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淡海の人

このコーナーでは首都圏でご活躍中の滋賀県ゆかりの人、滋賀県出身有名人にインタビューしています。

株式会社サムライフードカンパニー 代表取締役 高城 直弥さん

高城 直弥さん

たかぎ なおや さん

1980年生まれ 滋賀県高島市 出身安曇川高校卒業専門学校で勉強後、ホテルやイタリア料理店を経て、客船料理人として世界を周遊。
2008年、世田谷代田に「世田谷BAL」開店
2011年、渋谷に「RISOTTO CURRY STANDARD」開店
2013年に「世田谷BAL」を終了し、渋谷に「Ours farm kitchen」を開店
2014年、神泉に、“ワイン酒場” をコンセプトにした「かしわビストロ バンバン」を開店
・かしわビストロ バンバンhttp://www.kashiwabanban.com/(外部サイトへリンク)
・RISOTTO CURRY STANDARD http://www.risottocurry.com/(外部サイトへリンク)

料理の道のきっかけ

母親がお菓子作りが好きで、小学校低学年の頃から母のそばで手伝いをしていました。3~4年生の時にはパウンドケーキも作っていました。

高校卒業後の進路について、高校3年生の時に知り合った人が、自由に生きている感じの人で、その人を見ている中で「自由に生きたい、やりたいことをやりたい」と次第に思うようになり、料理が好きだったことから調理師専門学校に通うことを選びました。

調理師専門学校で一年間学んだ後に、「東京のホテルに行けば一流の料理を勉強できる」と考え、働き始めました。その後、ホテルでの2年間の修行を経て、イタリアンレストランで3年間働きました。これらで、今の仕事のベースになるものを身につけることができました。

そして、24~5歳くらいの時、友人と一緒にローマに遊びに行きました。ローマのレストランで食事をしているときに、偶然イタリアで休暇中の日本人の客船シェフとの出会いがきっかけで、客船の料理人として船に乗ることになりました。

東京での開業へ

船での1年間の経験で、世界各地の様々な場所で食べ歩きして、改めて日本料理はおいしいなと思い、日本はすごい、東京はすごいということを実感しました。二度と行けないようなアフリカや南米なども訪れることもでき、また船を通じて人とひととのネットワークが広がり、一緒に働いている仲間には、世界で活躍している人もいます。

今でも世界には、産まれた場所によっては、お金を稼げる場所がない、学ぶ場所が無いというように、産まれた瞬間にある程度の人生が決まってしまうような国もあります。

このように思うと、日本は幸せで、頑張れば何でも実現できる環境があるのだと感じています。日本人に生まれたことは幸運で、自分自身がやりたいとや、思ったことは絶対できると思うようになり、この経験があってお店を出そうと思いました。

27歳の時、当時は立ち飲みが流行りだした時期で、このようなスタイルのお店を持ちたいと思っていたところ、周囲の力も借り、初めて『世田谷バル』というワインが気軽に飲める4坪の店をオープンしました。

ワンコインで楽しめる、自分の家の近くで気軽に飲める店というコンセプトで、開店2週目からは、お客さんで満員になり、雑誌の取材なども増えていきました。その後渋谷にリゾットカレーの店、ワインバルの2店舗を展開しました。

おかげさまで、リゾットカレーのお店が、ミシュランガイド東京2016ビブグルマンに掲載していただきました。

高城 直弥さん

滋賀県への思い

今、展開している『かしわビストロバンバン』では、子供のころからよく食べていた高島の郷土料理の味付けかしわをワインに合うようにアレンジしてお出ししています。バンバンという店舗の名前は、高島の友人が経営しているお店の名前を了解を得て使わせてもらうことになりました。名前も高島産です。

今後もかしわだけでなく他の食材も使っていきたいと思っていて、年に数回は滋賀県に帰って、各地をまわり、滋賀ならではの食材やお店を調べています。『発想の展開がすごい』と思うお店もありました。

最近の東京の外食業界の情報というのはSNSで拡散していて、いい情報も悪い情報も早いです。常に新しい感覚を持っていかないと立ち遅れます。だから思いついたら即行動に移すようにしています。

外から滋賀を見てみると、滋賀の良いところがたくさん見つかります。外の空気を吸っていかに滋賀にフィードバックをするか、考えていければと思います。滋賀と東京で情報を共有して、1ミリでも可能性があれば滋賀と一緒にやろうという思いです。

まずは、現在の店舗のスタッフを滋賀に連れて行って、滋賀を見てもらい、高島の味付けかしわのルーツを知ってもらうことからはじめて、滋賀のファンになってもらおうと思ってます。ルーツを知ることで、自信を持って仕事に取り組めると思います。逆に滋賀の人も東京を見てほしいという思いです。

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