キャッフィーのくらし通信（2020年11月12日号）

滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。

インターネットの広告を見て、有名な家電メーカーの製品が格安で購入できるサイトと思い、掃除機を注文した。指定された口座に代金を振り込んだが、その後いつまで待っても商品が届かなかった。サイトに記載されていた問い合わせ先に電話したところ、私が注文した履歴はなく、「当社を装った偽サイトだ」と言われた。

有名なメーカーの公式サイトにそっくりな作りで、正規サイトに比べて格安の販売価格を表示して消費者を誘い込む偽サイトに関するトラブルが全国の消費生活センターに寄せられています。こうした偽サイトは公式サイトから商品の画像や会社概要をコピーするなどして、一見正規サイトと見分けがつかないような作りになっています。注文してしまった消費者は、商品が届かないといったトラブルに発展して初めて被害に気付くことが多いのですが、相手方と連絡が取れず、返金などの被害回復は困難です。そこで、以下に偽サイトの特徴と注意すべきポイントを挙げました。

※販売価格が公式サイトに比べて大幅に値引きされている。
※サイトのURLの表記がおかしい。（正規サイトのURLと見比べると前後に別の文字が追加されているなど）
※日本語表記がおかしい（サイト内の文章や注文確認メールなどで、不自然な日本語表現がみられる）
※振込先の口座名義がおかしい（商品代金の振込先の名義が、サイト上で表示される事業者名や運営責任者名と異なっている） 

このような通信販売サイトを見つけた場合、安易に注文しないようにしましょう。もしトラブルにあってしまった場合は最寄りの消費生活センターに相談しましょう。