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非行少年の立ち直りを支え、被害者も加害者も出さないまちへ

過去に非行を犯した少年が、再出発するために私たちに何ができるのでしょうか。少年サポートセンターの少年補導職員 込山さんにお話をうかがいました。

少年犯罪には、どのような背景があるのでしょうか?

少年サポートセンター少年補導職員

込山 弘子さん

込山 弘子さん

家庭や地域社会の教育機能の低下、少年自身のコミュニケーション能力の不足や規範意識の低下などがあると考えられます。

どのような対策が行われていますか?

非行少年を生まない社会づくりに向け、立ち直り支援事業を推進しています。少年が社会から孤立することなく地域との強い絆を保てるよう、警察が積極的に手を差しのべ、少年を見守る社会気運の醸成に努めています。

少年サポートセンターとはどのような施設ですか?

非行を繰り返す少年の増加に伴い、継続的な支援を強化するために、平成11年に設置しました。センターを訪れるのは中学生やその保護者が多く、センターでは、まず少年の気持ちや立場を理解し、なぜ非行を犯したのか、これからはどうすればいいのかを少年や保護者と一緒に考え、体験活動などのさまざまな支援を行っています。
訪れる少年の多くは最初は何事にもやる気が見られないのですが、農業や自然体験活動を通して前向きになり、変化していきます。大学生などのボランティアとの出会いを通じ、人との関わり方などを学びます。地域においても少年に対する声かけや思いやりが広がると、立ち直りにつながると思います。

職員以外にも支えるメンバーが?

人生経験が豊富で、少年や保護者に適切なアドバイスを行える少年健全育成サポートリーダー14名が、少年の立ち直り支援活動をサポートしています。体験活動などでは、ボランティアをまとめたり、少年と保護者に指導・助言を行うなどの役割を果たしています。
また、少年と年齢が近く、気持ちを理解しやすい大学生ボランティアにも関わってもらっています。大学生と接することで前向きになる少年も多く、大学生たちも貴重な体験であると感想を寄せています。

大学生ボランティアの声

  • 自然の中、体験活動を通じ命について考える機会になった。
  • 普段と違い、素直に打ち込む姿に元気をもらった。
  • 充実感を覚えた。今後も関係づくりをしていきたい。

私たち県民が行なうべきことは?

周囲にいる大人が少年に手を差しのべ、厳しくも温かい目で見守ることが必要です。再び非行に走ることのないよう、地域ぐるみでの理解と応援にぜひご協力ください。

体験活動を通じた立ち直り支援

※ほかに、社会貢献活動、啓発体験活動があります。

■ 農業体験活動

食物ができるまでの苦労、物事を継続してやり遂げる体験をします。

■ スポーツ体験活動

スポーツ体験を通じて人との関わり方を学びます。

■ 地域文化体験活動

みんなで描いた大凧を揚げました。

滋賀県における 刑法犯少年 712人前年比 -146人(平成26年中)

□お問い合わせ大津少年サポートセンター

TEL:077-521-5735

米原少年サポートセンター

TEL:0749-52-0114

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COLUMN コラム

一人ひとりの命の重さに気づいてほしい

~「命の大切さを学ぶ教室」から~

滋賀県警察本部では、被害者も、加害者も出さないまちづくりのため、犯罪被害に遭われた方等に講師を依頼し、次世代を担う中学・高校生を対象に「命の大切さを学ぶ教室」を、各学校に出向き年間35回程度開催しています。

息子を亡くした悲しみの中から、 命の大切さを訴える田中さんご夫妻

昨年、12月に長浜農業高校で講演された、田中博司さん、とし子さんご夫妻にお話をうかがいました。

講演では、『我が子を失うことは親として生きる望みを失うほどのことです。私たちの体験を通じて、自分の命は自分だけのものではなく、多くの人に支えられていることに気づいてもらいたい』と訴えました。

講演後にいただいた生徒さんのアンケートに、「死にたいと考えていたが、話を聴いて、生きる大切さに気づいた」と書いてありました。私たちの思いを、これからも伝えていきたいと思います。

子どもたちには、家族との絆を大切にして、将来の夢に向かって生きてほしいと思います。

お問い合わせ

県警察本部警察県民センター TEL:077-522-1231

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3月は「自殺対策強化月間」です。

例年、月別自殺者数の多い3月を「自殺対策強化月間」とし、国、県、市町、関係団体が連携して、啓発や相談支援を重点的に行っています。

「話してください あなたの悩み」

全国一斉こころの健康相談統一ダイヤル
電話:0570-064-556

滋賀県自殺予防情報センター
電話:077-566-4326

内閣府「支援情報検索サイト」(外部サイトへリンク)

世界自閉症啓発デー

毎年4月2日は世界自閉症啓発デーです!
~4月2日から8日は
発達障害啓発週間~

世界自閉症啓発デー自閉症をはじめとする発達障害は脳機能の障害です。障害があることが外見からわかりにくいため、周囲から誤解を受けることがあります。早期の発見と適切な支援が大切であり、そのためにも県民のみなさんの発達障害への理解をお願いします。

■お問い合わせ先:
世界自閉症啓発デー 日本実行委員会〈公式サイト〉(外部サイトへリンク)

お問い合わせ
県庁障害福祉課 TEL:077-528-3548

ぜひ、ご活用ください!

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 ~私たちにできること~ 【21分】

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貸出申込み・お問い合わせ先
県教育委員会事務局生涯学習課 電話:077-528-4952 FAX 077-528-4962 メール:info@nionet.jp

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