すべての人の
人権が尊重される
豊かな社会に
設立1年を迎えた「滋賀の縁(えにし) 創造実践センター」の取組
社会的孤立や生活困窮の問題が広がっている中で、一人ひとりが大事にされる地域づくりをめざして、県内の各分野の福祉関係者が会員となって設立された「滋賀の縁 創造実践センター」の谷口郁美所長にお話をうかがいました。
「生活者の目線」で暮らしの課題を見続けます
滋賀の縁 創造実践センター所長
谷口 郁美さん
滋賀の縁 創造実践センターシンボルマーク「えにしちゃん」
原画デザイン:
藤居沙来さん(長浜市)
滋賀の縁 創造実践センター事務局
[TEL] 077-569-4650
[HP] http://www.shiga-enishi.jp/
滋賀に暮らす人々の中には、貧困の中でぎりぎりの生活をしている家族、長期間にわたりひきこもり状態にある人、家族や自分自身に生きづらい事情を持っている人など、深刻な生活課題を抱えながら支援が届いていない人たちがおられます。
人はだれでも幸せになる権利があります。縁センターは、制度のはざまの困りごとを放っておかない姿勢で、必要と思ったことは制度の枠にとらわれずモデル事業として企画し、実践する団体や人の集まりです。そのための財源も会員が持ち寄りました。
この民間福祉関係者の実践が滋賀の福祉の充実につながるよう、県と公私協働連携協定を結び、事業を進めています。
縁センターの会員が「放っておけない」と感じている課題は複数あります。企画委員が中心となり検討を重ね、現在は、孤立や貧困の連鎖から滋賀の子ども・若者を守ろうと、彼らと社会との架け橋となる事業を中心にモデル事業に取り組んでいます。
どの子も大事な滋賀の子どもです。「遊べる・学べる淡海子ども食堂」は、縁センターの会員が地元の方たちとともに地域ぐるみで取り組む子どもの居場所です。この夏休みには先行的に県内5か所で「子ども食堂」が開設されました。また、家庭の事情でさびしさやしんどさを抱える子どものための夜の居場所「フリースペース」は、老人ホームなどの福祉施設を活用した居場所で、これも県内5か所で始まりました。親の責任もあるけれど、今、しんどい思いをしている子どもを温かく包んであげたいという思いです。
「信じられる大人」が地域にいてくださることが子どもの支えになります。「子どもたちのために力になれたら」という思いを持ってくださる方は多くいらっしゃるはずです。ぜひ地域のボランティアセンター(社会福祉協議会)や縁センターの会員施設にお声かけください。
夕食を1人で食べる子どもが増えている現状を受け、住民や学生ボランティアが子どもの居場所づくりとして「子ども食堂」を開催
県では11月を中心にオレンジリボンキャンペーンを実施しています。児童虐待防止のメッセージが込められたオレンジリボンを胸につけ、一人ひとりができることを考えるきっかけとなることを目指しています。
子どものSOSを「189(いちはやく)」キャッチ!!
「たすけてサイン」を見逃さず、虐待かと思ったら「189」へお電話ください。
お問い合わせ:県庁子ども・青少年局 電話:077-528-3556 FAX:077-528-4854
~考えよう 相手の気持ち 育てよう 思いやりの心~
12月4日~12月10日は人権週間
国際連合は、世界人権宣言が採択された12月10日を「人権デー」と定め、また、我が国では、12月10日までの一週間を「人権週間」とし、集中的な啓発活動を行っています。
期間中は、特設人権相談所も開設されます。人権相談を希望される方は、お近くの法務局、人権擁護委員、市町役場人権担当課までお問い合わせください。
全国共通人権相談ダイヤル
TEL.0570-003-110(ゼロゼロみんなのひゃうとおばん)
※電話をおかけになった場所の最寄りの法務局につながります。
■ 最寄りの相談窓口については、
滋賀県人権啓発活動ネットワーク協議会 ホームページ(外部サイトへリンク)
12月2日~12日まで人権啓発テレビ番組を放送します!
お問い合わせ:県庁人権施策推進課
日時:12月6日(日曜日)10時30分~15時
場所:滋賀県立文化産業交流会館
(米原市下多良二丁目137/JR米原駅西口から200m)
午前
〔小劇場〕
人権ラブソングフェスティバル
終日
〔ロビー〕
県内人権センター展、物産展
お問い合わせ:(公財)滋賀県人権センター 電話:077-522-8243 FAX:077-522-8289
犯罪被害にあわれた方やその家族の方へ
犯罪被害者やその家族、遺族が置かれている状況を理解するとともに、被害に遭われた方が再び平穏に過ごせるよう、私たち一人ひとりの配慮が大切です!!
滋賀県犯罪被害者総合窓口
(県公安委員会指定 認定NPO法人おうみ犯罪被害者支援センター)
TEL.077-525-8103
相談時間:月曜日~金曜日 午前10時から午後4時(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
※個人の秘密は固く守られますのでご安心ください。
北朝鮮による日本人拉致は決して許されない犯罪行為です。
未だ北朝鮮に残されているすべての拉致被害者の方を速やかに日本に連れ戻さなければなりません。
そのためには、私たち一人ひとりが関心と認識を深めることが必要です。
お問い合わせ:県庁健康福祉政策課 電話:077-528-3514 FAX:077-528-4850