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旧アール・ディエンジニアリング最終処分場周辺環境影響調査の結果について

栗東市小野の旧アール・ディエンジニアリング最終処分場(以下「旧処分場」という。)について、平成26年2月20日および25日に実施しました旧処分場跡地の周辺環境影響調査(地下水等調査)の分析結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
 

1.調査日

  • 平成26年2月20日(木曜日)
  • 平成26年2月25日(火曜日)(経堂池)

2.調査実施者

滋賀県琵琶湖環境部 最終処分場特別対策室

3.調査地点

位置図参照

(表)
場内浸透水 H16-No.5、No.1揚水井戸(※1)
Ks3層(※2)地下水 上流(※3) H24-8(2)
周辺 H24-S2(2)、H24-2(2)、H24-4(2)
下流 K-1(Ks2層とKs3層が一体)
Ks2層(※2)地下水 上流(※3) H24-7、H24-6(2)
周辺 H24-S2、No.1、No.3-1、H24-2、H24-4
下流 K-1(Ks2層とKs3層が一体)
地下水等確認調査 No.1-1、No.4-1、No.4-2、市No.3
経堂池 経堂池中央部

(※1)前回まで場内浸透水の調査地点であったA-3において、分析に必要な水量が確保できなかったため、A-3の約10m南側の地点にある浸透水井戸「No.1揚水井戸」において浸透水を採取しました。

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(※2)浸透水のKs3層地下水およびKs2層地下水への汚染移流拡散状況の概念図

【Ks3層地下水】側面で廃棄物土層と接していることにより、廃棄物土層の浸透水が地下水に移流拡散していると考えられます。

【Ks2層地下水】底面粘土層が破損している箇所で廃棄物土層と接していることにより、浸透水が地下水に移流拡散していると考えられます。
 

(※3) 上流は、ボーリング調査およびEC(電気伝導率)の分析結果から、浸透水の影響はないと考えられます。

4.調査項目

  • 経堂池および市No.3以外…BOD等の一般項目5項目、有害物質等17項目
  • 市No.3…pH、SS、ECおよび総水銀
  • 経堂池…BOD等の一般項目5項目、有害物質等8項目および農業用水基準項目6項目

5.調査結果

分析結果のとおり

各調査地点における地下水の環境基準値等の超過の状況は次のとおりでした。
 

  1. 場内浸透水調査(2地点)・・・H16-No.5、No.1揚水井戸
    • ひ素:1地点(No.1揚水井戸)
    • ほう素:2地点(H16-No.5、No.1揚水井戸)
    • 鉛:1地点(No.1揚水井戸)
    • ダイオキシン類:1地点(No.1揚水井戸)
  2. Ks3層地下水(上流)(1地点)・・・H24-8(2)
    • 分析に必要な水量が確保できないため、分析できませんでした。
  3. Ks3層地下水(周辺)(3地点)・・・H24-S2(2)、H24-2(2)、H24-4(2)
    • 砒素:1地点(H24-S2(2))
    • 1,4-ジオキサン:1地点(H24-2(2))
  4. Ks2層地下水(上流)調査(2地点)・・・H24-7、H24-6(2)
    • 砒素:1地点(H24-7)
  5. Ks2層地下水(周辺)調査(5地点)・・・H24-S2、No.1、No.3-1、H24-2、H24-4
    • 砒素:2地点(H24-S2、No.3-1)
    • ほう素:3地点(No.1、No.3-1、H24-4)
  6. Ks2+Ks3層最下流地下水調査(1地点)・・・No.K-1
    • 塩化ビニルモノマー:1地点(No.K-1)
  7. 地下水等確認調査(4地点)・・・No.4-1、No.1-1、No.4-2、市No.3
    • 地下水の環境基準を超過した地点はありませんでした。

上記の環境基準等を超過した地点での濃度の推移については、次のとおりでした。
 

  1. 前年度から継続して調査を行っている地点のうち、環境基準等を超過した4地点(H16-No.5、No.1、No.3-1、No.K-1)については、概ねこれまでの検出範囲内にあり、これまでの結果と大きく異なりませんでした。なお、塩化ビニルモノマー、1,4-ジオキサンについては長期的に見て、濃度は低下傾向にあります。
  2. 今年度より調査を実施した地点のうち、環境基準等を超過した5地点(H24-S2(2)、H24-2(2)、H24-7、H24-S2、H24-4)は長期的な傾向はまだつかめていませんが、砒素については季節変動が見られませんでした。今後も濃度の推移を注意深く確認していきます。
  3. 今回採水できなかった浸透水地点A-3に代わり調査したNo.1揚水井戸では砒素、ほう素、鉛およびダイオキシン類が環境基準等を超過しました。

砒素を除いて、地点A-3の既存の調査結果と比較して同程度の数値であること、砒素についても地点A-3において環境基準の4倍程度(平成24年度末)の数値を示したことがあることから、No.1揚水井戸の水質は地点A-3のそれと比較して大きな違いはないと考えています。

経堂池調査について

pH、COD、ECおよび全窒素が水稲の生育のために望ましい指標としての農業用水基準(※4)を超過、それ以外の項目は環境基準または農業用水基準以下でした。pHと全窒素の数値は上昇していますが、池の水抜き後の特殊な条件での調査であり、今回だけの調査結果で傾向を判断できないため、今後の調査結果を注視していきます。

(※4)農業用水基準農林水産省が学識経験者の意見も取り入れて、昭和45年3月に定めた基準で、法的拘束力はないが、水稲の生育のために望ましいかんがい用水の指標として利用されています。

お問い合わせ

滋賀県琵琶湖環境部最終処分場特別対策室
電話番号:077-528-3670
FAX番号:077-528-4849
メールアドレス:df0001@pref.shiga.lg.jp
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