ひとり親家庭の様々な悩みに対応するため、県では、平成30年10月「滋賀県ひとり親家庭総合サポートセンター」を開設しました。
平成30年4月現在、県内の母子家庭と父子家庭を合わせた、ひとり親家庭は1万4560世帯です。
県が平成30年度に行った、ひとり親家庭の生活実態調査では、「親ひとりと子のみの世帯」が母子家庭で65・8%、父子家庭で56・0%となっています。また、悩んでいることのトップは「生活費」、次に多いのは「子どものこと」でした。身近に相談相手がいない中で、生計の維持と子育てを一人で担っている方が多くおられます。就労支援だけでなく、生活や子育てのことなども相談できる場が必要であることがわかります。
こうした実態に対応するため、サポートセンターを開設しました。生活のことや子育てのこと、仕事のこと、住まいのことなどの様々な相談に専門の相談員が対応します。また、これから離婚を考えておられる方も相談いただけます。どんな悩みでも、気軽にお電話ください。ご希望があれば面談もします。また、メールでの相談も受け付けています。
まずはじっくりとお話をお聞きし、必要に応じて市町の窓口や専門の支援機関におつなぎします。
仕事も家事も一人でがんばりすぎて体調を崩したり、子どもが一人で過ごす時間が増えたりするケースが多いです。一人で抱えこまず、ささいなことでもセンターに電話をしてください。具体的な悩みではなく、話を聞いてほしいというだけでも構いません。あなたに寄り添い、時間をかけて話をお聞きします。
また、支援制度の説明だけでなく、相談者の状況をお聞きしながら、解決に向けて何ができるかを一緒に考えます。答えが見つからなくても、話すことで気持ちが楽になることもあります。個人情報は厳重に扱っていますので、安心して相談してください。
センターでは、県内在住のひとり親家庭の親を対象に、同じ立場の方同士で悩みを打ち明けたり、情報交換したりする場として、「交流カフェ」を開催しています。健康や家計などの暮らしに役立つ講演と、お茶を飲みながら交流する時間もあります。お子さんの託児もあります(要予約)。気軽にご参加ください。
期間中、「誰もが自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向けて、国、県、市町、関係団体が連携して、啓発や相談支援を重点的に行います。
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人権啓発資材
紙芝居やクイズなどで子どもから大人まで一緒に楽しみながら人権について考えることができます。詳しくは県ホームページをご覧ください。
人権教育DVD
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