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水道水のかび臭対策について

1.水道水のかび臭の原因

湖沼や河川等で繁殖する植物プランクトンの中には、かびくさいにおいや墨汁のようなにおい、いわゆる「かび臭」の原因となる物質(2-メチルイソボルネオールやジェオスミン)をつくりだすものがあります。
そのため、水源(湖沼や河川等)の水温上昇などによって、植物プランクトンが大量に繁殖した場合に、かび臭の原因物質がたくさんつくりだされ、水道水をつくるための通常の浄水処理(凝集、沈でん、砂ろ過)を行っても完全に取りきれず、水道水ににおいが残ってしまうことがあります。
 

オシラトリアの顕微鏡で見た拡大図
オシラトリア
フォルミディウムの顕微鏡で見た拡大図
フォルミディウム
アナベナの顕微鏡で見た拡大図
アナベナ

かび臭物質を原因となる物質をつくりだす植物プランクトン
(写真:滋賀県琵琶湖環境科学研究センター提供)

2.かび臭原因物質の水質基準

かび臭の原因物質である2-メチルイソボルネオールとジェオスミンの水質基準値は、ともに浄水処理をした水で1リットルあたり0.00001ミリグラム(10ナノグラム)※以下となっています。この基準値は、一般の方がにおいを感じない量として設定されています。しかし、においに敏感な方は、基準値の半量の1リットルあたり0.000005ミリグラム(5ナノグラム)を超えるとかび臭を感じることがあります。

※1リットルあたり10ナノグラムとは、学校のプール約16杯分の水に目薬を1滴溶かしたくらいの濃度に相当します。
【プール:300m3(長さ25m×幅12m×深さ1m)、目薬1滴 0.05gとして計算】

3.かび臭原因物質の除去

滋賀県企業庁では、かび臭が発生した時は、通常の浄水処理に加えて、粉末活性炭を注入し、かび臭の原因物質を活性炭に吸着させて取り除くことで、水質基準値以下に保つよう努めています。
なお、かび臭の原因物質を吸着させた活性炭は、浄水処理の過程で取り除き、水道水に含まれていないことを確認しています。

粉末活性炭を水に混ぜるために、タンクへ投入しているところです。
粉末活性炭の投入状況

粉末活性炭を水に混ぜるために、タンクへ投入しているところです。

粉末活性炭の拡大されたもの。黒い粉。
粉末活性炭
お問い合わせ
滋賀県企業庁浄水課水質管理室
電話番号:077-589-4595
FAX番号:077-589-3281
メールアドレス:na07@pref.shiga.lg.jp
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