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平成22年8月24日県政経営会議の概要

  • 開催日時:平成22年8月24日(火曜日)8時30分~10時15分
  • 開催場所:特別会議室
  • 出席者:知事・米田副知事・田口副知事・政策監・総務部長・県民文化生活部長・琵琶湖環境部長・健康福祉部長・商工観光労働部長・農政水産部長・土木交通部長・会計管理者・東京事務所長・企業庁長・病院事業庁長・議会事務局長・教育長・監査委員事務局長・警察本部長・理事(経営企画担当)
  • 議事概要:下記のとおり

(政策監)
おはようございます。今週の県政経営会議を始めます。本日の議題は論議事項1点と、協議事項が2点で、いずれも知事直轄組織からですので、私から説明させていただきます。

(論議事項)

1.関西広域連合(仮称)について(知事直轄組織)

関係府県間で設立に向けて検討を進めている関西広域連合(仮称)について論議を行った。

(協議事項)

1.次期基本構想原案について(知事直轄組織)

(政策監)
基本構想につきましては、これまで4回にわたり論議してきました。その結果として原案をとりまとめたということです。
まず標題は、8つのプロジェクトを優先的に進めていくということで、仮称ですが「未来を拓く8つの扉」という名前をつけています。1ページの「はじめに」で、基本構想策定の趣旨を説明し、現在の基本構想を継承するということを確認しております。
次に、基本的事項の核となる構成は、長期ビジョン編とプロジェクト編の二部構成となっています。計画期間は平成23年度から26年度までの4年間です。3ページの長期ビジョン編の第一で、前回の構想でも戦略として位置づけています「人の力」「自然の力」「地と知の力」の3つの力を、滋賀の強みとしています。4ページからは「時代の潮流と課題」で、何点かにわたり整理をしています。特に6ページからは「暮らしを取りまく様々な課題」で、暮らしの場面を切り取って記述しています。
8ページからは、「基本理念と将来の姿」です。「未来を拓く共生社会へ」という基本理念に、サブタイトルとして「人とともに琵琶湖とともに」というフレーズをつけています。それから2の「将来の姿」の12ページまでですが、現構想を策定するときに、県民の皆さんと十分議論して作り上げたものですので、変えないようにしました。これについては、基本的な考え方を常任委員会や基本構想審議会で説明していますが、今のところ異論はいただいていません。今後県民政策コメントや審議会での他のご意見と併せて、内容を判断していきたいと思います。それから13ページが「県政経営の基本姿勢」で、目指すべき自治の姿や市町との関係、あるいは県民との関係、さらには県政経営の考え方を示しています。
14ページからはプロジェクト編です。まず第一が「滋賀の未来成長戦略」ですが、2段落目が核の部分で、県民の医療や福祉、教育などの不安の解消の取組から、社会的課題を解決し、地域の力を発揮してもらうような社会成長と、経済的な活力を高める経済成長を同時に達成することを、滋賀の成長戦略として位置づけ、これを冒頭で掲げた滋賀の3つの力によって推進するというものです。
15ページ以下が具体的なプロジェクトで、これまでいろいろ議論をいただいた中で、メリハリをつけることが求められていることから、プロジェクトごとに、「施策の展開」を3つぐらいに絞って整理したところです。絞るに当たっての考え方は、未来を睨んで先駆的な取組が期待できるか、あるいは県の役割が大きいかなどをメルクマールにしました。プロジェクトは8つですが、15ページは「子育て安心プロジェクト」、16ページは「雇用の場への橋架けプロジェクト」、17ページは「低炭素社会実現プロジェクト」、18ページは「琵琶湖の再生プロジェクト」、19ページに「地域の魅力まるごと産業化プロジェクト」、20ページに「みんなで命と暮らしを守る安全・安心プロジェクト」と整理をしています。それぞれのプロジェクトにいくつかの指標を設定しています。この指標の部分については、部局と調整した上で本日示させていただきました。
今後のスケジュールですが、本日この後、総務・政策常任委員会があり、9月1日に第2回の基本構想審議会が開催されますので、ここに原案として提示する予定です。審議会の議論と並行して、9月中に県民政策コメントを実施して10月下旬までに県としての案を取りまとめたいと考えています。そして11月の県議会に策定状況を報告し、2月議会で議決を得るというスケジュールで進めていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。説明は以上です。
(質問・意見)
19ページのプロジェクト編7番で、「地域の魅力まるごと産業化プロジェクト」とあります。地域の魅力を全部産業化するということですが、中身は食のブランド化と観光ということならば、最終的な表現は今一度検討いただきたいと思います。もう一点、6番の「施策の展開」のところの三つ目の項目で「地の利や知の集積を活かした広域的な成長戦略の拠点を形成します。」とあり、この「拠点」とは何かと聞いたところ、企業誘致とスマートインターのことだそうですが、そういうことであれば「拠点」という言葉は若干誇大な表現ではないかと思います。
(政策監)
まず、地域の魅力まるごと産業化プロジェクトの表現ですが、具体的なご意見があれば検討したいと思います。それから拠点の形成という言葉と指標が一致しないのではないかというご意見ですが、我々としてもそういう意識も持っており、工場立地件数という指標がふさわしいのかどうか検討しましたが、やはり滋賀の成長戦略を考えた場合、地の利あるいは知の集積を活かした広域的な拠点を形成していく必要があるのではないかとの思いがあります。
(質問・意見)
指標が合っていないということではなくて、企業誘致とスマートインターの整備ということからは、「拠点の形成」という言葉が出てこないのではないかと思います。企業誘致という指標自体は良いと思います。
(政策監)
マニフェストにも含まれておりますし、滋賀県の未来成長を考えた場合、こうしたことが必要になるのではということです。
(質問・意見)
端的に言いますと、マニフェストに掲げられたものはソフト事業が主ですが、「拠点」という表現ですと、ハードの整備をイメージしてしまうので、それでいいのですかということです。議会等で、この中身は具体的に何かと聞かれたら、今のところ環境やITなどの成長産業の誘致ですとか、産学官の連携などと説明することになるわけですが、それだと「拠点の形成」というイメージではないのではないかと言われてしまいます。
(政策監)
たとえば今回栗東新駅跡地にGSユアサが進出するということは、環境産業の誘致ということですが、そういった方向性になってくるということです。
(質問・意見)
20ページの下段の枠囲みの中に指標として「危機管理センター」という言葉が単体で出ていますが、後に出てくる資料では「防災(危機管理)センター」という表現になっています。今まで基本構想では「防災センター」という言葉を使っていたと思いますが、あえてここで危機管理という言葉で、しかも()書きを外して独立した表現になっています。これまでの防災センターとは違うものですか。またその違いはどこかでオーソライズされたものですか。
(政策監)
言葉の違いは整理します。現在の県庁本館2階の防災センターが老朽化していることもありまして、県庁周辺地域の将来構想の検討をしていますが、その中でそうした施設も整備する必要があるのではないかとの思いがあります。その時に、例えば消防が広域化しますと、その指令センターの機能も必要です。これはまだ固まったものではありませんが、そういうことも視野に入れて、単に防災ということだけではないセンター機能を考えています。この4年間の中で計画を作っていこうというものです。
基本構想についてはよろしいですか。これはまだ原案ですので、今後またご意見をいただければと思います。

2.平成23年度に向けた施策構築について(知事直轄組織)

(政策監)
それでは、次の議題に移ります。平成23年度に向けた施策構築ですが、8月9日の県政経営会議で論議いただきましたが、1の基本的な考え方、3の施策構築にあたっての視点、4の財源措置については変わっていません。変わったのは、2の重点テーマで、先ほどの基本構想のプロジェクトを掲げています。そのことで基本構想との整合を図り、その推進の初年度の取組としております。以上を施策構築方針として、知事名で通知します。それから参考ということで、政策課題協議の実施について、2枚目以降の資料で示していますが、これについては明日、企画調整会議を開催して企画員等に詳細に説明したいと思っていますので、この場での説明は省略しますが、一つは重点テーマに関することと、別紙2に掲げる特定事項について知事協議をしたいと思っています。協議の日程は、(2)にありますように、重点事項は10月26日から11月1日、特定事項については10月7、8日にしたいと思っています。説明については以上です。
(質問・意見)
スケジュール的には、今ここで議論を終わって、明日会議をやって正式に通知を行い、その後10月26日から11月1日に知事と協議をするということですね。その間のスケジュールは何もないのですか。
(政策監)
9月には事業見直しがあり、議会が終わってから協議するということです。特別枠にかかるものについては、予算要求の時期を遅らせるということで総務部と相談しています。
(質問・意見)
別紙2の特定事項というのがありますが、これは各部が後は考えるということですか。
(政策監)
これは知事から特に指示をいただいたもので、プロジェクトには入っていませんが、いわゆる不易の部分で考えていかなければならないもの、あるいはまだ熟度が低く、今後研究、検討していかなければならないものについて今後の検討方向を協議いただくものです。
(質問・意見)
たとえば47番の「ご近所のよろずやや便利屋の復活を支援します」などはどこの部局を想定しているのですか。
(政策監)
今後企画調整課の方で調整します。
(質問・意見)
別紙3に取りまとめ部局が書いてあって、琵琶湖環境部、健康福祉部、商工観光労働部が一番多いのですが、それでいいのでしょうか。
(政策監)
やはりそれぞれの部局の連携の中で、主たる部局にお願いしたいと思います。ただ、この表はあくまで現時点での想定ですので、企画員と相談していきたいと思います。
(質問・意見)
想定案ということであれば要望なのですが、丸2の雇用の場への橋架けで一番重要なのは、働き口です。最終的に働き口がないと、いくら職業訓練をしても意味がないので、働き口を増やす施策をこの中に入れていかないとだめです。それは滋賀県版ニューディール政策を担当している直轄組織が入るべきではないでしょうか。
(政策監)
相談させていただきます。それでは知事からコメントをいただきたいと思います。
(知事)
基本構想案と施策構築方針について協議していただきましたが、向こう4年間大変厳しい財政状況の中にあります。特に事業見直しで、骨と皮しか残っていない中でさらに岩盤を削り込むというような、大変な苦労をしていただいていると思います。そういう中にあっても、やはり未来が拓ける成長戦略、施策づくりに努めていただきたいと思います。
特に施策づくりに当たっては、地域主権改革を自分たちが担うという姿勢で、部局を横串で通す総合行政への転換に十分留意していただきたいと思います。先ほど部局の星取表のようなものを出しましたが、そのあたり部局間で相談をしながら進めていただきたいと思います。特にどうやって実施していくのか、どうやって成果を出すのかというところまで、実質的に関係部局が連携を深めていただきたいと思います。
それから施策の展開については、特に私自身が今度の選挙で訴えて参りましたマニフェストの150項目の中で、重点テーマに盛り込まれているもの、いないものを整理して、先ほどの横長の資料にしています。これを見て中身を詰めていただきたいということです。
特に重点テーマについては、成長戦略の原点である「人」と「自然」、「地と知」の力を組み合わせて、経済成長と社会成長を進めていく中で決めたもので、ここは今までの基本構想ではあまり認識されていなかった部分です。モノあるいはお金の経済成長だけではなく、人と人のつながりの中で生まれてくる安心、信頼関係、それを社会成長という形で埋め込んでいくというのは、全国的にもかなり新しい試みだと思っております。これも皆さんとの議論の中から生まれてきたものです。
それから重点テーマには含まれていないのですけれども、特定事項(別紙2)として出させていただいたものは、少しバラバラな感じがすると思いますが、地元をまわりながら、県民の皆さんの生活の中から生まれてきたテーマも多く含まれていますので、ぜひ検討していただきたいと思います。その中には2種類の項目があります。一つは不易の分野です。すでに各部局で取り組んでいただいている不易の分野をより一層強化していただきたいということです。今から該当する番号を申し上げますが、まず6番の「虐待・育児放棄の予防」、それから9番の「お年寄りやNPOの子育て支援」、16番「少人数学級」、25番「大学生の就業体験」、それから107番の「魚のゆりかご水田」です。それからもう一つは、将来を見据えて県としてどういう役割が果たせるか、施策化が可能かの準備段階として、研究を重ねていただくものです。それが29番、47番、74番、110番、130番です。
その中で29番などは家族問題であり、行政が入り込むのはやり過ぎではないかという意見があるのは承知の上ですけれども、今のような子どもの問題を考えますと、やはり家族、地域、職場などのつながりがなくなり、無縁化、放置化が進んでいるところで、ぜひ研究をしていただきたいと思います。それから47番ですが、先ほどもどの部局でするのかという質問もありましたけれども、現場の大きなニーズがあるので、仕組みとして考えていただきたいと思います。特に交通問題などは、規制緩和だけでなく、デマンドバスとか乗り合い制度などの支え合う仕組みなども考えていただきたい。それから74番については、昭和50年代以降、滋賀県は文化施設をハード面ソフト面とも整備してきましたが、今、次の段階に入っているのではないかと思っています。20年、30年の長い目で研究を進めてほしいとも思っています。それから110番と130番は、環境に関わることですけれども、これについても具体的にどの部でどういうつながりでやってもらうかについては、十分調整出来ていないところがありますので、この後直轄組織の方と相談しながら進めてもらいたいと思います。
そういう意味で未成熟な部分もたくさんありますが、やはり未来に対する夢も埋め込んでいきたいということで、特定事項という形で入れさせていただきました。どうかよろしくお願いします。
(政策監)
よろしいですか。それでは知事からお話もありましたように、具体的な進め方はまた相談させていただきます。
予めの議題は以上です。その他ということで何か発言はありますか。
(健康福祉部長から、本日開催されるこども県議会についてコメントがあった。)
それでは本日の県政経営会議はこれで終了します。

お問い合わせ
滋賀県総合企画部企画調整課
電話番号:077-528-3311
FAX番号:077-528-4830
メールアドレス:kikaku@pref.shiga.lg.jp
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