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「滋賀県保育士実態調査」の結果概要について

 保育士不足の実態や保育現場の職場環境の実態、保育士として働くことへの不安や職場に望むことなど、幅広く実態を把握し、滋賀県の今後の効果的な保育人材確保の取組につなげるための基礎資料を得ることを目的に、滋賀県では、初めて保育士実態調査を実施しました。

調査結果のポイント

人員・労働環境に関すること

・退職者の約半数は、勤務年数が3年未満となっています。

・現任保育士の労働環境についての不満は、「給与」が最も多く、次いで「休日・休暇取得」「仕事内容」「仕事の責任の重さ」が続いています。

・有給休暇の取得状況は、「半分未満しか取れない」が半数近くを占め、最も多くなっています。

・昼休憩等の休憩時間の取得状況は、約4分の1の人が「ほぼ取れない」状態になっています。

退職の理由について

・以前、保育職場に勤めていた保育士が直近の勤務先を退職した理由は、現任保育士および潜在保育士ともに「出産・育児のため」が最も多く、次いで「結婚のため」「職場の人間関係がよくないから」が続いています。

今後の就業意向について

・現任保育士の就業意向は、「現在の施設で保育士として働き続けたい」が最も多くなった一方、転職・退職を希望する人が約2割となっています。

・転職・退職したい理由は、「給料に不満」が最も多く、次いで「仕事量が多く、身体的な負担が大きい」「休暇が取れない・取りづらい」が続き、職場環境に関する理由も多くなっています。
 

・潜在保育士では、「保育士として働きたい人」が4割程度にとどまっています。

・保育士としての就業を希望しない理由は、「給料に不満」が最も多く、次いで「出産・子育て・家事・介護など家庭との両立が困難」が続いています。

・再就職に際して最も不安に思うことは、「家事・子育てと仕事の両立」が最も多く、次いで「職場の人間関係」「給与や労働条件等、待遇面」が続いています。
 

・保育士養成施設に通う学生では、8割以上が保育士としての就職を希望していますが、希望しない学生は、「他の職種への興味・関心」「希望の給料に合う施設がない」などを理由としています。

保育士として働くために重要だと思うこと

・現任保育士、潜在保育士および保育士養成施設に通う学生のいずれもが、保育士として働くためには「子どもへの愛情」が必要であり、「職場の人間関係」が重要だと考えています。

望まれる支援や制度について

・保育施設が保育士の安定的な雇用のために望む公的支援については、「職員の給与改善に関する公的支援の充実」が最も多く、次いで「保育士の社会的評価を高める取組」「加配職員雇用のための支援の充実」が続いています。
・保育士養成施設に通う学生が考えている保育士を目指す学生が増えるような支援や制度については、「保育士の処遇改善(給与・職場環境等)」が最も多く、次いで「保育士を目指す学生向けの相談窓口」「保育士の魅力を広めるイベントの開催」が続いています。

調査概要

調査対象

1.保育施設 :県内に所在する全保育事業者(保育所、認定こども園、地域型保育事業所)

2.現任保育士 :県内の保育施設(1)に勤務する全現任保育士

3.潜在保育士 :保育人材バンクに登録がある潜在保育士等

4.保育士養成施設 :県内に所在する全保育士養成施設

5.保育士養成施設の学生:県内の保育士養成施設(4)に在学する全学生

調査方法

・郵送による配布・回収

主な調査内容

1.保育施設:保育士不足の現状、離職防止・就業継続の取組、ICTの導入

2.現任任保育士:労働環境の現状、自己研鑽のための取組、今後の就業意向

3.潜在保育士:離職した理由、今後の就業意向、再就職への不安

4.保育士養成施設:入学者確保の取組、学生への就職支援の取組

5.保育士養成施設の学生:今後の就業意向、必要な支援や制度

回収結果

回収結果表
区分 配付数 有効回答数 有効回答率
1.保育施設調査 415件 245件 59.0%
2.現任保育士調査 8,682件 4,972件 57.3%
3.潜在保育士調査 464件 208件 44.8%
4.保育士養成施設調査 5件 5件 100.0%
5.保育士養成施設学生調査 734件 468件 63.8%
概要版(27頁)
全体版(170頁)
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