琵琶湖森林づくり県民税 木のぬくもりを感じる滋賀

滋賀県には、県の面積の約半分(20万ha)を占める森林があります。森林は、美しい自然の風景を見せてくれるだけでなく、私たちの命と暮らしに深く関わっているのをご存じでしょうか?

私たちの生活と森林

森林は琵琶湖の水源であるとともに、土砂の流出を防ぎ、二酸化炭素を吸収して地球温暖化防止にも役立ちます。また、木材は家や家具づくりに用いられ、ぬくもりを伝えます。
しかしながら、社会状況の変化等によって、木材が利用されなくなり、手入れの行き届かない森林が見られるようになりました。
そこで、健全な森林を守り育て、未来に引き継ぐため、平成18年度に始まったのが「琵琶湖森林づくり県民税」。みなさんの税金が、健康な森林づくりや里山の整備、間伐材の利用、森林環境学習のほか、県と県民が手をとり合って行うさまざまな活動に使われています。

子どもたちが 木のぬくもりを感じる大切さ

つかう人の声 長岡保育園 長浜学舎 園長 木船 法圓さん

昨年4月に開園した長浜学舎では、乳児用と幼児用、2台のびわ湖材製の遊具で、子どもたちが毎日楽しく遊んでいます。私たちの保育園では、子どもたちはみんな裸足。木の遊具・木の廊下から木のぬくもりを感じることはとても大切だと考えています。地元で育った木だから長持ちもするし、なじんできます。形が整ってなくてもぬくもりある木のよさを子どもたち、そして保護者の方にも伝えていきたいですね。 

平成24年度琵琶湖森林づくり事業の予算総額 約9億8千万円(その内、県民税 約8億5千万円)※個人/1人年額800円 法人/資本金などの金額により    年額2,200円~88,000円一人あたり 年額800円の税の使いみち環境重視 山や森林の環境整備に使うもの県民協働 森林に親しんだり、県民参加の森林保全活動に使うもの森林環境学習 92円木の良さを活かす 139円みんなで森づくり 26円森林の大
暮らしでつかう森林を守り地球温暖化防止につなげたり、木のぬくもりや良さを広く知らせるため、木製品利用の地産地消を促進。活動内容・小中高校での木製学習机の整備・住宅や公共施設でのびわ湖材の利用支援・森林資源研究への支援など
森を育てる環境保全を目的に、今ある森林を適切に管理し、また健康な森林づくりを行うため、整備や調査を実施。活動内容・手入れが進まない人工林の整備・山林境界の明確化に対する支援・鹿被害の対策・里山の整備など
森と暮らしをつなぐ森林を守り育てるとともに、森林の恵みを生活者の日常に届けるための事業、活動をサポート。活動内容・間伐材の搬出対策・森林づくりの情報発信、参加機会の提供・NPO、地域の森づくり活動の支援・森林環境学習の推進など

山をまもり水をまもる 山とまちの橋渡し役

つなぐひとの声 滋賀北部森林組合 田中 盛雄さん

森を守り育てていくために、山の所有者の委託を受け、山のプロとして植林、間伐、伐採などの仕事を行っています。その中でも、最近は間伐材で、工事看板や公園施設の円柱、ウッドブロックなどの製品を加工しています。山とまちの橋渡し役ですね。山を守ることが琵琶湖の水を守ることになり、そこから出た製品を県民の方に利用していただく流れの中で、県民税が有効に使われています。

森林づくりは長い目で見ることが必要

育てる人の声 滋賀南部森林組合 出雲 裕史さん

所有者の山離れが進む中、代わって私たちが山の手入れをする時に、搬出用機械のリース代や作業道作りのために県民税が使われます。木は植えればすぐに結果が出るものではありません。県民や所有者の方には、ぜひ長い目で見て「育てる」必要性を感じてもらいたいと思っています。そして育てるといえば「人」。木の良さや知識を、次代を担う人や子どもたちに教育していくことも大事だと思います。山や森は山主さんのものであると同時に、公共のもの。維持、管理などでお困りの時は森林組合に何でも相談してください。

森林をもっと身近に

みなさんの大切な税金は、人と森が支え合い暮らすために必要な事業に役立てられます。
たとえば、手入れが進まない森林の整備等に対する支援など、森林を「育てる」事業。間伐材の搬出対策や地域の森づくり活動の支援など、森林と暮らしを「つなぐ」事業。住宅や学校、公共施設での木製品の利用など、暮らしの中で「つかう」事業もその一部です。
木は、植えても木材として使えるような大きさになるには、何十年という年月をかけて育てなければなりません。だからこそ、まずはみんながもっと木を身近に感じて、関心を持ち続けることが大切です。地球温暖化対策や獣害対策など、新たな課題も見える中で、滋賀県では木のぬくもりに包まれた風土を、次代に引き継ぐ取り組みを今後も続けていきます。

びわ湖材をもっと身近に広がるびわ湖材ユニーク製品部屋の中にいても森を感じられるものがいっぱいあるね!

もっと知ろう、森のこと。(イベントのお知らせ)

森林について気軽に学べるイベントから、森林での手入れ作業まで、興味や体力、経験に合わせてお出かけください。

気軽に森林学習

  • 10月6日(土曜日)
  • 林業技術の実演や展示、販売、ステージなど、森の魅力がいっぱい。森づくりは初めてという方もお気軽に参加してください。
  • 公園で森の魅力に触れる!
  • 第7回森づくり交流会ふれあいフェスタ2012
  • ● 時間 10時~15時30分
  • ● 場所 彦根市荒神山公園(彦根市日夏町4769)
  • ● 参加費 無料
  • ● お問合せ 森林政策課 077-528-3918
  • 10月19日(金曜日)~21日(日曜日)
  • 木の良さや香りを体験。森林づくりや木材利用の展示、クラフトコーナーなど。
  • 木の良さや香りを体験
  • KOTO森くらしフェスタ2012
  • ● 時間 10月19日は13時~17時、 10月20日・21日は10時~17時
  • ● 場所 ビバシティ彦根センタープラザ、 センターモール(彦根市竹ケ鼻町)
  • ● 参加費 無料
  • ● お問合せ 湖東流域森林づくり委員会 0748-22-7717

森林でしっかりお仕事

  • 10月13日(土曜日)
  • 人工林の伐採を体験
  • ヒノキ林の手入れをしよう
  • 琵琶湖の北端でヒノキ林の伐採などを行います。淡海森林クラブと一緒に活動します。
  • ● 時間 10時~15時
  • ● 場所 塩津県有林 (長浜市西浅井町沓掛地先)
  • ● 参加人数 15名
  • ● 参加費 無料
  • ● お問合せ 湖北森林整備事務所 0749-65-6617
  • 10月20日(土曜日)
  • 間伐作業と植物観察
  • 「高間みずべ公園」間伐で“いい汗”流そう!
  • 25年生のヒノキの人工林の間伐を行います。作業場所に向かう道中では、秋の植物観察が楽しめます。
  • ● 時間 9時~15時
  • ● 場所 高間みずべ公園 (甲賀市甲賀町油日)
  • ● 参加人数 30名
  • ● 参加費 無料
  • ● お問合せ 甲賀森林整備事務所 0748-63-6117

林のお手入れ初級編

  • 10月20日(土曜日)
  • 木漏れ日さす里山に
  • 「きぬがさ山」里山林の手入れ
  • 放置され混み過ぎて暗くなった林を、のこぎりを使って整えます。
  • ● 時間 9時30分~15時30分
  • ● 場所 きぬがさ山 (東近江市五個荘石馬寺町)
  • ● 参加人数 30名
  • ● 参加費 無料
  • ● お問合せ 中部森林整備事務所 0748-22-7718

たっぷり自然に親しむ

  • 10月28日(日曜日)
  • 秋の森林で自然体験
  • わくわくホリデー「秋の葛川を楽しもう!」
  • ハイキングや観察会、森林の資源活用など、体験活動を中心に自然に親しみます。
  • ● 時間 10時~15時
  • ● 場所 大津市立葛川少年自然の家周辺
  • ● 参加人数 30名
  • ● 参加費 500円
  • ● お問合せ 大津市立葛川少年自然の家 077-599-2102
  • 10月28日(日曜日)
  • 森づくりにチャレンジ
  • 高島市朽木、水源の森を満喫~とちのこウエル~
  • 高島市朽木の「トチの生える森」で森林散策や植樹を行います。トチ餅づくりにもトライ。
  • ● 時間 10時~16時
  • ● 場所 高島市朽木 針畑地区
  • ● 参加人数 30名程度
  • ● 参加費 1,500円程度
  • ● お問合せ びわ湖高島観光協会 0740-22-6108

※基本的に作業や山の中で行動できる服装でご参加ください。持ち物など詳細につきましては各イベントにお問い合わせください。

滋賀の森づくり団体がわかるホームページ「森づくりネット・しが」

HP http://www.pref.shiga.lg.jp/d/rimmu/moridukurinet/

県内各地で活動する森づくり活動団体の情報、イベントなどが検索できるサイト。補助制度などについても解説しています。みなさんの森づくりにご活用ください。

□お問い合わせ

県庁森林政策課

TEL:077-528-3914 FAX:077-528-4886 MAIL:dj00@pref.shiga.lg.jp

キャッチコピー「母なる湖・琵琶湖。-あずかっているのは、滋賀県です。」