かつては湖上や街道などを多くの物が行き交い、その代表が若狭から運ばれた鯖でした。湖北では、農家に嫁いだ娘を気遣い、田植えで忙しい時期に滋養豊富な保存食・焼き鯖を贈る「五月見舞い」という風習があります。長浜では曳山まつりでふるまう、ハレの日の御馳走でもあります。
長浜市在住の中山洋子さん(左)と二矢清子さん(右)
焼き鯖…1匹
そうめん…5束
青ねぎ…2本
生姜
(薄切り)…1かけ
【煮汁】
水…カップ1
酒…大さじ2
みりん…大さじ2
しょうゆ…大さじ3
砂糖…大さじ3
焼き鯖を煮る
焼き鯖を幅3センチほどに切る。煮汁と生姜を鍋に入れて煮立たせ、切った鯖を加えて10~15分ほど煮る。
そうめんを湯がく
そうめんをやや固めにゆで、冷たい流水で洗ってぬめりを取る。
盛りつけ
1.の鯖を皿に取り、煮汁をザルで漉す。この煮汁に水約100ccを加え、みりんやしょうゆで好みの味に調えて沸騰させ、 2.のそうめんを入れて煮汁を吸わせる。そうめんと鯖を盛り付け、青ねぎを添えて出来上がり。
焼き鯖を甘辛く炊いた汁で煮含ませたそうめんは、つけ麺ともにゅう麺ともひと味違う味わい!
そうめんを巻いて波に見立てて盛りつけてもキレイですよ!