滋賀の医療を考える

滋賀県内における医師の確保・定着に向けて

滋賀県の地域別医師数出典:厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師調査」

医療の充実のためには、誰もが地元の医療機関で診察や治療を受けられることが大切な条件です。しかし、現在滋賀県においては、人口当たりの医師数が全国平均を下回っており、また平成16年と平成22年の医師数比較では、県南部の圏域では大きく増加している一方、県北部の圏域では減少しているなど地域的な偏在がみられます。そのため県では、これまで取り組んできた医師の充足状況等の把握、医師確保に関する病院への支援や臨床研修医の確保等に加えて、滋賀医科大学と連携し総合相談窓口の設置による女性医師等の就労支援やキャリア形成支援として地域医療を志向する医師の希望を踏まえた研修プログラムを作成するため、今年9月に「滋賀県医師キャリアサポートセンター」を開設しました。同センターにおいて医師の地域偏在を解消するためのコントロールタワーとしての機能を確立し、医師の確保・定着を図ります。

滋賀県医師キャリアサポートセンターの役割地域医療に従事する若手医師等のキャリア形成支援とともに、地域偏在の解消に取り組む。キャリアアップ医師のキャリア形成を支援するため、専門医養成等のプログラムの構築や、研修資金貸与により偏在を解消。医師のための相談窓口女性医師の就業に関することや、若手医師の研修、専門医取得など総合的な相談に応じます。女性就業支援子育て中の医師のための保育サービスや臨床復帰研修な

住み慣れた場所で自分らしく生活するために

希望は「わが家での最期」

今年7月、県民意識調査を実施し、「人生の最期をどこで迎えたいですか」とたずねたところ、「自宅」と答えた方が48%と、半数近くを占めました。病気になっても住み慣れた場所で生活したい、人生最期の時間を家族とともに過ごしたいという思いを実現するために、滋賀県では在宅医療の充実をめざす様々な取り組みを進めています。

「どこで最期を迎えたいか」 県民の声出典:H24.7 滋賀の医療福祉に関する県民意識調査自宅48%病院23%介護老人保健施設1%特別養護老人ホーム2%その他(有料老人ホーム、ケアハウスなど)2%わからない22%無回答2%
薬剤師      在宅医療用の調剤、服薬指導を通じて体調の変化を確認したり、飲み忘れを防ぐなど細やかなチェックも行っています。      有限会社 メディテック      大津ますだ薬局      管理薬剤師山川 邦之さん      設備・能力ともに病院レベルへ。      病院と同等のサービスを受けられる体制ができつつある今、他職種と連携、情報交換を行い、住み慣れた地域で「自分らしく」豊かに過ご
ケアマネジャー      要介護認定者や家族からの相談を受け、医療だけでなく介護に必要な様々なサービスを調整し、ケアプランを作成しています。      社会医療法人 誠光会      居宅介護支援事業所きらら      所長(主任介護支援専門員)森本 清美さん      「人への支援」を行うチームの要。      食事、入浴など生活環境も含めたケアを行うチームを作ります。介護はご家族だけで抱える問
医師      外来診療のほかに、定期的通院が難しい人や高齢者などへの訪問診療をほぼ毎日行っています。在宅医療の啓発活動も実践しています。      滋賀県医師会 理事/      医療法人 かおり会 理事長本多 朋仁さん      地域で看取る。不安のない最期を。      自然の中で、看取りも含め豊かに過ごせるのが滋賀の良さ。私たちは情報共有できるチームで支えますので、在宅医療に不安がある方は
訪問看護師      在宅で療養している人の体調管理を行っています。困りごとなど医療的な観点からケアしています。      (社)滋賀県看護協会      訪問看護ステーション      療養通所介護事業所      管理者・看護師・介護支援専門員日永 めぐみさん      安心できる在宅医療をめざす。      ご本人が地域や家族の中で安心して過ごせるよう努めています。在宅医療を担う看護師の需要

在宅医療を進めるための滋賀県の取り組み

病院から在宅まで切れ目のない医療を提供する仕組みづくり

  • 在宅療養支援センターの整備
  • 訪問看護ステーションの充実・強化
  • 在宅医療を後方支援する病院の機能強化

県民フォーラムの開催や住民主導の取り組みへの支援

多職種のチームで 支えます      ホームヘルパー      管理栄養士      ケアマネジャー      訪問リハビリスタッフ      薬剤師      患者      医師      訪問      看護師      歯科医師      歯科      衛生士

在宅医療福祉を担う看護職員確保対策事業を実施しています。

就業相談窓口の設置と人材の掘り起こし各地域(ハローワークや保健所など)での出張相談窓口の設置、コーディネーターによるマッチングに至るまでのきめ細かな就業相談、ナースバンクへの登録促進による人材の掘り起こし滋賀ナースセンター TEL077-564-9494職場復帰研修等の実施施設での実習を含む現場復帰のための専門研修、就業先施設への研修経費の助成子育て環境の整備病児等保育や他施設からの児童受け入れを

看護の資格や能力をもう一度地域のために

自宅で最期を迎えたいという県民のみなさんの思いを実現するためには、在宅での医療を提供する仕組みの確立とともに、これに携わる訪問看護ステーションで働く看護師などの人材の確保が必要です。

訪問看護には一定の経験と判断力が求められます。このため県では、過去に看護師として働いた経験をお持ちで、看護師資格を有しながら現在は医療現場を離れておられる方に注目し、これらの方々の再就業を総合的に支援することにより、必要な人材を確保する取り組みを進めています。

「滋賀の医療福祉を守り育てる」 県民フォーラムのご案内

参加無料 定員 400名 先着順

(表)
日時 平成24年11月25日(日曜日)13時15分~16時30分(受付12時45分〜)
場所 ピアザ淡海 ピアザホール 大津市におの浜1丁目1-20
内容 《テーマ》みんなで考えよう~滋賀の医療福祉 ・ 在宅看取りのいまとこれから~
申込〆切 11月19日(月曜日)
申込先 TEL 077-528-3520 FAX 077-528-4851
記念講演 「地域で命を支える-「がんばらない」けど「あきらめない」-」諏訪中央病院名誉院長 鎌田 實さん
看取り劇場 「また逢う日まで」〜いろんな看取りのかたち〜
表彰式 「あったか介護ありがとうメッセージ」受賞者表彰「私のこれからの生き方、最期の迎え方」作品受賞者表彰
鼎談 「幸せな最期とは」フォトジャーナリスト 國森 康弘さん 滋賀県医師会長 笠原 吉孝さん 滋賀県知事 嘉田 由紀子
写真:鎌田 實さん

諏訪中央病院名誉院長 鎌田 實さん

□お問い合わせ

県庁医療福祉推進課

TEL:077-528-3638 FAX:077-528-4851 MAIL:eh00070@pref.shiga.lg.jp

県庁医務薬務課(看護職員確保対策事業へのお問い合わせ)

TEL:077-528-3633 FAX:077-528-4859 MAIL:eh00@pref.shiga.lg.jp

キャッチコピー「母なる湖・琵琶湖。-あずかっているのは、滋賀県です。」