滋賀県で初めて育成したイチゴの新品種の名前が「みおしずく」に決定しました。
近年、滋賀県では新規就農者を中心にイチゴ栽培が増加しており、優良品種が求められていました。また全国的にも各地域でオリジナルイチゴ品種のブランド化が盛んに行われており、県独自の新品種の必要性が高まっていました。
このような中、滋賀県では平成28年から農業技術振興センターにてオリジナル品種の育成に取り組み、5年の歳月をかけて約1,600個体から「滋賀SB2号」を選抜しました。この新品種が皆様に愛され、親しまれるイチゴとなるよう、昨年11月1日~12月26日までの約2か月間、名前の公募を行いました。
名前の募集では、平成24年に公募を行った近江米「みずかがみ」の約19倍となる、7,607件の応募が寄せられました。これらの中から各種法令や応募規定でのチェック、外部審査員による選考会議などを経て絞り込みを行い、知事による最終選考で新しい名前が決定しました。
◆名前:「みおしずく」
◆命名者:森響希さん(滋賀県)
◆命名理由:爽やかな酸味と雫のような形からイメージ
◆選定理由:イチゴの形と食べた時のみずみずしさを表現し、水のイメージを通じて琵琶湖・滋賀を連想させる
令和4年度まで栽培試験を行い、令和4年度の冬から試験販売を開始(プレデビュー)、令和5年度より本格生産・販売となる予定です。