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【琵琶湖文化館の収蔵品を銅鐸博物館で展示!】「近江湖南に華開く宗教文化-野洲・守山の神と仏-」 の開催について

 琵琶湖文化館地域連携企画展事業は、休館中の滋賀県立琵琶湖文化館の収蔵品を中心に、県内の地域と連携し積極的な展示公開をおこなうことで、全国でも有数の質と量を誇る収蔵品に親しんでもらい、県内地域と連携した企画展をとおして、滋賀の文化の豊かさを再認識し、文化財保護の取組について理解をもとめる機会とすることを目的に実施しています。

 今回は野洲市、守山市と連携し、旧野洲郡を中心とした宗教文化を紹介します。同地は益須寺をはじめ、古代より仏教文化が花開いた地で、多くの貴重な仏教美術品が今に伝わります。また、『延喜式』に名神大社として列した御上神社・兵主神社は信仰の中心地として栄え、両社に伝来する文化財より神仏習合の様相がうかがえます。さらに中世以降は、金森(かねがもり)や錦織寺(きんしょくじ)など浄土真宗の拠点も形成されました。本展では、琵琶湖文化館と野洲市歴史民俗博物館の収蔵品を中心に、今回新たに発見された寺外初公開の仏像等を交え、重要文化財3件、県指定8件、野洲市・守山市指定12件を含む名品の数々を一堂に公開します。

 郷土に残る様々な文化財を通して野洲・守山の歴史文化を紹介することで、地域の魅力に触れていただく絶好の機会です。

  • 会期令和4年(2022)10月8日(土)~11月27日(日)

展示構成と主な展示作品

プロローグ
・守山市指定 益須寺遺跡発掘調査出土資料 守山市立埋蔵文化財センター蔵

第1章 野洲郡が誇る仏教・神道美術
・重文 阿弥陀如来坐像 聖応寺(野洲市)蔵
・重文 如意輪観音像 法蔵寺(野洲市)蔵
・県指定 鰐口 蜊江神社(守山市)蔵
・阿弥陀如来立像 西林寺(野洲市)蔵

第2章 近江湖南に根づいた真宗文化
・守山市指定 光明本尊 本願寺赤野井別院(守山市)蔵
・守山市指定 筋後光正面阿弥陀如来画像 慶先寺(守山市)蔵
・打敷 錦織寺(野洲市)蔵

第3章 近江国野洲の古社 御上神社・兵主神社の歴史と文化
・県指定 相撲人形 御上神社(野洲市)蔵
・野洲市指定 棟札 兵主神社(野洲市)蔵

関連講演会・ギャラリートーク

第1回 10月29日(土)
「野洲郡が誇る仏教・神道美術-出品作品を中心に-」
和澄 浩介(滋賀県立琵琶湖文化館学芸員)

第2回 11月12日(土)
「近江湖南に根づいた真宗文化」
渡邊 勇祐(守山市教育委員会文化財保護課)

第3回 11月26日(土)
「近江国野洲の古社御上神社・兵主神社の歴史と文化」
齊藤 慶一(野洲市歴史民俗博物館学芸員)

時間:各回14:00~16:00
会場:野洲市歴史民俗博物館研修室 ※入館料が必要となります。
定員:各回80名
申込:野洲市歴史民俗博物館へ電話にて申込(077-587-4410)、10月8日(土)13:00より受付開始
※新型コロナウイルス感染症の状況により、内容が変更または中止となる場合があります。

 

   
お問い合わせ
琵琶湖文化館
電話番号:077-522-8179
FAX番号:077-528-9634
メールアドレス:[email protected]
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