台にあり、素晴らしい琵琶湖の眺望が楽しめます。三井寺を含め、周辺一帯は桜の名所としても有名で、春には多くの人が訪れます。
 また、金堂近くには、芭蕉の句碑
「三井寺の/門たたかばや/今日の月」
があります。
【謡曲『三井寺』】
 遠い昔、駿河の国(静岡県)で子買いにさらわれたわが子を探し、母親がはるばる京へやってきます。清水寺参籠の霊夢で「三井寺へ行け」、と告げられ、着いてみれば、折しも仲秋の名月で月見の宴の真っ最中。名月に心乱れ、竜宮から持ち帰ったといわれる名鐘を自分もつきたいとさまよい出た女は、僧侶達の制止も振り切り、鐘をつき、舞い踊ります。心を打たれた僧が素性をたずねれば、弟子のひとり、千満の生き別れた母とわかり、母子はめでたく再会します。
地域名:大津・志賀
所在地:大津市
春の三井寺山門
春の三井寺山門(1997年4月8日撮影)
観音堂
観音堂(2003年10月2日撮影)
弁慶の引きずり鐘
弁慶の引きずり鐘(2003年10月2日撮影)