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ふれあいプラスワン
一人ひとりが輝く豊かな社会へ

4月2日~8日は「発達障害啓発週間」です

誰もがその人らしく生きていける社会へ (広報誌プラスワン 平成31年(2019年)3・4月号 vol.178)

「発達障害」という言葉を見聞きする機会が増えています。どのような障害なのか、わたしたちに何ができるのかを、発達障害の方への支援に長年たずさわってこられた井深允子さんにうかがいました。

滋賀県発達障害者支援センタースーパーバイザー 井深 允子さん

発達障害とは?

発達障害は生まれつきの脳機能の発達が関係する障害です。育て方や家庭環境によるものではありません。

代表的なものに、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如多動症(ADHD)、学習障害(LD)があります。人によって特性のあらわれ方や程度は異なり、障害が重複することもあります。また、できることとできないことの差が大きいのが特徴で、社会生活に困難さが生じる障害です。

わたしたちにできること

家庭では、家族による早い時期からの支援が大切です。本人の特性を十分理解し、興味を持っていることや、できそうなことからさせてみるなど、本人の自信につながる経験を積み重ねるとよいと思います。また、気になることがあれば、身近な相談窓口に相談してください。

園や学校では、本人が遊びや学習で何をするのか、わかるような環境づくりが大切にされています。見通しが持てないと不安になりますが、一日の予定を見てわかるように伝えると、安心して取り組めると思います。

職場などでは、周りの人が配慮することで、お互いにプラスになります(上記の工夫の例)。伝え方の工夫をするとともに、直属の上司が代わるときには引き継ぎをして支援の内容を変えないことも大切です。支援を求めるのが苦手な人が多いので、困ったときに相談できる人を職場で決めておくことも必要です。

違いを理解し認め合う

その人らしく生きることは、誰にとっても大切なことです。発達障害のある人には、個性的な特徴があります。その人が困っているときには必ず理由があるので、それを一緒に考えてくれる人が増えてほしいと思っています。

違うから避けるのではなく、関わりを持って、違いを理解し、認め合う。そのようなことが、一人ひとりが大切にされ、互いに思いやることができる、みんなが暮らしやすい社会の実現に通じるのではないかと考えています。

発達障害の代表的な特性

<職場などでの工夫の例>

  • おだやかに、ゆっくり話す
  • 口頭で伝えるだけでなく、メモを渡す
  • 手順やモデルを図にして示すなど、見てわかるように示す
  • 先の見通しが立たないと不安に感じやすいので、その日のスケジュールなどを示す
  • 急な予定の変更に対応できないので、変更はあらかじめ伝える など
大きな声や早口であいまいな指示
・同時にいくつもの指示
○○と、△△と、□□を
きちんとやってくれ!
叱られた!
…何を言われているのか
わからない…。

↓ 本人の特性に応じた対応

・順番に作業してください。
・2番の絵のようにします。
・やってみるので見てください。
フムフム

毎年4月2日は「世界自閉症啓発デー」です

自閉症などの発達障害について正しく理解し、みんなが幸せに生活できる社会を目指して、日本では4月2日~8日を「発達障害啓発週間」としています。県ではこの期間中に国宝彦根城のブルーライトアップなどを予定しています。

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発達障害に関する相談は…

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FAX番号:077-528-4853
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