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守り、活かす、未来へつなぐ

琵琶湖森林づくり県民税

県の面積のおよそ2分の1(20万ha)を占め、私たちの暮らしと深く結びついている森林。
みなさんに納めていただいた県民税は、滋賀の大切な森林を守り、未来に引き継ぐための様々な事業をサポートしています。

滋賀の森林は、琵琶湖保全再生法で「国民的資産」と位置づけられた琵琶湖に、生命の源である清らかな水を供給し、近畿1450万人の人々の暮らしと産業を支えるとともに、県土を保全して洪水などから私たちの暮らしを守っています。さらには、多様な動植物に生息の場を提供するなど、様々な役割を果たしています。

森林から産出される木材は、家や家具などの材料として利用されますが、時代とともに県産材の利用は減少し、手入れの不足した森林が見られるようになっています。

そこで、みなさんからいただいている「琵琶湖森林づくり県民税」を使って、健全な森林づくりや里山の整備、県産材の利用や森林環境学習など、大切な森林を私たちの手で未来に引き継ぐ取組を進めています。

森から生まれたしがの森の精

ボズー(BOZU)

原作:たなべひろし

制作:近藤 卓也

森から生まれたしがの森の精ボズー(BOZU)
植える→育てる(間伐)→収穫→上手に使う(主伐)

ウッド・ジョブ体感事業

中学生を対象に木材生産や加工の現場を体験職業としての林業に興味を持つきっかけに

小学校で森林に親しむ「やまのこ」事業を経験した中学生が、実際の林業の職場を体験する活動です。現在4校で、植樹や伐採、製材所見学など、各学校に合わせたプログラムを実施しています。林業に興味を持ち、職業として目を向ける若者が増えることを期待しています。

重機を使った迫力ある現場に「感動した」という生徒も。林業がぐんと身近に感じられたようです。

鳥居本学園彦根市立鳥居本中学校

校長山田 孝さん

山田 孝さん

山を活かす巨樹・巨木の森保全事業

琵琶湖の水源林や森林と共生する文化の象徴である貴重な巨樹・巨木林を保全し、次世代に継承

高時川源流域に残るトチノキやブナの巨木群を保全する当会では、県の支援を受け、巨木の計測や看板付け、歩道作り、巨木を中心にした生活文化の継承などに取り組んでいます。水害から人を守り、豊かな水資源をもたらす巨木の森。ぜひ多くの人に関心を持ってもらいたいです。

幹回り8m、推定樹齢500年の巨木も確認。
理解を深めるためガイドツアーも行っています。

高時川源流の森と文化を継承する会会長横山 屯さん 会員坂本 多鶴子さん 前会長太々野 㓛さん

横山 屯さん 会員 坂本 多鶴子さん 前会長 太々野 㓛さん

木質バイオマス利活用促進事業

木質バイオマス燃焼機器の設置を補助し資源循環型の暮らしを応援

循環型エネルギー資源である木質バイオマスの普及をめざし、県民や事業者が薪ストーブやペレットストーブを購入する際に、その経費が助成される事業です。身の回りにある木材を利用でき、無理なく地球温暖化対策に取り組めるのがいいですね。

滋賀県産薪ストーブを購入。煙も少なく、部屋を柔らかく温めてくれます。

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前田 康弘さんご家族

高島市朽木
前田 康弘さん
ご家族

木質ペレット

木質ペレット

おが粉やかんなくずなど製材副産物を圧縮成型した小粒の固形燃料。ペレットストーブの燃料として用いられる。

平成28年度 琵琶湖森林づくり県民税の使いみち(予算)

環境重視

山や森林の環境整備に使うもの

県民協働

森林に親しんだり、県民参加の森林保全活動に使うもの

一人あたり
年額800円

※個人/1人年額800円
法人/資本金などの金額により
年額2,200円~88,000円

総額

約7億5千万円

グラフ:      「環境重視」      間伐などの森林整備      386円      長伐期林への誘導      11円      間伐材の利用      64円      里山の整備      45円      「県民協働」      森林環境学習      117円      木の良さを活かす      163円      森林の大切さをPR      9円      みんなで森づくり

木1本1本と対話しながらの森づくり! “いい山”を次世代に残したい

林業に従事する女性はまだまだ少ない中、男性に交じって木を切り、山を育てる仕事を選んだ松尾扶美さん。「山の仕事は大変だけど楽しくて仕方がない」と語る松尾さんを惹きつける林業の魅力についてうかがいました。

松尾 扶美さん

東近江市永源寺森林組合松尾 扶美さん

真剣な眼差しで間伐作業にあたる松尾さん

真剣な眼差しで間伐作業にあたる松尾さん

大学時代は生態学を専攻。植生調査のため徳島で有名な林業家のもとに通い、その方の仕事ぶりや、そこに集まる若い人たちの山づくりへの情熱に触れ、私も林業をやりたいと思うようになりました。出身は福岡ですが、学生時代にたびたび訪れていた滋賀で採用があったので、昨年の4月に思い切ってこの世界に飛び込みました。
現在は先輩に教わりながら、木を切る基本的な作業を行っています。とにかく毎日が楽しい!木って1本1本に個性があるんです。木の材質や傾き、地形、周りの木との関係性などを見極め、『どう攻略しようか』と考えて挑むところは、スポーツの試合と似ているかも(笑)。
男性のような体力がないことはハンディですが、機械化も進んでいますし、働くうち自然に筋力がつきます。チェーンソーの重さを木に預けて体力を使わずに切る、何度もやり直さず一度で決めるなど意識するようにしています。自分が関わった山の美しい姿を見るときは最高の気分。思い描く理想の山に育てられるようにもっと山を知って、正確な技術を身につけていきたいですね。よい状態の山を次世代につなげられる喜びと誇りがこの仕事の魅力です。

川上から川下まで、森林づくりを全方位的にサポート! 「琵琶湖森林づくり基本計画」と「滋賀県水源森林地域保全条例」に基づく届出制度

「琵琶湖森林づくり基本計画」の推進

滋賀県では「琵琶湖森林づくり条例」に基づき、平成17年に「琵琶湖森林づくり基本計画」を策定して、森林の持つ多面的機能の持続的発揮に向けた滋賀の森林づくりに取り組んできました。
森林づくりは長期的な展望に立って進めていく必要がありますが、中期目標である戦略プロジェクトについては社会情勢の変化に柔軟に対応するため、見直しを図ることとされています。
これまでの取組の成果や課題、生物多様性の保全や林業の成長産業化の視点を踏まえ、平成28年3月に

  • 生物多様性に富んだ豊かな森林づくりの推進
  • 県産材の安定供給体制の確立

を今後5年間の新たな戦略プロジェクトのテーマとする計画の見直しを行いました。
これからも引き続き、琵琶湖と人々の暮らしを支えるかけがえのない滋賀の森林を健全な姿で未来につなげるよう、取組を進めていきます。

「滋賀県水源森林地域保全条例」に基づく届出制度

滋賀県の森林の有する水源かん養機能が、琵琶湖等の下流域への安定的な水の供給に欠くことができないものであることから、適正な土地利用に向けた取組として、水源森林地域内の土地の所有権等の移転などの情報を、事前に把握するため届出制度を導入しています。

森林所有者のみなさんへ水源森林地域において土地取引などを行う場合は事前届出が必要です!

詳しくは下記お問合せ先(県庁森林政策課)まで

山を活かす、山を守る、山に暮らす交流会2016 山を知るチャンス!

山を知るチャンス!
参加費無料

10月1日(土曜日)開催!10時~15時30分長浜市西浅井運動公園(長浜市西浅井町大浦2590)JR永原駅下車後すぐ(できるだけ公共交通機関をご利用ください。)森は、豊かな自然資源や貴重な文化資源など、都会にはない多くの魅力にあふれています。そこで、森の魅力を多くのみなさんに伝え、森林山村での就労や定着を考えてもらうきっかけとなる交流会を開催します。「山を活かす」「山を守る」「山に暮らす」様々な活動の醍醐味や意義を肌で知るチャンスです。ぜひ、お気軽にご参加ください。

● 毎年10月は「びわ湖水源のもりづくり月間」

10月1日は「びわ湖水源のもりの日」

楽しいイベントたくさん!

  • ステージイベント
  • チェーンソーアートの実演
  • 丸太ベンチづくり競技会
  • 県内森づくり団体による出展

平成28年度 森づくり県民講座

滋賀県では、県民の方々の参画による「県民協働による森林づくり」を推進しています。林業普及センターでは、森とふれあう経験を通じて森林の重要性を理解し、自発的な森づくり活動の支援・プログラム提供のための講座を開講しています。

平成28年度の今後の講座は右記のとおりです。

定員:9月27日は20名
10月20日・11月8日は各25名
※応募多数の場合は抽選となります。
受講料:無料

お問合せ&お申込み:滋賀県林業普及センター
滋賀県野洲市北桜978-95
TEL.077-587-2655
FAX.077-587-6527

9月27日(火曜日)
里山整備を進めよう
~林業機械(チェーンソー)の手入れ・使い方~
しめきり:9月15日(木曜日)

10月20日(木曜日)
人工林整備を進めよう
~森林作業を体験しよう~
しめきり:10月6日(木曜日)

11月8日(火曜日)
竹林整備を進めよう
~森林作業を体験しよう~
しめきり:10月27日(木曜日)

協働の森づくり応援サイト 森づくりネット・しが

まずはアクセス!

県内各地で活動する森づくり活動団体の情報、イベントなどが検索できるサイトです。補助制度など、森づくりのサポートについても紹介しています。気軽にアクセスして、みなさんの森づくり活動にご活用ください。

森づくりの技術を教えて欲しい
近くの森づくり団体はどこにあるの
間伐をしたいけど機材が無い
他の団体はどんなことをしているの
森づくりネット・しが 画面

まずは「森づくりネット・しが」をご覧ください!

お問い合わせ
知事公室 広報課 県庁森林政策課
電話番号:077-528-3911
FAX番号:077-528-4886
メールアドレス:dj00@pref.shiga.lg.jp