Erika Toda
兵庫県出身。2006年、映画『デスノート』で映画初出演。主な出演作に「ライアーゲーム」シリーズ(’07~/フジテレビ系)、「SPEC」シリーズ(’10~/TBS系)、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ(’08~/フジテレビ系)など。数多くのドラマや映画に出演するほか、CMなどでも活躍。
現在放送中のNHK連続テレビ小説『スカーレット』は信楽を舞台にした作品です。信楽で陶芸家を志すヒロインを演じる戸田恵梨香さんに、滋賀県の印象と撮影のエピソードをうかがいました。
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滋賀では山間部を中心にロケが行われました。神戸出身の私にとっては山が近く、昔を思い出す、懐かしい温かさと居心地の良さがありますね。特に自然が豊かで空気がきれいな信楽のロケでは、自然から力をもらえました。地元の皆さんにはエキストラとして協力していただいたり、差し入れをしていただいたり、人の温かさに感謝しています。
滋賀の食事で印象的だったのは近江牛。共演者の林遣都くんたちと一緒に食べに行きましたが、おいしくてみんなでいっぱい食べました。近江牛のステーキは、今まで食べた中で一番でした!
昔、女性の陶芸家が少なかったのはなぜなんだろうと疑問に思っていました。実際に陶芸の稽古をしてみると、体力仕事だったんです。力が足りなくて先生が練る土の硬さでは、私は練れなかった。どんなに体重をかけても練りきれない。「陶芸は男の仕事」と実感し、甘くない世界だと感じました。まだ女性の陶芸家が少なかった時代に、陶芸をやっていこうと決めたヒロイン・喜美子の勇気、決断力に改めて驚きました。
信楽の陶芸家の奥さまとお話をしたことがあるのですが、たくさん苦労をされた方で、『スカーレット』に対して強い思いを持っていらっしゃることを知りました。その時、私は滋賀の皆さんの心を背負っているんだなと深く実感しました。皆さんの心を胸に、ヒロインの人生を力強く生きていきたいと考えています。
陶芸はもちろん、滋賀の町の美しさや人の温かさ、滋賀のいろんな魅力が、この作品を通して全国に伝わっていくことを願っています
戸田恵梨香さん情報
●現在放送中のNHK連続テレビ小説『スカーレット』にヒロインとして出演中
●11月1日公開の映画『最初の晩餐』に出演
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