この度、次の事案が判明しましたのでご報告させていただきます。
県民の皆様に実態に即した情報をお届けできていなかったことにつきまして、お詫び申し上げます。
県では新型コロナウイルス感染症の検査数について、行政検査により実施した結果のほか、事務契約(※注)締結医療機関における実施結果について集計し公表しています。
これまでに実施された検査の結果、陰性と判定されたもののうち、約4,500件について集計から漏れていたことが判明しました。
なお、陽性者については、未計上はありません。
(※注)事務契約
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第15条に基づく調査に関する事務契約(検査に係る受診者の自己負担分を公費により負担することなどを定めた契約)
(1)医療機関からの報告に関するもの:約2,500件
対象:4月から10月までの間に医療機関で実施された検査のうち陰性分
原因:8月に医療機関と契約締結して以降、医療機関における検査実施分について、検査件数のみの報告はあったが、対象者の住所、性別、年齢等の契約上必要な情報が整った報告があった時点で受理する取扱としていた。すべての情報が整った報告が10月に提出されたため、これまで集計に含むことができていませんでした。
(2)集計業務に時間を要し滞っていたもの:約2,000件
対象:8月から10月までの間に一部の医療機関で実施された検査のうち陰性分
原因:医療機関からの報告はあったが、県において直ちに集計できず滞っていました。
(1)検査を実施する医療機関に向けて、検査後速やかに報告するよう依頼します。
(2)県の集計業務が遅延することがないよう対策を講じます。
(3)これまで検査機関からの報告日で検査件数を整理していましたが、今後は検査実施日により件数を整理します。