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琵琶湖北湖90m湖盆の底層溶存酸素等の現状について

琵琶湖北湖の第一湖盆(水深約90m)における底層溶存酸素(底層DO)が、827日(火)の水質調査で、貧酸素状態の目安である2mg/Lを下回りましたのでお知らせします。

1.調査結果

(1)底層溶存酸素量について(図1、表1参照)

調査日:令和元年827日(火)

調査地点:7地点

底層DOが2mg/Lを下回った地点:4地点

溶存酸素量:1.2 mg/L 2.6 mg/L

(2)底層の水質について(図2参照)

底層DOが低下することにより影響を受けやすいとされる栄養塩類(窒素、りん等)や重金属類(マンガン等)については、過年度10年間と同程度もしくは報告下限値未満である。

(3)湖底の生物について(図3、図4参照)

  • 8月20日(火)に水産試験場が実施した底曳き網によるイサザ・エビ類採捕調査で、採捕したイサザやエビ類に死亡個体は含まれていなかった。
  • 8月30日(金)に琵琶湖環境科学研究センターが実施したROV(水中ロボット)を用いた湖底調査において、第一湖盆(水深約90m)の一部地点でイサザとヨコエビの死亡個体が確認された。

2.現状の評価と今後の対応

  • 全層循環が完了しなかったことにより、例年より底層DOが低い状態となっていたところ、5月以降底層DOが継続的に減少していき、8月27日の調査時点で、底生生物への影響が見られる目安である2mg/Lを下回った。
  • 2mg/Lを下回ったのは平成29年9月以来、約2年ぶりである。(図5参照)
  • 8月19日時点では、水質については特に影響はみられない。
  • 水深90mの一部地点において、底生生物の死亡個体が確認された。
  • なお、イサザやエビ類は琵琶湖の広い範囲に生息しており、たとえ第一湖盆で底層DOの低下が進行しても、漁業への影響は限定的と考えられる。
  • 今後の気象条件によって、底層DOが回復せずに長期化した場合に備え、引き続き関係機関が連携し、調査・研究を進めることでしっかりと監視する。
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