滋賀県では、平成26年10月より「措置入院者フォローアップ体制調査研究事業」として入院早期から精神科病院と地域の支援機関との情報共有・連携を図り、再入院予防のための支援体制づくりに取り組んできました。
また平成28年4月からは地域保健福祉活動の一環として、措置入院者フォローアップに取り組み、入院早期に居住地の県保健所および精神保健福祉センターが主催で入院時カンファレンスを行い、また退院前には病院主催で退院前カンファレンスを行い、措置入院者の退院後支援を行っています。
その中で、平成30年3月27日付障発0327第16号にて厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長より「地方公共団体による精神障害者の退院後支援に関するガイドラインが示されたことを受け、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第 47 条に基づく相談支援の一環として、措置入院者等の中で支援の必要がある方に対して、本人の同意に基づいて支援を行う必要があります。
退院後の医療等の支援は、精神障害者が退院後にどこの地域で生活することになっても、社会復帰の促進および自立と社会経済活動への参加の促進等のために必要な医療等の包括的な支援を継続的かつ確実に受けられるようにすることで、地域でその人らしい生活を安心して送れるようにすることを目指すものです。