文化財保護法の改正を背景に、県内での文化財をめぐる取組みは大きく変わりました。現在8市町が策定した文化財保存活用地域計画について文化庁の認定を受けるなど、地域総がかりでの地域文化遺産の保存・活用が進んでいます。
そうした新しい時代の文化財保護についてわかりやすく情報を提供し、自治体はもちろん民間企業やボランティア活動団体なども積極的に参加して、楽しみながら地域の文化遺産を守る取組を知っていただく初のイベントとして「しが地域文化遺産フェス in 多賀」(以下フェスと略称)を開催します。
フェスでは、行政(滋賀県・多賀町教育委員会)や地域住民、関係団体、民間事業者等が連携して地域文化遺産の価値を発信するとともに、一般参加者からの文化財にかかる幅広い相談を受け付け、その場で簡単な調査やアドバイスを行うほか、資金調達(クラウドファンディング)を兼ねた仏像修理体験、戦国武将のサインを探すワークショップ、マルシェなどを多彩に開催します。
地域文化遺産を核としたネットワークの形成につなげ、賑わいを創出することで、歴史・文化を活用した継続的な活動への足がかりとするものです。ぜひご参加ください。
開催日時 令和4年10月8日(土)午前10時から午後4時30分
※関連展示:令和4年9月27日(火)~10月16日(日)
会場 あけぼのパーク多賀(多賀町立博物館・図書館、文化財センター)(多賀町四手976-2)
主催 滋賀県、多賀町教育委員会
協賛 多賀まちづくりネットワーク、彦根城世界遺産登録推進協議会、坂田墨珠堂、楽浪文化財修理所、文化遺産プランニング