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伊吹山利用と保全のローカルルールの運用について

1.趣旨

伊吹山山頂近辺の琵琶湖国定公園特別保護地区および国指定天然記念物区域を含むお花畑等貴重な植生や自然景観の保護再生を目的に、平成20年度より滋賀県、米原市、学識経験者、地元、ボランティア団体、関係企業等を中心に伊吹山自然再生協議会を発足し、自然保護や再生の計画、再生事業の実施方法等について協議してきました。

この中で、自然環境の再生保全とは相反し、利用促進の必要性も大きな課題としてあることから、貴重な自然環境でかつ観光資源でもあるこの地域で、「伊吹山利用と保全のローカルルール」を策定し、これを来訪者に周知し守って頂くことで、貴重な自然を保全しながら多くの来訪者にお花畑等を楽しんで頂き、次世代へ引き継いでいくことを目的とするものです。今年度よりその運用に向け案内看板を設置するなど来訪者へ知って頂くことから進めております。

また整備や営業を行う受け入れ側についても同じ趣旨で守るべきルールを決めて実施しているものです。

2.伊吹山保全と利用のローカルルール概略版

ルールの概要

※特に犬等のペットの持ち込みについては、事前に周知頂きたい事項です。

【伊吹山利用と保全のローカルルール】

1.利用者側編

伊吹山の自然環境を守るためには、訪れる皆さんの協力が必要です。皆さんの意識と行動が、そのまま環境破壊にも、また自然保護にもつながります。伊吹山自然再生協議会では、利用者の皆さんに守っていただきたいルールを定めています。伊吹山の貴重な自然を将来にわたって体験していただくためにも、このルールに沿った利用をお願いします。

(お花畑の植生保護等)
  • 人の踏みつけによって、お花畑が失われています。歩道を外れて花畑へ立ち入らないでください。
  • ロープや柵が設置されている場所ではそれを越えて立ち入らないでください。
  • 写真撮影時や観察時などに、歩道を外れたり柵を越えて立ち入ったりしないでください。また、歩道沿いの植物の踏みつけに注意してください。
  • 写真撮影時や観察時などに、他の利用者の通行のさまたげにならないように配慮してください。
  • 東遊歩道は、岩やぬかるみがあり歩きにくく危険なので、注意が必要です。下り専用として利用してください。
(希少動植物の保護)
  • ドライブウェイでは、動植物保護のためガードレールより外に立ち入らないでください。
  • 猛禽類への餌付けなど野生動物に食べ物を与えることは、生態系を乱し野生生物に悪影響がありますので、絶対にしないでください。
  • 動物の撮影や観察を目的として、接近や刈り払い等、動物の行動に影響を与える行為をしないでください。
(自然環境への配慮)
  • 動植物の採集は禁止されています。また、石や落ち葉も伊吹山の生態系の一部です。持ち出さないでください。
  • 外来種、園芸種を持ち込まないでください。外来種や園芸種が広がると、伊吹山在来種に影響を与え、お花畑の消失につながります。
  • 野生動植物への影響や他の利用者への配慮から、駐車場から先(天然記念物指定区域内)へは、ペットを持ち込まないでください。
  • たき火、バーベキュー、コンロ使用など、火の使用は厳禁です。また、喫煙者は灰皿を携帯してください。(天然記念物指定区域内では、喫煙しないでください。)
(ごみ、騒音等)
  • ごみは全て持ちお持ち帰りください。
  • 休憩場所などで大声や大きな音を出さないでください。
  • 喫煙者は灰皿を携帯してください。(天然記念物指定区域内では、喫煙しないでください。)
  • トイレは登山口や山頂駐車場にあります。野外排せつはしないでください。
  • 山での宿泊は山小屋や宿泊施設を利用してください。お花畑の踏みつけにつながりますのでテントでの野営は御遠慮ください。

2.受入れ側編

地元の方々や事業者の方々の協力なしでは、伊吹山の自然環境を保全していくことはできません。観光客や登山者を受入れる関係者が、一丸となって取り組んでいく必要があります。伊吹山の豊かな自然環境を未来へ残していくために、伊吹山の自然環境に及ぼす影響が少しでも軽減されるよう、このルールにご協力ください。

(天然記念物指定区域およびその周辺域について)
  • 天然記念物指定区域およびその周辺地域における土地の形状変更、植物の移植,展示をしないでください。
  • 天然記念物指定区域およびその周辺地域における工作物の新築,改築,増築,広告物の設置等については、自然景観に配慮し、伊吹山の自然景観を損なわないものとしてください。
  • 天然記念物指定区域およびその周辺地域における刈取りなどの草地管理、外来種の駆除、補植などについては、伊吹山自然再生協議会において協議のうえ、その取組方針に従ってください。
(施設管理について)
  • 遊歩道,登山道,ドライブウェイ等の補修等にあたっては、形状を大きく変えない工法、在来種による緑化など、景観と自然環境の保全に配慮してください。
  • 遊歩道,登山道,ドライブウェイ,山小屋周辺等の刈取りについては、山地草原種の保全のため、最低限の幅とし、刈取り時期を考慮してください。
  • スキー場やパラグライダー場の草地管理については、牧草の種子を散布せず、在来種による緑化に努めてください。また、刈取り時期は山地草原種の保全を考慮するなど、伊吹山の自然の保全に配慮して実施してください。
  • 草地管理・歩道管理・車道管理等の作業時に植物の踏みつけなどに注意してください。
  • ごみや生活排水の処理を適切に行ってください。
  • 施設の整備等にあたって外来種・園芸種を持ち込まないでください。
(利用者に対する働きかけ)
  • 利用者に対して野生動物に対する餌付けやごみの投げ捨てをしないように、それらの行為をしている利用者に声をかけるなど、「利用ルール」の普及啓発にご協力ください。
  • 利用者が遊歩道を外れて歩かないよう注意喚起してください。
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