更新日:2015年10月29日

その仕事、私の仕事、要る?

皆さんおはようございます。滋賀県知事の三日月大造です。「滋賀県民の歌」、いい歌ですね。最近私、この歌が大好きで、よく歌詞を噛み締めております

明後日からタイ・マレーシアへ出張させていただくため、今回の談話は少し早めにさせていただきます。間もなく11月です。霜が降り始める季節、紅葉のシーズンを迎え、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。風邪・インフルエンザの流行シーズンにも入ってまいります。どうか共に、体調には、健康管理には、十分気を付けてまいりましょう。


さて、来年度の予算編成に向けて、各部局で見積もりの作成が本格的に行われていることと思います。様々な工夫をこらし、事業を組み立てていただいている職員の皆様のご努力に感謝いたします。

私自身、二度目になりまして、少し見えてきたこと、少しずつ分かってきたことがございます。夏以来、来年度に向けた政策課題協議などを通して、各部局からの様々な事業のアイデアを伺いました。どれも新たな行政課題や県民の皆様方のご期待、需要に対応するための大切な提案でありましたが、もちろんのこと、全てを「是」とすることは困難、いや不可能だと感じました。

県庁全体の人的コストや予算が限られていることもございますが、それを気にするあまり、事業の設計において創意工夫の幅を自ら狭めてしまっているのではないか、もう少しアイデアを広げれば、あと一歩踏み出せば大きく効果が高まるのに、どこか遠慮気味な提案になっているのではと感じたものもございます。

やったらいいな、あったらおもしろいな、できたらいいな、でも予算が、人が・・・。あきらめてはいけません。


確かに、政策課題として挙がってくるものの他にも、計画策定から経理事務まで、日々の業務において多くの時間と人的コストを伴う仕事をやりくりしていただいている中、これ以上仕事が増えては現実的に難しいと感じられることも当然あろうかと思います。しかし、このまま膨大な仕事が硬直化してしまっては、根雪のように仕事が溜まる一方では、皆さんの意欲もやり甲斐も薄れてしまうのではと危惧しています。

ここは発想を逆転させて、少し変えて、仕事を減らすことはできないか、考えてみませんか。「この仕事、私の仕事、要る?」。これが今月のテーマです。

4月には私自身イクボス宣言を行い、職員の皆さんが仕事と家庭を両立できるよう応援するとお約束もしました。生み出したアイデアを実現させるために、併せて、家庭のこと、余暇のこと、大切にできるように、貴重な時間や財源を捻出する、新陳代謝の取組にともに挑戦してみませんか。

現在、大変多くの事業が県で運営されていますが、長年続いている事業も含めて、その事業が、その仕事が、本来の目的に沿った効果を生んでいるのか、もっと効果的な方法がないのか、あるいは、目的そのものがもはや薄れていないのかなど、その事業のお金の使い方や運営の方法、人の関わり方も含めて、今までやってきたけれども「今も」「これからも」それが適正かどうかを振り返りながら、今後の予算編成に臨んでいただきたい、いや、私自身も臨んでいきたいと考えています。

他にも、部局横断的に一括して実施した方がメリットが出るものもあるでしょう。小さな効果でも積み上げれば大きくなります。日々の身近な業務を含め、より効率的に、より効果的に行うにはどうしたらよいのか。

「この仕事、私の仕事、要る?」という改善につながる視点をもちながら、皆さんの仕事と家庭の両立とともに県庁全体を活性化していきたいと思います。


どうか、「うるわしき」「明るき滋賀」をつくるために、一緒にがんばりましょう。

今月はこれで終わります。