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漁と共に生きる 日本で唯一、人が暮らす湖上の島 沖島

暮らしの中の宝もの

伝える

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漁師(近江八幡市沖島町)沖島漁業協同組合代表理事組合長 森田 正行さん

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沖島は近江八幡の沖合1.5kmの場所。島全体が国定公園に指定されています。その歴史は800年以上前、平治の乱で破れた源氏の落武者が流れ着いたことが島の起こりとされ、湖上交通の要所として発展してきました。

島民300人程のこの島で車を見ることはありません。見かけるのは三輪自転車と手押し車。

「島に車は持っていないけれど、舟は持っている」

そう教えてくれたのは沖島漁業協同組合の森田さん。

お母さんのつくる『つくつく団子』とともにやってきた春もそろそろ終わり、漁が忙しくなる夏が来ます。

漁業を生業として生活している沖島では時間の流れが琵琶湖と一緒の沖島リズム。

「鮎がとれる時期は島中が夜11時に漁に出て、朝の 7時に帰ってくるなあ」

小鮎というと甘く煮付けた佃煮を想像する人が多いはず。しかし、ここでは塩ゆでで食べることも。足の速い湖魚をしらすのようにして食べられるのも、琵琶湖と共に生活しているからこそ。肉厚の天然うなぎを贅沢にすき焼きで味わうのも地元ならでは。

「夏の夜が過ごしやすいのはいいですよ。でも、こればっかりは来た人にしかわからない」

周囲が琵琶湖に囲まれているため、日没後はとても涼しくなるとのこと。

島の民宿に泊まって、暮らしの中にある沖島を体感するのもおすすめ。生活感に溢れている湖岸を民家と琵琶湖の距離の近さに驚きながら散策。島を縦断したその先にある、普段とは違う顔を見せる琵琶湖に、知らない滋賀の魅力を発見できるはずです。

ふれる

ふれる
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力を合わせて『地引き網』体験!

【開催時期】5月後半~10月いっぱいまで
【費用】1網 ¥40,000(30〜40人用)
沖に仕掛けられた網を浜から引き、地引き網の重さなど体感できるイベント。獲れた魚は持ち帰りできます。詳しくはこちらまで
沖島漁協TEL:0748-33-9511

感じる

感じる
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沖島の民宿 小川 裕義さん

こういう場所だから、残せるものがある。

「島に休憩所を」という、沖島公民館の元館長だったお父さんが経営する喫茶室と共に島の観光を支えている小川さんの民宿。島の最西端に位置する宿では、季節ごとの沖島らしい湖魚を使った料理が堪能できます。
「この沖島でしか味わえない、感じることが出来ない大切なものがたくさんあります。その宝物を次世代に残していかなければ」と、静かに語る言葉の中には熱い思いが込められていました。

取材協力
エコツーリズム協会しが 理事・事務局長吉見 精二
HP http://www.ii-trip.com (外部サイトへリンク)

琵琶湖の天然うなぎ

琵琶湖の天然うなぎ
肉厚で胸の辺りが黄色いことから「むなぎ」と呼ばれる沖島の夏のごちそう。

つくつく団子

つくつく団子
桜餅のこと。語源は「餅をつく」からきてると言われる。

よそものコロッケ

よそものコロッケ
おからとブラックバスの切り身を混ぜ合わせたコロッケ。滋賀B級グルメバトルにも出場。とてもヘルシー。

沖島へのアクセス方法

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JR琵琶湖線 近江八幡駅

下
バス

堀切港 (バスまたはタクシーでお越しください)

下
船

沖の島港 (堀切港からは10分程度で着きます)

※各交通機関の詳しい時刻については各交通機関HPまたは沖島HP
http://www.biwako-okishima.com (外部サイトへリンク)をご覧ください。

地図をクリックすると拡大します。

沖島MAP

島民目線で作られた、沖島小学校の校長先生の手作り『沖島マップ』も沖島を楽しむアイテムのひとつ。