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湖国をeyeして

落語家 桂南光さん 桂紅雀さん

桂南光さん

かつら なんこうさん

1951年大阪府出身。
70年に故桂枝雀さんに入門し、’72年初舞台(芸名桂べかこ)。以後落語会のほかテレビ、ラジオでも大活躍。 ’93年三代目桂南光襲名。9月21日栗東市で独演会開催。

桂紅雀さん

かつら こうじゃくさん

1971年志賀町(現大津市)出身。
県立高島高校卒業。大学を経て’95年故桂枝雀さんに入門。南光さんの弟弟子で、枝雀さん最後の弟子。’96年初舞台。今春より県広報番組「テレビ滋賀プラスワン」の司会を担当。

おいしいものと自然、滋賀を歩くと癒される

落語会はもちろん、プライベートでも滋賀に親しむ桂南光さんと滋賀出身の桂紅雀さんにお話を聞きました。

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水と空気、食文化も豊かな“ええとこ”/桂 南光さん

初めて滋賀に来たのは、内弟子だった20歳の頃です。当時は水が豊かというイメージしか持っていませんでしたが、その後度々訪れるようになると、空気もきれいで、琵琶湖の幸やジビエ的なものもお酒もとてもおいしくて、食文化の豊かさに驚きました。なかでも印象的だったのはビワマス。地元の方に案内してもらい20匹ほど釣れたんです。お造りにしても焼いてもおいしく、琵琶湖の天然ものは最高だなと思いましたね。私としてはトロよりもビワマスというくらいなんです。手間をかけて作る鮒ずしも好きで、家々の味がある。日本酒にも白ワインにも合うのがいいですね。
場所では彦根城。能舞台で落語をしたこともあり、橋掛りが斜めになっていて趣がありますし、お城の周辺も好きなんです。坂本の日吉大社も気持ちがよいところでよく訪ねます。
こういう豊かな土地だから人もおだやかで、「三方よし」の精神を持った近江商人が生まれてきたと思います。自分だけがよければいいというのではないから、みんなが幸せになれる。滋賀の方には、そのことを知ってもらいたいですし「ええとこに住んでまんなあ」と心から言いたくなりますね。

9月21日(日曜日)桂 南光 独演会 開催!
栗東芸術文化会館さきら お問合わせ:077-551-1455

桂南光さん
▲ 円熟の落語が滋賀でも楽しめます!

四季の風景が人をおだやかにする/桂 紅雀さん

湖西の小野で育ち、小さい頃は真野川でよく川遊びをしていました。ゴリを佃煮にしてもらったり、魚のハスを手づかみしたりして楽しかったですね。僕が育った地域は山と琵琶湖が迫り、折々の景色がとてもきれいです。そんな風景を見ているせいか、みんなのんびりしていますし、水も豊富で気持ちも豊か、ギスギスしていないんです。
かつては湖東にジェラシーを感じることもあったのですが、ある時芥川龍之介の『芋粥』に地元の高島が出てくるのを発見し「芥川龍之介が取り上げた土地だ」とうれしくなり、その後も史跡が多数あるのを知って湖西に生まれたことに誇りを持つようになりました。
この夏は、南光師匠が譲ってくださるファルトボートに乗って、湖側から陸を見るのも楽しみです。これまで滋賀各地を見てきた経験を生かして、司会を務めている県広報番組「テレビ滋賀プラスワン」では、まじめなところはまじめにしつつ、明るく楽しくざっくばらんに滋賀のいいところをお伝えしていきたいと思います。滋賀のために頑張ります!

土曜日 お昼12時~、日曜日 朝8時30分~
びわ湖放送で放送中!!

桂紅雀さん
▲ 「テレビ滋賀プラスワン」軽快な司会も好評

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