5月29日、30日の両日は、東海近畿地区の農業大学校9校が一堂に会するスポーツ大会に参加しました。
結果は、卓球団体戦の連覇はできませんでしたが、第3位となりました。バドミントンの個人戦男子ダブルスは、本校ペアが優勝しました。また、卓球個人戦シングルスは、男子女子ともに滋賀が優勝しました。バレーボールやバスケットでは、公式戦の後、交流戦が行われ、学校や学年を超えて盛り上がりました。
スポーツだけでなく、バス移動や宿泊などを通じて、校内の結束も高まる2日間となりました。
今年はオープンキャンパスを全3回開催予定であり、第1回目を開催しました。当日は、農業高校生など19名と保護者9名の参加がありました。本校概要の説明後、在校生から各専攻コースの魅力を紹介しました。また、卒業生からは、滋賀農大のいいところや、就農した果樹園でやりがいのある毎日を送っているとの報告をいただきました。農場ではトマトの収穫・袋詰めや花苗播種の体験や水田機械や果樹園の見学をしていただきました。終了後のアンケートでは、進路を悩んでいるとの回答もありましたが、来春の入学を前向きに考えるとの回答もありました。
残る2回は7月と9月の開催を予定しており、今回参加いただいた方や、現在1年生2年生の方も参加していただけるので、本校への入学に関心をお持ちの方は、ぜひご参加ください。
校内スポーツ大会を近江八幡運動公園で開催しました。1年生、2年生合わせて約40名が集まり、今月末に岐阜県で開催される東海近畿地区農業大学校学生スポーツ大会に向けて熱心に練習を行いました。学生は野球、バレーボール、バスケットボール、バドミントン、卓球の種目に分かれて汗を流しました。学年を超えて一緒に練習することで、1年生と2年生の交流が深まりました。
農業大学校では、本県で就農を考えておられる方を対象に新規就農準備講座を開催しています。16名の参加があり、希望される野菜、花き、果樹の3コースに分かれて、農場でイチゴの収穫とパック詰め、キクの挿し芽、ブドウの誘引等の実習を体験していただいた後、教室で各品目の1年間の栽培管理や経営品目としての特徴について講義を受けていただきました。また、本校就農科の修了生の講話や、就農に対する補助制度等の説明を受けていただきました。第2回は9月13日(土曜日)の開催を予定しており、申し込み等については、後日本校ホームページに掲載いたします。
例年この時期、養成科1年生は、農業者の下で4日間、現場の農作業を体験する「農業体験学習」に取り組みます。
今年も本校近くの6戸の農業者さんにお世話になり、水稲やイチゴやタマネギ、トウモロコシ、ブドウ、肉牛など幅広い品目の農作業を体験させていただきました。入学間もない1年生たちは、慣れない現場と作業に緊張しながらも各自懸命に取り組んでいました。
農業を生業とすることについて、直に肌で感じる初めての機会ともなりました。この経験を踏まえて、これから農業大学校でどのようなことを学び、自身の将来をどう描いていくのか、学生たちはさらに考えを深め、専攻コースを決定していきます。
令和7年4月11日、多くの来賓・保護者の皆様にご臨席いただき、入学・入校式を執り行い、養成科17名、就農科5名の計22名が滋賀県立農業大学校の門をくぐりました。学校長式辞のあと、三日月知事から激励のあいさつ、目片滋賀県議会副議長様から来賓祝辞をいただきました。式終了後、来賓の皆様と入学・入校生は、校旗を囲んで記念撮影を行いました。
令和7年3月8日、多くの来賓・保護者の皆様にご臨席いただき、卒業証書・修了証書授与式を執り行い、養成科30名、就農科3名の計33名が滋賀県立農業大学校を巣立ちました。式終了後、養成科卒業生は在校生が作成したビデオレターを鑑賞し、2年間の思い出を振り返っていました。
卒業後は、JAや農業関連企業・団体への就職する学生、進学する学生もいますが、就農科修了生と合わせ8名が自営就農するとともに、14名が農業法人等で就職就農し、県内各地で農業の担い手として活躍することになります。農業大学校は、これからも滋賀県農業を担う人材の育成に努めていきます。
2月17日に就農地のある農業農村振興事務所や市・町、JAなどの関係機関の出席を得て、就農科18期生3名の就農計画発表会を開催しました。農大等での1年間の研修を終え、各自の就農計画について、就農を目指すきっかけや経営理念・方針から始まり、経営品目・規模、労働力、販売計画、経営収支など具体的な数字を用いながら、スライドを使って発表が行われました。経営理念や屋号、農園のロゴマークなどに込めた熱い思いが語られ、各自の就農計画は今後の期待感を抱かされるものばかりでした。3月8日の修了式後は、本格的に営農を開始される予定です。
2月5~7日にかけて「令和6年度全国農業大学校等プロジェクト発表意見発表会」が国立オリンピック記念青少年総合センターで行われました。東海・近畿ブロックの代表として、当校からは、プロジェクト発表養成課程の部で養成科2年生の近藤充恵さんが「高温期に強いグロリオサ栽培試験」と題して、意見発表の部は養成科1年生の神山佑至さんが「後世に日本人の心を伝承する農業経営を目指して」発と題して発表を行いました。
審査の結果、近藤さんは優良賞を、神山さんは特別賞を受賞されました。プロジェクト発表の部と、意見発表の部の両方での出場は、平成25年度以来2回目であり、意見発表の部での特別賞受賞は本校初の快挙です。学生交流会や意見交換会、発表会等の運営を通じて、全国の学生たちとの交流ができ、刺激になったようです。さらに、全国レベルの発表を聞くことができ良い経験になったようで、今後、各自のプロジェクト学習の取組に期待が持てます。
令和7年1月16日~17日、「東海・近畿ブロック農業大学校学生研究および意見発表会」が三重県農業大学校で行われました。当校からは、研究発表の部で養成科2年生の近藤充恵さんが「高温期に強いグロリオサ栽培試験」と題して、意見発表の部は養成科1年生の神山佑至さんが「後世に日本人の心を伝承する農業経営を目指して」と題して発表を行いました。審査の結果、近藤さんと神山さんの両名は内容が評価され、令和7年2月5日~7日に東京で行われる「全国農業大学校等プロジェクト発表会・意見発表会」に東海近畿ブロックの代表として発表することとなりました。二人は「各府県のいろいろな発表を聞くことができ良い経験になった」と話していました。
12月17日に開催しましたプロジェクト発表会で優秀な成績を収められた水田農業専攻2名、施設園芸(野菜)専攻の1名、施設園芸(花き)専攻1名の4名に対し、校長より賞状ならびに副賞(育友会)を授与しました。その中の1名は三重県農業大学校で開催される「東海・近畿ブロック農業大学校学生研究および意見発表会」に本校の代表として発表します。
スマート農業の知見を深めるため、年4回「スマート農業」の講義を行っています。第4回目は株式会社高岡屋様から「ドローンを活用したスマート農業」について、農業技術振興センター栽培研究部の職員から「水稲のリモートセンシングにおけるドローンの活用方法」について講義をしていただきました。
その後、学内の水田に移動し、高岡屋様からドローンによる水を使った薬剤散布の実演と、学生ひとり一人に操作体験の指導をいただきました。初めてドローンを操作する学生ばかりで緊張もありましたが、学生からは「思ったより簡単に操作ができた。」「技能認定教習の受講を考えてみたい。」といった声もありました。
収穫祭は学生自治会が主導で計画を立て、当日の運営は1年生を中心に行いました。今年度は午前中にバレー、卓球、バドミントン等のスポーツを楽しみました。午後からは焼き肉や焼き鳥、ピザ、豚汁などを食べつつ、学生同士のコミュニケーションの場としました。今回は新たな催し物として、バランススクーターの操縦や、ピザ窯作りを実施しました。どちらも普段はできない貴重な体験で、学生からは大好評でした。2年生はこれからプロジェクト活動のまとめや発表会、卒業論文の作成とあわただしい学生生活を過ごしますが、今回の収穫祭は良い心の休息になったと思います。
養成科2年生は、夏から秋にかけての2か月間、県内の指導農業士などの下で研修を積む「農業体験学習」に取り組んできました。入学してから約1年半、農大で学んだ知識と培った技術・体力をもって本当の農業現場に臨む、集大成的なカリキュラムです。慣れない環境で猛暑に耐え2か月間の研修を終え、皆一回り大きくなって帰ってきました。報告会では、研修で実践したことや学んだこと、今の自分に足りなかったこと、これからの抱負について、一人一人が養成科学生と職員の前で発表しました。多くの学生が、効率的な作業の進め方とそのための工夫、コミュニケーションの重要性、経営理念や戦略について学んだと報告していました。出席いただいた研修先の農業者からは、学生への暖かいエールをいただきました。次年度、農業体験学習が待っている1年生にとっても、自身のステップアップに向けて大いに刺激を受ける機会となりました。
メロン栽培についてASIAGAP青果物Ver2.3の更新審査を受検しました。認証品目はメロンのみですが、学生にGAPの考え方を浸透させるため、認証開始当時より「農産物生産管理」の科目を設け、農場の作業における改善点を話し合うなど、農業教育の一環として位置づけています。学生らは審査を受けることによって、生産管理の重要性を感じ取っていました。
6次産業化農業の理解を深めるため、校外学習を実施しました。自家農園で栽培された農作物を使ったレストラン経営や玉ねぎドレッシング加工に取り組まれている有限会社るシオールファーム(甲賀市)と化学合成農薬や化学肥料を使わず栽培したバラの花びらからローズウォーターや花びら茶などの加工に取り組まれている株式会社RoseUnivers(守山市)を視察しました。6次産業化農業に取り組むためには、生産段階からコスト意識をしっかり持って取り組む必要があることなどアドバイスをいただきました。
養成科1年生の24名が10月7日(月)~9日(水)の3日間、愛知県へ研修旅行に行きました。イノチオみらいのイノチオファーム豊橋、JA愛知みなみフラワーステーション、愛知県立農業大学校を視察し、愛知県の農業について知見を深めました。参加した学生は「普段、自分たちで行く旅行では見られないような場所を見られ、説明を受けられてとてもいい経験となった」「愛知県のスマート農業を学ぶことができ、貴重な時間を体験することができた」と感想を述べていました。
養成科1年生の農業機械実習で、コンバインによる収穫作業を体験しました。9月から各専攻に分かれて実習をしており、水田農業専攻コースの学生以外は、大型機械に乗る機会は少ないため、1年生全員で収穫作業を行いました。水田農業専攻コースの1年生が他専攻の学生が操作する機械に同乗して「先生役」を担い、指導を行いました。今後は、トラクターや農薬散布用ドローンの操作を体験する機会を設ける予定です。
農業大学校では、就農や就職に必要とされる各種資格の取得を勧めており、その一つとしてアーク溶接特別教育を実施しています。今年は9名の学生が受講し、講義と実技をそれぞれ1.5日ずつ、合計3日間の講習を受けました。受講した学生は、修了証の授与を受けました。引き続き、学生には各種資格の取得にチャレンジするよう働きかけます。
農業大学校では、本県で就農を考えておられる方を対象に、新規就農準備講座を開催しています。5月の開催に引き続き、第2回新規就農準備講座を開催しました。14名の参加があり、希望される野菜、果樹、花きの3コースに分かれて、実習や講義を受講されました。実習ではキュウリの養液土耕栽培や収穫調整、ブドウの収穫調整、小菊の親株管理などを経験していただき、講義では一年間の栽培管理について説明をしました。また、本校就農科の修了生の講話や、就農に係る補助制度等の説明を受けていただきました。今年度の就農準備講座は終了しましたが、就農科入校に興味のある方の見学は随時対応しています。希望される方は、事前に本校まで御連絡ください。
9月7日に第2回オープンキャンパスを開催し、県内の農業高校生や県内外の高校生など計12名と保護者8名の参加がありました。学校概要を説明後、在校生等からは専攻コースの紹介、卒業生からは「農大で学んだこと、農大の良さ」と題して、学校生活や現在の取組状況、仲間づくりの大切さや農大で学ぶ授業内容の重要性などついて講話いただきました。
農場では、施設園芸コースでは施設見学、水田農業コースではミニカボチャの収穫作業、果樹コースではブドウの収穫作業の実習を体験していただきました。
終了後のアンケートでは、「ぜひ入学したい」が10名、「できれば入学したい」が1名と非常に高い割合での入学希望が示されました。また、「生徒のアイデアを生かすことができる良い学校だと感じました」、「今回の卒業生の話で、農大でどのような活動をしているのかを具体的に知れたのがとてもよかった」などの感想も聞くことができました。
推薦入試は10月28日、一般入試は12月13日に実施予定です。
学生に就農のイメージを描いてもらうために、農業経営を営む若手農業者を講師として就農講座を開催しました。草津市北山田で野菜経営を営む若手農業者から経営概要や農業の魅力のほか、滋賀県青年農業者クラブ連絡協議会の活動を通した若手農業者のネットワークについてもお話をお聞きしました。
就農講座後は、前期終業式を行い、8月末までの夏季休業に入りました。
独立自営就農を目指す就農科では、いちごの育苗について、栽培用のベンチを設置するところから始め、現在は親株からの採苗を進めています。今作でも美味しいいちごがたくさん採れるよう、苗の状態をしっかりと見ながら、管理を進めていきます。
県内農業高等学校生など15名と保護者10名の参加がありました。当日は在校生から各専攻コースの内容を紹介しました。また、卒業生からも農大で学んだことや、農大の良さ、就農までの道筋や就農してからの苦労ややりがいなどお話しいただきました。農場では、キュウリやトマトの収穫と袋詰めの体験や、水田や果樹園の見学をしていただきました。終了後の参加者のアンケートでは、来春の入学を前向きに考える回答が多くありました。
第2回オープンキャンパスは9月7日を予定しています。
先々週のトラクタ研修に続き、6月24日からけん引研修を始めました。トラクタで台車をけん引し、コース取りやハンドルの回し方など、トラクタ単体とは異なる操作に戸惑いながらも、真剣に取り組んでいます。5日目には、守山の運転免許センターでけん引免許の取得に挑みます。
養成科1年生全員を対象とした農業機械実習で、刈払機やモアの操作について学びました。機械の仕組みを学んだあと、2年生の指導を受けながら、実際に刈払機を操作し、安全にきれいに効率よく草を刈る手順を学びました。これからは、日々の実習の中でも刈払機を使うことで、技術習得していきます。
養成科1年生のトラクタ研修が始まりました。初日の6月10日は、教室での安全確認や基本操作の座学の後、校内にある運転練習場でトラクタを実際に運転しました。各トラクタ後部には教官が乗車し、逐次アドバイスすることで、安全に研修を行っています。学生たちは4日間、3台のトラクタに交代で乗車し、安全確認や正しい運転技術を身に着け、5日目には、守山の運転免許センターで大型特殊免許(農耕用限定)の取得に挑みます。