現在、ニートやひきこもり、不登校など、子ども・若者を取り巻く問題は複雑化し、一部は大きな社会問題となっています。
こうした問題は、様々な要因が複雑に絡み合っており、単一の支援機関だけの対応では限界があることから、国において「子ども・若者育成支援推進法」が平成22年4月1日から施行され、子ども・若者に関する総合相談を行う体制の確保が求められました。
滋賀県でも、これまで当センター内に設置した「ひきこもり支援センター」において、主にひきこもり支援を中心に子ども・若者に関する様々な問題への相談支援に行ってまいりましたが、より幅広く、より早期から問題に対応するため、平成29年4月1日より、新たに「滋賀県子ども・若者総合相談窓口」を開設いたしました。
これまでの相談支援で培ってきたノウハウを活かして、従来の「中学生以上」の相談対象を「小学生以上」に拡大し、より早期から子ども・若者の相談にワンストップで対応します。
ご本人やそのご家族等の希望を十分お聞きした上で、精神保健の専門性を活かしたアセスメント(見立て)を行い、問題の本質に応じた解決の糸口を探します。
アセスメントをもとに、医療、福祉、教育、就労など、ご本人の悩み事の解決に最も適した関係機関とより幅広く連携しながら支援体制を整え、問題の解決をサポートします。
子ども・若者(小学生から概ね39歳)の様々な悩みについて、精神保健の専門性を活かしたアセスメントを行い、医療、福祉、教育、就労など、ご本人の悩み事の解決に最も適した関係機関と連携しながら新体制を整え、問題の解決をサポートします。当事者の方へのグループ活動やご家族向けの学習会も開催しています。
子ども・若者に関わる支援者を対象に研修等を開催し、現代の子ども・若者がおかれている現状について理解を深め、地域で活動する多様な人材を育成する活動を行います。
子ども・若者支援に関する啓発資材の作成や啓発講演会等を行います。
県内の子ども・若者支援を円滑に進めるため、会議の開催や、地域の会議等へ参加します。