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広報誌「滋賀プラスワン」2013年9・10月号掲載

淡海へのラブレター

サッカー日本代表(ドイツ ブンデスリーガ アイントラハト・フランクフルト所属)乾 貴士選手

乾 貴士選手

いぬい たかし選手

滋賀県近江八幡市出身。
1988年生まれ。小中学校時代、セゾンフットボールクラブに所属。県立野洲高校2年生の時に第84回全国高校サッカー選手権優勝。第84回、85回大会優秀選手。2006年U-21日本代表選出。2007年横浜F・マリノス入団、翌年セレッソ大阪に移籍。2011年ドイツに渡り、昨季よりアイントラハト・フランクフルトで活躍。2009年より日本代表。

仲間とサッカーに打ち込んだ滋賀 今は帰るとほっとする場所

高校時代に全国優勝を果たし、その後Jリーグでも奮闘。昨季はドイツ1部で6得点を挙げ、今後日本代表としてもさらなる活躍が期待される乾さんに、故郷滋賀についてお話を伺いました。

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優勝の影に悩みもあった

7歳上の兄の姿を見てサッカーを始め、草津のチームに入って近江八幡から通っていました。それ以来サッカー中心の毎日で、当時の息抜きといえば、地元の友達と野球をするくらい(笑)。野球の強い八商(八幡商業高校)が近かったせいか、野球も好きでしたね。

野洲高2年の時に全国優勝しましたが、高1の時にはレギュラー入りができず、悔しい思いをしました。それまで試合に出られないことがなかったので、初めての挫折だったんです。そしてレギュラーになり優勝してからは、どこへ行っても優勝候補と言われ、自分たちの実力が伴わないのに注目されることがしんどかったですね。ただ、そんな中でも毎日練習をコツコツ続け、徹底してドリブル強化をし、それが今につながっているのかもしれません。

当時は練習漬けだったので、部活後に仲間と駅前でたこ焼きを食べるのが楽しみでした。懐かしい思い出です。

滋賀はやっぱり落ち着ける

プロに入って横浜にいた頃は、滋賀に帰ってくるのが楽しみでした。週に1度は帰ってましたよ(笑)。プロでレベルの違いを感じて、苦しかったというのもありますし、滋賀は生まれ育った土地なので、帰ってきては地元の友達と遊んでいました。今もみんなは昔と変わらず接してくれますし、久しぶりに会う人たちも、海外で頑張っていることを喜んでくれてうれしく思います。

滋賀で好きな場所は、琵琶湖が見える湖岸道路。星がきれいに見えるのもいいですね。琵琶湖といえば「うみのこ」(県内の小学5年生が琵琶湖の体験学習を行う学習船)も懐かしいです。そこで女の子に告白をしてふられたという、苦い(?)思い出もあります。

これから滋賀で成長する子どもたちには、サッカーでも何でも好きなことを見つけて、思いきり頑張ってほしいですね。僕もこれから始まるシーズン、全力を尽くし、よい結果を出したいと思っています。

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キリンチャレンジカップ2013での乾選手。

Photo by Daiju Kitamura/AFLO SPORT

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