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淡海の人
このコーナーでは首都圏でご活躍中の滋賀県ゆかりの人、滋賀県出身有名人にインタビューしています。

ソースネクスト株式会社プロデュースグループ担当執行役員 青谷征夫さん

あおたに ゆきおさん

  • 1969年生まれ。マキノ町(現:高島市)出身。
  • 神戸大学理学部物理学科卒業後、日立製作所のソフトウェア開発 (プログラマ)担当を経て、ソースネクスト株式会社に入社。
  • 特打、携快電話などのプロジェクトリーダーとして、コンシューマーソフト開発を推進したあと、コモディティ化戦略の製品企画、開発を行なった。
  • 現在は、プロデュースグループ執行役員として、「ウイルスセキュリティZERO®」や「超字幕®」シリーズなど製品の企画開発を統括し新しい商品を生み出している。

◇自然とともに

波一つない水面、どこまでも広がる湖、それが琵琶湖への昔からの私の印象であり、その琵琶湖の西に位置するマキノ町(現:高島市)で私は高校生まで育ちました。小さい頃は、夏は琵琶湖で泳ぎ、山でのかぶと虫採り、冬はマキノスキー場でスキーを覚えました。これからは海津大崎に桜の季節がやってくると思いますが、いつ見ても見事なものです。

◇大きな宇宙の小さな星より小さな宇宙の大きな星に

大学は神戸に通い、ノーベル物理学賞を受賞された小柴博士のお弟子さんに師事し、物理学・宇宙の研究をしました。卒業後は、日立製作所という巨大企業の一員となり、デスクの上に壮大・緻密な宇宙を展開するプログラマとして働いていましたが、私の気持ちは自分が日立という大宇宙の中の小さな1つの星でいるよりも、小さくても自らの宇宙を構築するベンチャー企業でがんばる方に惹かれていきました。

4年後、総合セキュリティソフト「ウイルスセキュリティZERO®」を代表製品とするソースネクスト株式会社に入社することで夢への第一歩を踏み出しました。現在では、製品の企画開発からメンテナンスまでを担当する役員として充実した日々を過ごしています。

弊社のモットーは、総合ソフトウェアメーカーとしてあらゆる顧客のニーズに対応することです。お客様の声に応えるための製品開発を数多く行い、多種多様な製品を揃えてきたことを誇りにしています。

また弊社の場合、製品開発にあたっては組織の上からも下からも企画が持ち上がってくるという、言わば双方向に風通し良く、活気に満ち溢れた組織であり、それが会社成長の原動力ともなっています。

◇「滋賀県」って言われると

仕事をする上で、滋賀というエリアを意識するということはありませんが、滋賀の産物と言えば、私の場合、昔から食べ親しんだ湖魚佃煮です。すごくおいしいですからもっとPRすれば良いと思いますが、まだ全国区ではないように思います。全国区と言えば、近江牛ではないでしょうか。私も戴きましたが、東京・三田あたりにあるおいしい高級ハンバーグの肉は近江牛らしいです。それに忘れてならない全国区は、食べ物ではありませんが、ゆるキャラブームを作り出した彦根市のキャラクターのひこにゃんです(同席社員(千葉県出身)曰く「ひこにゃんだけ(!)は私も知っています」)。

経済界でご活躍の滋賀県人も多いようですが、知事も個性的な人が出ているようです。粉せっけん運動を提唱した武村知事、そして「もったいない」をキャッチフレーズに新幹線新駅設置やダム建設を止めた現在の嘉田知事と言い、すごく強烈な印象を受けています。それぞれの時代に出現する環境への課題に対して、環境を大切にする知事が時間を置いて登場するのは偶然なのかもしれませんが、すばらしいことだと思います。

◇やはり琵琶湖

忙しい東京での生活の中に身を置いていても琵琶湖のことをふと思い出すと落ち着きます。東京生活が長くなってくればくる程これは感じています。対岸が見えない程大きく広いのに波も立たない、この雄大さを見ていると不思議と落ち着いてくるのです。将来、滋賀へ帰るかどうかは分かりませんが、人やモノが歳月を経て移り変わっても泰然と水をたたえる湖として琵琶湖がこれからもあり続けて欲しいと願っています。
 

今回は、ソースネクスト株式会社 プロデュースグループ担当執行役員 青谷 征夫さんにお話を伺いました。(2010年3月) 

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