聴覚・コミュニケーション医療センター

聴覚・コミュニケーション医療センターについて

聴覚・コミュニケーション医療センターは、平成27年度に設立された部署で、「聴覚・コミュニケーション医療センター構想」の実現に向けて取り組んでいます。

聴覚・コミュニケーション医療センター構想

高度難聴児の聴覚の獲得・回復および高齢者の自立した生活に不可欠な聴力の回復とコミュニケーション能力の回復を目指しています。

診療面では、既存の各種聴覚補償機器の装着、聴覚回復手術の施行、新規聴覚回復薬の臨床治験などを行います。

研究面では、新規人工聴覚機器の開発、難聴治療薬の開発、内耳再生医療の基礎研究などを行います。

組織体制(平成30年4月1日現在)

聴覚・コミュニケーション医療センター組織図

センター長(兼 研究所長)

伊藤 壽一(医師)

医師

藤野 清大(滋賀県立総合病院 耳鼻いんこう科 科長)

扇田 秀章(滋賀県立総合病院 耳鼻いんこう科 副部長)

松本 昌宏(滋賀県立総合病院 耳鼻いんこう科 副部長)

牛呂 幸司(滋賀県立総合病院 耳鼻いんこう科 医長)

小紫 彩奈(滋賀県立総合病院 耳鼻いんこう科 医員)

中井 麻佐子(小児保健医療センター 耳鼻いんこう科 医長)

金沢 佑治(小児保健医療センター 耳鼻いんこう科 副医長)

言語聴覚士

相宗 菜摘

平井 よう子

大越 海

松浦 仁美

診療部門

中・高度難聴の患者さんに対する治療を実施しています。

※難聴の治療以外の耳鼻いんこう科の診療については滋賀県立総合病院 耳鼻いんこう科のページを、また小児の医療に関しては小児保健医療センター 耳鼻いんこう科のページもご覧ください。

※18歳未満の方の診療は、小児保健医療センターにまずご相談ください。

1.人工内耳医療の実施

高度難聴の方々に対する現時点での唯一の治療法である「人工内耳手術」を行っています。当院ではこれまで小児の患者さんの手術が中心でしたが、成人の患者さんの手術も開始し、人工内耳手術後のリハビリ外来も増設しました。本センターで手術を施行した患者さんのみならず、他施設で手術を施行された患者さんのリハビリも受け持っています。

人工内耳手術実績
年度 件数 うち成人 うち小児
平成26年度 5 0 5
平成27年度 12 2 10
平成28年度 9 4 5
平成29年度 15 5 10

2.中等度難聴の患者さんに対する補聴器外来、埋め込み骨導補聴器手術などの実施

これまでも補聴器外来は開設していましたが、患者数の増加に伴い、平成28年度に検査室を増加し、多くの患者さんのニーズに応えています。

また「埋め込み型骨導補聴器」、「人工中耳」の手術も患者さんの希望により行います。

3.その他の診療

慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、耳硬化症などで難聴になった患者さんに対して、聴覚回復の為の鼓室形成術などの手術的加療を行っています。

4.市民講座等

当院が中心となり、市民公開講座などを開催し、難聴の方々だけでなく一般の方々に「聴覚の大切さ」、「難聴の克服」などに対する啓発活動を行っています。

研究部門

1.新型人工内耳の開発

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「医療分野研究成果展開事業 産学連携医療イノベーション創出プログラム」に採択され、京都大学、大阪大学、京セラ株式会社と共同で、病・産・官・学が一体となって国産初の新型人工内耳(人工聴覚上皮)の研究開発に取り組んでいます。

2.難聴治療に対する新薬の研究・開発

3.内耳再生医療に関する基礎研究

内耳の感覚細胞は一度障害を受けると再生しません。そのため難聴となります。本センターでは動物を用い、各種薬剤(細胞成長因子、抗細胞死剤など)の投与、各種幹細胞(iPS細胞、体性幹細胞など)の内耳への移植を行い、内耳再生を目指しています。

4.内耳障害に対する内耳の画像診断機器の開発

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