本県で就農や就農科入校を考えておられる11名の方を対象に、イチゴ栽培とブドウ・ナシ栽培の講義・実習を実施しました。
イチゴ栽培では高設少量土壌培地耕養液栽培システムの見学と年間の栽培管理の説明、イチゴの収穫とパック詰めを、ブドウ・ナシ栽培では、ほ場見学とブドウの捻枝・誘引、房づくりを体験していただきました。また、当校就農科修了生を招き、就農に向けての準備や就農後の課題などについて実体験を交えた講演、滋賀県農林漁業担い手育成基金からは、就農までのステップとして就農を支える制度について説明いただきました。
新規就農準備講座は年2回の計画で、第2回はきゅうり栽培の講座を予定しています。
東海近畿地区農業大学校8校によるスポーツ大会が兵庫県三木市で開催されました。当校は新型コロナウイルスの蔓延もあり、3年ぶりの参加となりました。学生は、軟式野球、バレーボール、バスケットボール、バドミントン、卓球、テニスなどの出場種目に分かれて奮闘しました。バスケットボール、卓球団体は初優勝、卓球男子は個人シングル、ダブルスとも優勝するなど優秀な成績を収めることができました。
この大会を通して、他府県の農大生との交流が深まったことや、滋賀県立農業大学校生の自覚と学生の一体感が生まれたと感じました。
農業大学校では、5月16日に学内スポーツ大会を近江八幡運動公園で開催しました。学生自治会主催で1年生、2年生合わせて約50名が集まり、5月25、26日に兵庫県で行われる東海近畿スポーツ大会に向けて練習を行いました。 学生は、野球、バレーボール、バスケットボール、バドミントン、卓球などの出場種目に分かれて汗を流しました。1年生は、スポーツを通して2年生と一緒に練習することで、学生どうしの交流する機会にもなりました。
農業大学校の2年生は、課題解決学習の一環として、プロジェクト学習に取り組んでおり、各学生は農業大学校のほ場や施設、畜産技術振興センターの家畜を使ったプロジェクト計画の発表を4月27日に行いました。学生は、取り組む課題の選定理由や目的、試験区の設置、調査方法、予想される結果などについて、1年生を含む在校生の前で発表しました。緊張しながらも自分で考えた計画を発表し、教職員や学生の質問に丁寧に答えていました。 これから2年生は、2か月間の農家体験学習を挟みながらプロジェクトを実施し、その結果を取りまとめ、12月に発表会を行います。
農業大学校では、農産物の販売実習を兼ねて、学生・研修生による直売「フレッシュ503」を毎月第1・第3水曜日に実施しています。学生たちが一生懸命作った野菜や花、果樹などを販売しています。今年度初めての「フレッシュ503」が開催され、新入生たちも一生懸命接客して、多くのお客様にお買い上げいただきました。開催予定日・時間は、農業大学校のホームページなどでお知らせしています。皆様のご来場をお待ちしています。
農業大学校養成科では、農業に関する技術を総合的に体験させ、農業者としての基礎的資質向上を図るため、入学式翌日から、各専攻コースで基礎実習を行っています。今年度の入学生は農業系高校以外の出身者が多いことから、初めて体験することもあるようですが、皆さん一生懸命に実習に励んでいます。基礎実習や5月に実施予定の農家体験研修などを通じて、6月には自分の専攻コースを決めていきます。
令和5年4月11日に農業大学校入学・入校式が行われ、養成科30名、就農科13名の計43名が新たに農業大学校の門をくぐりました。学校長式辞のあと、三日月知事から激励のあいさつがありました。新入生の緊張の面持ちと真剣なまなざしが印象的でした。早速、翌日から各専攻コースを一通り経験する基礎実習が始まりました。
農業大学校は、これからも次代の滋賀県農業を担う人材の育成に努めてまいります。